よく、

“いい人はモテない”
“悪い男がモテる”

と言われますが、

 

今回は、

・何故そのように言われるのか?
・そもそも、それは本当なのか?

という部分をなるべく細かく
解説していきたいと思います。

 

そして動画の後半で、
いわゆるいい人と悪い人を比較しながら、

具体的に何をすれば、本当に
モテるようになるのかをお伝えします。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは25分12秒です。

 
 

二元論を鵜呑みにしてはいけない

 

では、
まず最初にお伝えしておきたいのが、

“コミュニケーションに100%はない”

という概念なのですが、
これをしっかり認識していないと、

 

よく言われる、

“悪い男がモテる”

という感じの漠然としたノウハウを、
ただ鵜呑みにして失敗したりします。

 

この概念をもう少し細かく言うと、

“二元論的見解で結論づくほど
コミュニケーションは単純ではない”

という感じです。

 

例えば、

“いい人はモテない”

とよく言われていても、
いい人でモテてる人もたくさんいるし、

 

“悪い男がモテる”

と言われていても、

例えば犯罪者がモテるわけではないし、
悪い男が嫌いな女性もいますよね。

 

なので、これら二元論的な表現が
コンテンツで使われていたとすれば、

ノウハウを伝える側が、

ノウハウを伝えやすくするために単純化
して言っているだけだったりします。

 

つまり、それに対し、

『自分も悪い雰囲気を出そう』とか、
『いやいや、いい人の方がモテるでしょ』

などと表面的な面だけを見ていると、間違
った行動をしてしまう、という感じです。

 

例えば他にも、一般的なシーンで、

『優しい男性が好き』
『◯◯が体にいい(悪い)』
『◯◯人は失礼だ』

などの言葉をよく聞くと思いますが、

 

これらも全部、

“条件の細分化余地がある二元論的表現”

ですよね。

 

つまり、この段階の意見に対して
正解不正解を出すことは不可能なので、

“もっと条件を細分化しないと
正しい答えは見えてこない”

という事を常に念頭において物事を
判断していくのが大事になってきます。

 

そして、会話においてもこれが
当てはまるのですが、具体的には、

【誰が】×【誰に】×【何を言うか】

で結果が変わってくる感じです。

 

例えば、【誰が】の部分については、

年齢は? 性別は?
キャラは? 体格は?
地位は? 結婚は?

など無数にありますし、

 

【誰に】の部分も、

年下か年上か? 脈アリか脈ナシか?
格下か格上か? 真面目か不真面目か?
SかMか? 未婚か既婚か?

と、無数にあります。

 

そして、【何を言うか】の部分ですが、

・いつも会話が盛り上がっているのか?
・普段は優しく接しているのか?
・いざというときリードできているのか?

など、前提条件ですら様々あります。

 

つまり単純に、

“組み合わせはすご~く無数にある”

ということになりますよね。

 

そんな中で、

『誰にでも優しいのはNGです』とか、
『結局はイケメンかどうかだよ』

のように、二元論的に結論づけようと
しているやノウハウやコメントは、

 

発信者が個人的経験から、

たった1個ないしは何個かのパターンを
想像して言っているにすぎないので、

それは結論でも答えでもないため
鵜呑みにしてはいけないという感じです。

 

また、先に述べた、

“無数にあるパターン”

が視野にないままノウハウを見ていると、

自分に有益な部分に着目できないので、
気づきや反省等も得られにくくなります。

 

なので、今回の動画だけでなく、
他の講師さんの動画も、

様々な角度から見ることを意識しながら
ご覧になる事をオススメします。

 

というわけで、以上を踏まえて、

【モテないいい人】と【モテる悪い人】

の違いを今から
見ていきたいと思いますが、

 

そもそも

【いい人】【悪い人】

というのも
漠然としたイメージにすぎないので、

決して二元論で
語れるものではありません。

 

なので、今からお伝えする例も、

便宜的に【いい人】【悪い人】として
対比しているだけ、

という前提でご覧ください。

 
 

違い1.言いたい事が言えるか?

