~動画本文~
前回は、
“自分が話せる近況の量が多いほど
相手にも質問をしやすくなる”
という内容でしたね。
それに対し今回は、
“相手の情報を把握しているほど
近況の質問がしやすくなる”
というのをやっていきます。
これを会話に活かすことが出来ると、
初対面以降の人との話題に
更に困らなくなるし、
簡単に、計画的に、相手からの
好印象を得られたりもするので、
がんばって習得していきましょう!
まずは簡単な具体例を
いくつか見てみましょう。
次のような質問で会話を始めて、
とあること(後述)をしていくと、
超簡単に好印象を得られます。
「TikTokのフォロワー増えた?」
「就職活動うまくいってる?」
「最近ジムはいつ行ったの?」
「あ。これも自分でやったの?(ネイル)」
「今朝もジョギングしてきたの?」
「炭水化物ダイエット続けてるの?」
「そういえば料理始めたって言ってたけど
何か新しいの作れるようになった?」
「年末年始は居酒屋バイト
忙しかったんじゃない?」
で、これらを見て分かる通り、
すべて、以前得られた相手の情報を元に
近況を聞いていますよね!
だから、相手の情報を把握しているほど
近況の質問がしやすくなるということです。
つまり、大前提として、
相手の情報を覚えていないと
ダメですよね。なので、相手の話は、
文字情報だけを左脳で処理しながら
聞くのではなく、
イメージが記憶として残るように、
右脳をフル活用して映像化しながら
聞くのが大事になってきます。
文字よりも映像の方が
はるかに記憶に残りやすいからです。
ちなみにこれをやると、会話そのものも
スムーズに進みやすくなります。
が、これはこれで
トレーニングが必要なのと、
ちょっと説明が細かくなるので
またの機会にお話します。
で、この、言葉から映像を作る能力も
一つのスキルと言えるのですが、
これが苦手で記憶力も低い、
という感じの方は、
是非相手の情報をどんどん
メモしていってみてください。
そしたら、それを元に、
次回会うまでに
質問を準備することができるし、
その準備自体が練習になって
質問力も高まっていく感じです。
別にマッチングアプリで
出会った女性とかだけでなく、
何となく知った会社の人の情報も
どんどんメモしておくことで、
相手から好印象を得られる質問を
たくさん作ることができる(後述)ので、
社内など組織内での人間関係も
意図的に良くすることができます。
あるいは、無理に質問を作らなくても、
ただ何となく読み返していれば
情報が記憶の浅いところに留まるので、
何かのタイミングで
(あ、この人覚えててくれてる)
(この前の話ちゃんと聞いててくれたんだ)
などと、好印象を持たれる展開に
なることが自然と増えてくる感じです。
ちなみに、仮にあなたが社内に
狙っている女の子がいたとしたら、
社内の他の人からの
好印象をどんどん得ることで、
あなたに対する社内の人の接し方
などからあなたの格がどんどんあがり、
仕事のついでにその恋愛も
うまく行きやすくなったりします。
では、どうやって情報を
メモするかですが、僕の場合は、
家に帰ってからその日を振り返り
エクセルに入力していったりしますが、
スマホでも専用のノートでも
全然いいと思います。
そこに、例えば、
「就職活動中」「TikTok始めた」
「ジムに行ってる」「自分でネイル。青」
とか思いつく限り書いていく感じです。
そして、このように情報が集まると、
例えば次に会ったときにネイルを見て、
「この前は青かったよね!」
「綺麗に出来たらテンション上がるよね」
「見せびらかしたくなるよね(笑)」
「ちなみにどれくらい時間かかるの?」
「どのへんが一番大変なの?」
のような会話ができるというわけです。
ただ、情報を元に会話を広げるスキルが
身についていないと、
仮に情報がたくさんあっても
それを活かすことができませんよね。
なので今からそのコツを
お伝えしていきます。
まず、楽しい会話には
感情の動きが必要であることは、
前回の講座でお伝えした通りです。
なので例えば、
「TikTokのフォロワー増えた?」
「あ、100人くらい増えたかな?」
「お~どれくらいの頻度で上げてるの?」
「だいたい週2くらい!」
「え、どういう内容なんだっけ?」
「節約とかライフハック的なやつ?」
みたいなやりとりだけで
終わってしまうと、
(覚えててくれたんだ)
とは思われるかもしれませんが、
情報(事実)を交換しているだけなので
いまいち盛り上がっていかないわけです。
じゃあどうすればいいかですが、
次の3ステップをやってみてください。
1.相手の立場にしっかり立つ
2.感情を想像する
3.共感コメントや質問に変える
1つずつ説明していきます。
まず、【1.相手の立場にしっかり立つ】
ですが、
