こんにちは! モテネットMAEDAです。
”いくら会話を勉強しても上達しなくて悩んでいる”
という人はたくさんいると思います。
これは僕の経験と持論ですが、
大人になるまでに ”会話脳” が育たなかった人は、
ちょっとやそっと学んでも会話は全然上達しないと思います。
大人になってしまうと、
英語も覚えにくいし、性格も直りにくいし、
例えば関西で育った人のボケやツッコミは関東の人には全然できないですよね。
会話も同様に、
身につけないまま大人の脳みそまで出来上がってしまうと、
勉強してもなかなか上達しないのではないでしょうか。
にもかかわらず、
会話の学習をちょっと甘く認識してしまっているので、
想像していたような結果を得ることができずに諦めてしまう、という感じだと思います。
僕自身そういう過去があり、たくさん学んで会話が出来るようになったわけですが、
一番成長に直結したのがフレーズ学習でした。
だから同じ境遇の人にフレーズ学習をオススメしています。
さて、このフレーズ学習において、
先日お伝えした次の内容は、
会話の上達において非常に重要になるので、もう少し説明したいと思います。
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フレーズは丸パクリで使う為に練習するのもいいですが、
それよりも以下の3つの目的にこそ大きな意味があります。
・無意識レベルでの会話テクニックの習得(頭ではなく体でテクニックを身につける)
・引き出しの数を増やすことでのアドリブ力の習得
・声出し練習を重ねることでのノンバーバルコミュニケーション力の習得
※先日の記事:仕事の成果を褒められた時にどう謙遜するか?冗談での切り返し例
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”フレーズを覚えてください”
と言うと、ほとんどの人が、
”そのまま使う為に覚える”
と思うと思いますが、それはそんなに意味がありません。
フレーズを、 ”使おう、使おう” という目的で覚えても、
まず、そのフレーズを ”そのまま” 使えるシチュエーションはなかなか出てこない、
というのが理由の一つです。
もちろん狙って使えたりもしますが、
使ったとしてもそれ単発で終わってしまう感じになったり、
一度笑わせても会話全体の質がよくないと結局女性は口説けません。
また、
”次あの子に会ったらこれを言おう・・・”
と準備して使うのは全然アリですが、ネタを仕込むことと会話力をUPさせることは全く別、です。
では何のためにフレーズを復唱・暗記するのかというと、それが上に書いた
【テクニック・アドリブ力・表現力を習得するため】
ということになります。
覚えたネタをそのまま使うというより、
これら3つを身につけることを目的に学習をするとよいです。
というわけで一つずつ解説していきます。
1.テクニックの習得について
会話には無数のテクニックがありますよね。
最も簡単なところでは、
”笑顔を意識しながら話しましょう”
”相手の名前を呼ぶと好印象になります”
”質問をされたら同じ質問をしましょう”
”テンションを相手と合わせましょう”
などです。
これらが無数にあるのに対し、
実際の会話で意識できることなど
多くても1個や2個とかじゃないでしょうか。
しかもここに緊張の要素が加わると簡単に0個になってしまいます。
つまり、テクニックを頭だけで理解し、
それを行動に移そうとしても、
実際の会話ではほとんど役に立ちません。
ではどうすればいいのかというと、頭ではなく体で覚えるのが答えとなります。
体で覚えるというのは、無意識でテクニックを使えている状態にするということです。
意識的に使えるテクニックが1~2個なのに対し、
無意識で使えるテクニックの数には限りがありません。
なので、一つ一つのテクニックを無意識レベルで使えるまで自分のモノにし、
多くのテクニックを同時に使っている状態になればよいというわけです。
テクニックを無意識レベルまで身につける方法ですが、例えば
”女性主体を意識して会話をするとよい”
というテクニックがあったとしたら、
女性主体を使ったフレーズを何パターンも覚えるというのが答えになります。
何故なら、覚えるために、実際の場面をイメージしながらフレーズを繰り返し練習する過程で、
そのフレーズに含まれるテクニックが勝手に体に染み込んでいくからです。
これにより、いつの間にかテクニックを習得出来ている状態になります。
2.アドリブ力の習得について
抽象的なのでなんとなくでイメージしてほしいのですが、
一つのフレーズが一つの点だとすると、
数を覚えるにつれて点が線になっていきます。
フレーズ同士で連携・連想が起こっていく感じなのですが、