 

まず1つめは、

いい人は言いたい事が言えないのに対し、
悪い人は言いたい事が言える、

という感じです。

 

簡単な例としては、
例えば変なお願いに対して

『やだよ(笑)』とか、
『自分でやれよ(笑)』

と、否定をする事ができたり、

 

上司への口の聞き方に問題がある部下に

『あの言い方はよくないっしょ』

とズバッと注意したりできるのが、
悪い男のタイプとなります。

 

ただし、モテる人は、デリカシーなく
何でもかんでも言っているのではなくて、

“言った方が望ましい事や言うべき事を、
自己保身せずにしっかり伝えられる”

という感じです。

 

つまり、相手に伝える内容が、

その状況において許されるかどうかを
しっかり考慮できていない人は、

モテないタイプの悪い人になります。

 

例えば、

『痩せれば?(笑)』

と指摘をする場合は、

 

初対面はもちろん、ある程度の友達に
対してでもデリカシーに欠けますが、

長年連れ添った彼女だったり、
お肉を自虐している女性だったら
言っても大丈夫な場合もあるので、

それを判断できるか?という事です。

 

他にも、例えば初対面女性に対し、

『うるせ~よ(笑)』とか、
『ふざけんなよ~(笑)』

みたいな事を言う場合は、

 

男性がすでに格上だったり
女性からの脈を得ているのであれば、

認知的不協和もあり
より距離が縮まったりしますが、

男性が格下の状態で女性に言うと
反感を持たれてしまう、という感じです。

 

この様に、基本的にどんな言葉でも、

その時々の状況次第で
言っていいか悪いかが決まってきますが、

 

いい人だけどモテない男性は、

自分が嫌われたくないという自己保身や、
気まずい空気に対する恐怖心から、

それらを言わないまま事なきを得て
終わらせる、という傾向があります。

 

そして、この様に
波風を立てないタイプの人の事を、

日本の文化では“いい人”
と表現したりもするので、

 

『いい人はモテない』

と言われる理由の一つに
なっているのではないかと思います。

 

というわけでまとめると、

・モテないいい人は、
 言うべき事が言えない
・モテる悪い人は、言うべき事が言える
・モテない悪い人は
 言ってはいけない事も言ってしまう

という感じとなります。

 

じゃあ、どうすれば言うべきことを
言えるようになるのか?

についてですが、

僕も臆病なタイプなので、同じ様な
人の気持ちはすごくよくわかります。

 

たぶん、

『(自分の性格的に改善は無理)』

みたいに感じてますよね^^;

 

でも、やっぱり少しは言うべき事が
言える一面を持っていた方がいいし、

改善策もちゃんとあるので、
順を追ってお伝えしていきます。

 

では、まず最初に、どんな人が
ズバッと物事を言えるかというと、

1.無神経な人
2.経験が足りないが故に自信がある人
3.行動や努力により自信を得ている人

という感じかと思います。

 

一つずつ見ていきますが、

1.無神経な人

は、相手の気持ちを考えられないし、

自分の言動の影響も想像できないので
ズバズバと物を言いますが、

 

人間力の面で欠けているので、
基本的にはモテません。

でも、イケメンだったり色気があったり、
バンドをやっていてファンがいたり、

何かのスポーツに秀でているなどで、

 

“特定の女性からは
格差や脈アリを得られるような男性”

である場合は、

 

その女性にとっては、

ズバズバとした物言いが男性としての
遺伝子の強さに見えたりするので、

限定的にはモテたりもする、
という感じです。

 

ですが、加齢や就職などにより
そのルックスやポジションを失うと、

モテない路線に一直線となります。

 

では、

2.経験が足りないが故に自信がある人

についてですが、

 

“若気の至り”

とか

“井の中の蛙”

などの言葉にちょっと絡んで
くるようなイメージとなります。

 

