~動画本文~
さて、前回は、
“質問をすることが
最も手軽な話題提供方法だ”
という内容だったのですが、例えば、
「ちなみに新宿ってよく来るの?」
と質問したところで、
(次の展開がまったく想像できない)
という方も多いのかなと思います。
コミュ障さんの場合、この、
“展開が想像できない”
“聞いてその後どうするの?”
みたいな部分が、質問を躊躇する
理由にもなっていますよね。
そんな方に!とっておきの
対策があるので紹介します。それは、
“質問をしたら自己開示をする”
というパターンです。
これをやるとどうなるのか?
会話を1つ再現してみます。
~マッチングアプリの女性と駅で
待ち合わせて、居酒屋に向かう途中で~
「ていうか今日ありがとね!」
「いえ~こちらこそです!」
「ちなみに新宿ってよく来るの?」
「あ~、どうだろう。たまに?」
この後ですよね!
(どうしよう…)
ってなりますよね(笑)
そんなときに、自己開示です!
続きを見てみましょう。
「あ~、どうだろう。たまに?」
「あ、そうなんだ!たまに」
「そう(笑)」
「ちなみに俺はね、3年ぶりくらい」
「え~じゃあ久しぶりなんだね」
「そうそうそう。昔は飲み会とかでよく来てたんだけど、なんかやらなくなっちゃって」
「そうなんだ(笑)」
「うん。飲み会とか好き?」
「ん~~~、相手による?笑」
はい、ちゃんと会話が続きましたね!
これはどういう構図に
なっているのかというと、
前回の講座で、
“主語を交互にする”
というのをやりましたが、
それをやっているだけです。
もう一度確認してみましょう。
「A子さんは、新宿にたまにくる」
「僕は、3年ぶりくらいで、
昔は飲み会でよく来ていた」
「A子さんは、飲み会は好き?」
と、交互になっていますね。
で、最後は質問になっているので、
これをずっとループしていけば
理論的には会話はずっと続きます。
仮に会話が途切れても、
新たに質問をすれば
またループに入ることができます。
絵にするとこんな感じです。
今はまだ三角形ですが、
今後パーツ(道)が増えると
もっと網目模様になっていきます。
が、そこは焦らずに、
まずはこの三角形を盤石な土台に
仕上げていきましょう。
では早速QAを見ていきます。
今回は5つやっていきましょう。
カードに書き込みながら
見ていってください。
■Q1
趣味を聞いたら、
「特に…ないです笑」
と答えてくれたので、
会話を続けてみよう
(応答→自己開示→質問)
あ~、特にないんですね。
ちなみに僕は、最近よく
大河ドラマ見てるんですけど、
ネトフリとか見てます?
Aは全部サンプルなので、
トレーニングの度に基本、
アドリブを考えてみてください。
ただし、アドリブが思い浮かばない日は
Aを練習素材として再現してください。
まず、応答の部分なのですが、
以前の講座で、
“質問の返答には一言追加する”
というのをやりましたね。
それと同じイメージなのですが、
相手の発言に対してもなるべく一言
追加するイメージです。例えば、
「そうなんだ」
だけで終わりではなく、
「そうなんだ。…なるほど笑」
「そうなんだ。たまに(なんだね)」
みたいな感じです。あるいは、
「あ~。ちなみに僕は~」
ではなく、
「あ~、特にないんですね(笑)
ちなみに僕は~」という感じです。
もしくは、言葉ではなく、
「あ~笑(うんうん 笑顔)」
とノンバーバルで返すのもありです。
このように、相槌のあと、
なるべくでいいので、何らかの反応を
相手に示してあげる感じです。
それが、返答してくれた相手に対する
承認やリスペクトになるので、
応答の基礎として
癖づけておきましょう。
■Q2.
友達に血液型を聞いたら
「あ、俺B型~」
と答えてくれたので、
会話を続けてみよう
(応答→自己開示→質問)
そうなんだ、B型だったんだ。
ちなみに俺はA型だから
リモコンとか綺麗に並べるけど、
絶対ぐしゃぐしゃでしょ?笑
尚、Aを練習用素材として
練習する場合についてですが、
A(サンプル)は骨組みなので、
文字通りに言う必要はありません。
なので具体的には、
「あ、俺B型~」
「あ~そうなんだ。B型だったんだね笑」
「うん」
「へぇ~。ちなみね、俺はA型だから~」
という感じで、実際の会話のように
間を入れたりして再現してください。
■Q3.
後輩に兄弟を聞いたら、
「お兄ちゃんが一人います」
と答えてくれたので、
会話を続けてみよう
(応答→自己開示→質問)
お~、お兄ちゃん一人なんだ。
俺はお姉ちゃん一人なんだけど、
全然優しくないんだよね(笑)
お兄ちゃん優しい?
次の質問につなげるための
自己開示に何を持ってくるか?
が難しいところですね!
これはどういう事かというと、
会話をうまく前に進めていくには、
自分の事をしっかり話せる
状態じゃないとダメだという事です。
よく【聞き手に回るとよい】
と言われていますが、
それを試してみたけど
どうもうまくいかない、というのは、
この辺が理由かもしれませんね。
つまり、自己開示がちゃんと
できないから、
質問にも答えられなかったり、
相手への質問一辺倒な会話になったり、
自己開示を布石にした横展開が
できなかったり、という感じです。
なので、次回は自己開示を
課題として進めたいと思います。
■Q4.
上司に休日の事を聞いたら
「酒飲んでゴロゴロしてる」
と答えてくれたので、
会話を続けてみよう
あ~いいですね。
今日は現実を忘れるみたいな。
僕この前箱根に行ったん
ですけど、旅行とかは
行かれたりします?
これはまたそのうちやりますが、
もし余裕があれば、
「今日は現実を忘れるみたいな笑」
のような、
ポジティブコメントを
相槌の後に入れてみてください。
■Q5.
アプリで会った女性が
「新宿は…たまにですね」
と答えてくれたので、
会話を続けてみよう
そうなんだ。たまに笑
ちなみに俺は3年ぶりで
昔は飲み会でよく来てた。
飲み会とか好き?
さっきの会話例を
QAにするとこんな感じです。
Aがギュッと短く
なっちゃっていますね。
なので、トレーニングのときはこの逆で、
ぶわっと膨らませてください。
さて、今回で第6回ですが、
進捗の方はいかがでしょうか?
もしよろしければ、
(今こんな感じ)とか、
(ここがわからない)
(ここがちょっと納得できない)
みたいなところを
コメントいただければと思います。
では、次回に続きます。
ご視聴ありがとうございました!