引き出しの数が増えれば増えるほど、その連携の可能性が相乗効果で高まり、
会話が展開しやすくなってきます。
また、フレーズに含まれる ”ある単語” が実際の会話に登場した時、
それに反応して覚えたフレーズが頭にパッと浮かぶことも多々あります。
そして、時にその連想は
女「なんでそんな事思い浮かぶの(笑)」← 頭の展開が早いと思われる
と言われる結果になったりします。
引き出しが増えれば増えるほど点が増えて、
どんどん連想のネットワークが強く大きくなるので、
すぐに次の展開が頭に思い浮かぶようになります。
”会話は連想ゲームだ” とよく言われますが、
実際にそれができるようになってくるというわけです。
コメントや冗談、切り返しに関しても、
連想のネットワークが大きくなればなるほどスムーズに出来る様になります。
これがすなわちアドリブ力です。
つまり、ネタ等のフレーズは、
ピンポイントのシチュエーションで使うためだけに丸パクリするのではなく、
アドリブ力を養うために引き出しとして覚える事に大きな意味があるんです。
そのかわり、中途半端な引き出しの量では連想はスムーズに起きないので、
最初は力技でいいので、
たくさんのフレーズを覚える努力がどうしても必要になります。
3.表現力の習得について
”表現力” とは、ノンバーバルコミュニケーション力のことです。
笑顔やリアクション、間や強弱、態度の切り換えやジェスチャーなど、
言語以外の部分全部です。
そして、”フレーズ” は、音楽で言えばただの楽譜であり、
演技で言えばただの台本です。
これを読んだだけでは会話(=演奏、演技)は上手く出来るはずがないですよね。
これまでも ”言い方” に関しては細かくお伝えしてきましたが、
あんなのは読んだだけでは出来ないかと思います。
なので、声に出しての練習が必要となります。
演技の練習をするのと同じように、
実際の会話を想定した言い方でフレーズを練習してみてください。
それを継続することで、いつの間にか実際の会話での言い方が改善されていきます。
尚、ノンバーバルコミュニケーションは相手に与える印象の7割~と言われる上に、
言語力に比べるとあっという間に改善されます。
なのでここはサッと改善することでサクッとコミュニケーション力の底上げをしちゃいましょう。
フレーズ練習をしていれば、話し方はあっという間に改善されるはずです。
こちらの会話ドリル1000でフレーズを大量に提供しているので、是非ご利用いただければと思います。
会話力を身につけた後はどうする?
上記の通り、
【テクニック・アドリブ力・表現力】
を無意識レベルで身につけていくと、”意識” に余裕が生まれてきます。
今までは会話運びに意識をたっぷり使っていたと思いますが、
ここに余裕が生まれるということです。
女性を口説きたい場合、この余裕を次の2つに使う感じになります。
■1.女性の観察
女性を観察する事で、会話のチューニングをします。
会話のチューニングとは、相手を観察して何を話すべきかを判断したり、会話の構成を考える事です。
相手の性格や、感情、距離感を読み取って、何を話すべきかを戦略的に選ぶ感じです。
■2.女性の立場に立って想像する
女性の立場に立って想像できるだけで、様々なメリットが生まれます。
全力で相手の立場に立つ感じです。そこに意識を使います。
これにより多すぎて書ききれないほどのメリットが生まれるのですが、一言で言うなら、強い共感を生むことで女性が心を開く、という結果をもたらすことができます。
つまり言ってしまえば、
会話そのものは呼吸をするくらいのレベルで出来る事が望ましく、
会話に意識のリソースを大量に使っているうちは、厳しく言えばモテにくいんです。
具体的に言えば、
「(何話そうかな)」
「(笑わせなければ)」
などと焦っているうちは、モテにくいかと思います。
会話が苦手な人が女性にモテたければ、
口説きテクニックに没頭するより、
楽に会話が出来るラインをまず目標にした方がいいです。
会話がある程度自由に出来ないうちは、
恋愛テクニックもまともに使うことが出来ないですからね。
ちなみに、会話力を身につける過程で様々なテクニックや表現力が身についてくるので、
恋愛テクニックなしでも十分にモテるようになるはずです。
フレーズトレーニングさえ実直にこなし続けさえすれば、ここまでは必ず到達することができます。
ただ、この状態だと
相性のいい女性は口説けるかもしれませんが、
狙った女性を自由に・・・とはなりません。
もしそこより先に進みたければ、
身につけた会話力やテクニックをチューニングする為に、
別途恋愛テクニックを学べばよいかと思います。
会話力という土台があるので、
テクニックの効果を十分に発揮することができるはずです。