たぶん、

『若い頃は何だかわからないけど
自信だけはあった』

みたいな人も多いと思うのですが、
それが、これにあたります。

 

普通は、学生さんでも社会人でも、

失敗や反省などの経験を重ねたり、
知識が増え視野が広がるにつれ、

 

自分の未熟さがどんどん
見えてきて謙虚になっていき、

根拠のない自信も落ち着いてくる
感じだと思いますが、

 

中には経験を重ねずに30代になって、

変な自信だけが残ってしまっている
人もいるかと思います。

 

もしくは、下手に
一部能力だけはあるがゆえに、

自信はあるものの
人間的に子供な人もいると思います。

 

いずれにせよ、これらのタイプの人も、

1.無神経の人

と同じ様に、何らかの異性的魅力を
持っていたり、保てている状態であれば、

特定の女性にだけは好かれたりします。

 

というわけで、この1と2に関しては、
客観的に見たらおそらく

“悪い人”

に見える場合もあるので、

悪い男がモテると言われる理由の一つに
なっているのかなと思います。

 

では、

3.行動や努力により自信を得ている人

についてですが、

おそらくもうおわかりの通り、
これが本来目指すべきところです。

 

例えば、

職場で確固たる自分の立場があり
認められているという自負があれば、

言いたいことも言えるようになるし、

 

服装や髪型を整えて筋トレをして、
会話力も身につけることで、

周りの自分を見る目が変わったという
成功体験を得ればそれが自信になり、

女性に対してもちょっとずつ強気に
出れるようになる、という感じです。

 

また、

これを【格】という
観点から見た場合ですが、

 

多くの人は、

自信がなさそうな人に対しては
ちょっと強気な態度に出るのに対し、

 

自信があり堂々としている人には
格下的な言動をとる傾向があるので、

その結果、何でも言いやすい空気が
作られる、ということにもなります。

 

というわけで、

とりあえずやるべきことをやって
自信をつけることで、

 

波風を立てないだけの

“いい人”

を卒業する事が、
まず基本となる行動指針となります。

 

尚、

“服装や髪型で格下になるのを防ぐ”

とか、

“筋トレで自信を生む”

あるいはトーク力を鍛えるなど、

 

モテるためにやるべきことが
たくさんあると思いますが、

“モテは、これらの要素が
全部繋がって形成されている”

という事も、今回の動画を踏まえて
ご認識いただければと思います。

 

つまり、例えば裏技的な口説き方や
100%振られない告白方法を探すなど、

なるべく楽をして何かやろうとしても
全然上手く行かないと思うので、

根本的な部分を努力により
改善するようにしていきましょう。

 

そうすれば
ちゃんと自信も出てきて

自己保身の重要性も薄れてくるので、

いわゆる “いい人” から
ちょっと抜け出せるかなと思います。

 
 

違い2.遠慮がち、謙虚すぎ

 

先の項目が少し長くなりましたが、

“いい人だけどモテない男性と
悪い人だけどモテる男性の違い”

の続きです。

 

2つめは、

“遠慮がち、謙虚すぎ”

となります。

 

例えば、

『今度ご飯誘ったら来てくれます?』

と控えめにオファーしたり、

『手つないでもいい?』

みたいにお伺いを立てる感じです。

 

他にも、

『いや、ほんとに平凡なんですよ、僕』

と本気で謙遜したり、

『誘っていただければいつでも…^^;』

みたいに下手に出過ぎる感じです。

 

世間的に見れば謙虚で害のない
いわゆるいい人に見えちゃうので、

これも、いい人はモテないと言われる
理由の一つになっているかなと思います。

 

もし心当たりのある場合は、
必要以上に遠慮や謙遜をするのは、

“思いやりや美徳からではなく
保身や自信のなさからではないか?”