例えば「TikTokをやってる」であれば、
あなた自身が実際にTikTokをやってる状況を、
なるべくリアルに想像します。
ここが非常に重要なので
繰り返しますが、
あなた自身が実際にTikTokをやってる、という
状況を、なるべくリアルに想像します。
そして、【2.感情を想像する】
ですが、
実際に自分がやっているときはどんな感情を
抱いているだろうか?というのを、
自分をとりまいている状況をいろいろ想像
しながら言語化していきます。例えば、
「フォロワー増えてほしいな」
「更新めちゃめちゃ大変なんだよな」
「変なコメントがきたら傷つくよな」
「再生されないと悲しいよな」
「これでお金持ちになれるといいな」
「インフルエンサーになれるといいな」
など、パッとは思い浮かばなくても
日々想像すれば徐々に見つかるはずです。
そしたら、
【3.共感コメントや質問に変える】です。
頭の中だけでなく、一度文字に変換し、
なるべく記録に残してみてください。
この様に段階を踏んで準備すれば
例えば次のような会話ができます。
「TikTokのフォロワー増えた?」
「あ、100人くらい増えたかな?」
「お~やったじゃん。
フォロワー増えるとやっぱ嬉しいよね」
「嬉しい~!」
「ちなみにどれくらいの頻度で
上げてるの?」
「だいたい週2くらい!」
「週2なんだ。動画の更新って
めちゃめちゃ大変じゃない?」
「すごい大変~。これこれこうで~」
「そうだよね。しかもがんばって作った
のに変なコメント来たら傷つくよね」
「あ~そう、この間も~、」
という感じです。しっかり感情の動きが
伴っている会話になっていますよね。
そしてこれは同時に、
“相手の承認欲求を満たす会話”
になっているので、好感度も
バッチリ高まるというわけです。
つまり、“情報に加えて、
相手の感情も言語化しておく”
というのが、今回のノウハウの
一番ポイントとなる部分なのです!笑
で、もし感情がわからなかったら、
それはそれで全然OKで、例えば、
「やっぱり苦労したんじゃない?」
「そのときはどういう気持ちでした?」
のような質問をすればいいだけなので、
十分話題の提供になりますよね!
ちなみに、気づいた方も
いると思いますが、
先程の会話例は自己開示がないので、
ちょっと三角構文とは違いましたよね。
これを絵にすると
こんな感じになります。
主に傾聴時は、応答と共感をしながら
質問に戻る、みたいな感じです。で、
相手の話に区切りがついたら自己開示をして
また質問をする、というイメージです。
が、そもそもこんなルートを意識して
会話をすることは実際はないので、
この絵はほとんど気にせず、
三角構文だけ完璧にしておけばOKです。
とりあえずは、さっきのメインの内容を
スキルに落とし込まなきゃいけないので、
どんなQAをすればよいかを
今から説明していきます。
■Q.
(誰々)の承認欲求を満たす
近況の質問を考えよう
(情報→立場→感情→共感)
この(誰々)は、
あなたが関係を良くしたい人や、
所属する組織の誰かを書いてください。
狙ってる女の子でも
気に入られたい上司でも、
友達でも彼女でも奥さんでもOKですが、
例えばターゲットを
5人設定したいとしたら、
カードを5枚作る感じですね!
そして、相手の承認欲求を
満たす質問を作るわけですが、
その方法は、ここまでで述べた通りです。
具体的には、
1.まず情報を思い出して
2.しっかり相手の立場に立って、
3.感情をじっくり想像して、
4.共感の言葉を考える
という流れです。
その流れをゆっくり確実に
実行できるように、
(情報→立場→感情→共感)
と書いておいてください。
要するに、相手の立場に立つ、
感情を想像する、言葉で共感する、と、
このそれぞれが単独でトレーニングに
なるから丁寧にやろう!ということです。
で、このQAを日々のトレーニングに
組み込むわけですが、
質問が何も思い浮かばない日が
何日か続いたとしても、
毎日少しずつQAに取り組んで
考える回数を増やすことで、
とある日に「あ、これ聞いてみよう」
と、パッと思い浮かんだりするので、
そういうときに裏面に
メモをしていけばOKです。
そして、メモがいっぱいになったら
新しくカードを作ったり、
必要に応じて別の人の
カードを作ったりという感じです。
では、今回は以上なりますが、
もし、
「もっといろいろなQAをやってみたい」
「具体的な会話の実例集みたいなのが
あればいいのに」
という方は、宣伝で恐縮ですが
「会話ドリル1000」という、
平成っぽい雰囲気の怪しいサイトで
販売している教材があり、
1000個以上のQAと1000個以上の
会話例文を提供していますので、
興味がありましたらページだけでも
ご覧いただければと思います。
では、次回に続きます。
ご視聴ありがとうございました!