というのを振り返ってみてください。

 

そして、それに当てはまって
いるようであれば、

やることは先の項目と同様に
努力により自信をつけることなので、

そちらを頑張ってみてください。

 

イメージで言えば、
例えばどこかに誘うとしても、

男「行こうよ(笑)」

女「え~(笑)」

男「行っちゃおうよ(笑)」

とグイグイ言えたり、

 

何かをお願いされたときも、

『しょう~がね~な~』

みたいに答えられる関係を作れるように
レベルアップしよう、という感じです。

 

そして、上記のような雰囲気で
女性に接する男性は、

いい人に比べるとやはり

“悪い人”

のイメージを持たれると思いますが、

 

見た目がちゃんとして会話もできて
自信がある格上男性であれば、

【モテる悪い男】

になり、

 

レベルが低いのに勢いだけの男性は、

【モテない悪い男】

になってしまうだけです。

 

つまり、

モテる土台があって女性を引っ張って
いけるからモテるわけで、

悪い感じを出せばモテる、
というわけではないのでご注意ください。

 
 

違い3.下心を出す、出さない

 

いい人だけどモテない男性は、
全然下心を出さない傾向があるのに対し、

モテる悪い男性は、ここぞというときに
バシッと出す、という感じです。

 

僕は常々、

『下心が伝わらないように
 注意しましょう』

と伝えていますが、

 

これも、

とある条件下におけるノウハウとして
二元論的な表現になっているだけなので、

もちろんどんな状況にも
当てはまるというわけではありません。

 

つまり、

下心を出した方がいい状況もある
ということです。

 

というか普通に考えて、

どこかで男性が下心を出さないと、
女性もやりきれないですよね^^;

 

では、どういうときならOKなのかと
言うと、ざっくり言えば、

“女性がその男性をある程度知った上で、
少しでも異性的魅力を感じていればOK”

という感じです。

 

逆に、格下脈ナシや初対面の段階で、

・下心が見え見えの褒め
・卑猥な発言
・ボディータッチ

などはほぼ絶対ダメ、という感じです。

 

以上を踏まえて、
モテないいい人がどんな感じかというと、

仮に相手が十分異性的魅力を感じて
いても、なかなか下心を出せないので、

 

女性の気持ちがしぼんじゃったり、
弱く見られたり、がっかりさせたりする、

という感じです。

 

なので、仮に相手を尊重できる人間力や
欲求を抑える自制心を持っていても、

がっつくべきところでがっつける
男性的な闘争力や勇気がないと、

一歩踏み込めない感じのいい人で終わって
しまったりする、ということです。

 

一方、
モテる悪い男はどうするかというと、

下心を出しても大丈夫な段階になったら
すぐにササッと手を出しちゃう、

という感じです(笑)

 

もちろん経験や観察力次第で
読み誤ることもありますが、

基本的には相手がOKかどうかを
肌で感じ取りながら、

OKだと判断したら、時には強引に、
ただし許容範囲内でグイグイ行く感じです。

 

どちらにしろ、この

“手の早さと成功率”

が、結論だけを見ている人からは、

“悪いやつ”

に見えるのではないかなと思います。

 

ちなみに、モテない悪い男性は
どうするのかというと、

下心を出してはいけない段階で
ササッと手を出したり、

強引にいったりして避けられる、
という感じです^^;

 
 

違い4.誠実さを全力で武器にする

 

いい人だけどモテない男性は、

【誠実さ、真面目さ、一途さ】

を自分の一番の長所として
アピールする傾向があるかなと思います。

 

そしておそらく、

ほかにアピールできるものがないから
それしか武器にできない、

という方も
多いのではないかなと思います。

 

これを踏まえ、
まず最初にお伝えしておきたいのが、

『誠実な男性がいいです』

という、よく聞く言葉を鵜呑みに
すると失敗する、というものです。

 

何故なら、この言葉は、

“好きな人に誠実でいてほしい”

というだけであり、

“誠実な人を好きになる”

というわけではないからです。

 

にもかかわらず、

誠実さや一途さをアピールして
好かれようとするのは、

戦略がそもそも間違っています。

 

仮に、格上脈アリになってから、例えば、

男「もし付き合ったら、他の女性のLINEとか全部消す!」

女「え~!絶対嘘(笑)」

男「母親のやつもちゃんと消す(笑)」

という冗談であれば全然OKなのですが、

 

格上でも脈アリでもないのに、

『俺ぜったい浮気とかしない派です』
『誠実さだけがウリなんで』

みたいなのを事あるごとに伝えて
気に入られようとしても難しいです。

 

むしろ女性からすれば、

好きでもない人に勝手に一途に
なられても、重くて迷惑なだけなので、

多くの場合、
距離を取られて終わります。

 

というわけで、“モテない人が
誠実さを武器に女性を口説く順序” が

1.誠実さをアピールして
  女性の関心をひこうとする
2.好意を伝えて避けられる

という感じだとすると、

 

モテる人の口説きパターンは、

1.まず自分磨きをする
2.女性を楽しませたり承認欲求を満たす
3.格上脈アリになったら誠実も匂わせる

という感じなので、これに習って
行動をしていただければと思います。

 

さて、他に、誠実アピール系の人が
上手く行かない主な理由として、

“ターゲット1人に固執しすぎるので
温度差が生まれて避けられてしまう”

というのがあるかなと思います。

 

それに対し、モテる悪い男性は
どうなっているかというと、

一度に複数の女性を相手にしていたり、
他のことに打ち込むなどで、

エネルギーが分散されていて温度差による
NGが起こっていない、という感じです。

 

これも比較すると、
いい人だけどモテない男性は、

・ターゲットの女性を第一優先にする
・自分の都合を全部女性に合わせる

という感じであり、

 

一方モテる悪い男は、

・第一優先が常にターゲットの
 女性だというわけではない
・女性が男性の都合に
 合わせるようになっていく

という感じです。

 

なので、温度差で失敗している人は、
とりあえず

“複数の女性をターゲットにする”

というのをやるのが手っ取り早いです。

 

例えば職場に好きな人がいるけど
なかなかうまくいかない、という場合は、

同時にアプリをやったり
パーティーに行ったりすることで、

今のままに比べたら、状況は
好転するのではないかなと思います。

 

でも、こういうのに抵抗のある男性も
多いと思うので、そういう人は、

“男性のしての魅力を高める何か”

を見つけてそれに打ち込むようにすると、

 

エネルギーも分散されるし、

自信につながるなどのメリットが
たくさんあり、いいかなと思います。

 

わかりやすい例で言えば、仮に、

“毎週水曜日にバスケをやるサークル”

に入ったとすると、

 

やればやるほど体も心も鍛えられるし、

それを会話の話題にもできるし、
やっている事自体がアピールになるし、

 

例えば何かの都合を決めるときに

『あ、ごめん、水曜日はバスケがあるから~』

みたいな感じになると、

 

女性にとって男性の価値が高まるし、

サークル仲間と楽しくやってるイメージが
ちょっと嫉妬になったりするなど、

いろんな要素が作用して女性が男性を
追いかける側になる、という感じです。

 
 

違い5.優しさの動機が保身、見返り

 
最後は、

“優しさ、親切さ”

について、ちょっと深く
見ていきたいと思います。

 

例えば、秀吉が信長のわらじを
温めていた、という親切の動機ですが、

もしかしたら、信長に寒い思いをして
ほしくなかったからかもしれませんが、

おそらく自分が信長に気に入られる為
という保身や見返りによるものですよね。

 

では一方で、冬の寒い日に、

子供にマフラーをかけてあげる
母親の優しさの動機はどうでしょうか?

こちらは保身や見返りからではなく、
純粋な思いやりですよね。

 

この様に、優しさや親切の動機は、
単純に言うと、

【自分のため】と【相手のため】

という2つの要素によって
成り立っています。

 

そして、これらは必ずしも
どちらか一方というわけではなく、

両方の動機が
同時に存在しているのが普通です。

 

例えば、ちょっと気になる職場女性の
仕事を手伝ったりするときは、

おそらく思いやりの気持ちと同時に、

その女性といい関係を持ちたいという
見返り心もあると思います。

 

あるいは、みんなが面倒に思う事を
率先して引き受けるようなときも、

みんなの為に自分がやろう、
みたいな思いやりの気持ちと同時に、

例えば評価という見返りを求めていたり、
場のトラブルを避けたいだけだったり、

 

もしくは自分の存在価値を保って
いたいという保身的な動機が、

大小あるかとは思いますが
同時に存在していたりもすると思います。

 

この様に、誰もが

【自分のため】と【相手のため】

の2つを動機にしていると思いますが、

その “比率” については、
人によって変わってくる感じです。

 

例えば、いつもいつも
優しさや親切の動機が、

“自分の保身や見返りのため”

が比率を占めている人もいますし、

 

一方で、

本当に相手のことを思いやって
保身や見返り関係なく優しくしている、

という人もいます。

 

そして、いつも見返りを求めて
行動しがちの人は、

思うように見返りを
得られなかったときに
不機嫌になりがちなのに対し、

 

見返りを求めない優しさを
与えることが出来ている人は、

不機嫌になったり、昔の事を掘り起こして
文句を言ったりもしないので、

器の大きな男に見られたりする、
という感じです。

 

ただ、だからといって、

“自分のための優しさや親切”

が全然悪いわけではありません。

 

何故なら、

人の行動の動機は自己防衛が
根底にあるし、

人間社会もそれで成り立っているし、
それで秩序も守られているからです。

 

例えば多少媚みたいになっても、

職場の仲間や
上司に親切にすることで、

雰囲気の良い環境が作られますよね。

 

ただ、異性として
モテるかどうかの観点から言えば、

保身や見返りの要素が強い優しさは
効果が薄いまたは逆効果になるのに対し、

純粋な優しさの場合はしっかり
相手の心に響きやすい、という感じです。

 

例えば後輩女性であれば、
いつも優しくして甘えさせるよりも、

やるべきことをしっかりやらせて、

最後に純粋な気持ちからご褒美をポンと
あげた方がモテる、という感じです。

 

では、ここまでを踏まえて、

“優しさ”

についてのいくつかの意見を見て、
少し考察をしてみましょう。

 

例えば、

『誰にでも優しい男(いい人)は
 モテないよね~』

という二元論についてです。

 

これは、例えば、

“みんなにいい顔をしたくて
優しくしている雰囲気の男はモテない”

というイメージで言っている
だけかもしれませんね。

 

あるいは、

“自分の意見を言えなくて、Yesばかり
言っている親切な男はモテない”

という意味かもしれません。

 

でも、もしみんなに対する優しさが、

“見返りや保身が動機ではない、
純粋な気持ちからの優しさ”

であれはどうでしょうか。

 

こういうのができる人は、
本当に心の底から優しかったり、

普段から承認欲求が満たされていて
自分に自信がある男性だったりしますが、

この場合、その男性は
おそらくモテますよね。

 

つまり、こういうのがあるので、

『誰にでも優しい男はモテない』

に対し、

『いや、誰にでも優しい男はモテるだろ』

という意見が出たりしますが、

 

最初に述べた通り、こういう感じの
二元論では答えは見えてこないので、

振り回されないようにしてくださいね。

 

ではもう一つ、例を見てみましょう。

『普段優しくない人(悪い男)に
 優しくされるとドキッとする』

これはいわゆる、
プラスギャップというやつですね。

 

で、このプラスギャップ効果を
鵜呑みにして失敗してしまうのが、

『じゃあ普段は冷たくして
どこかのタイミングで優しくしよう』

と短絡的に捉えてしまうパターンです。

 

これは、格が高くてモテている人が
上手くやれば効果があったりしますが、

恋愛スキルが
まだ不足している人がこれをやると、

わざわざ下手に冷たくすることで
相手を本気で怒らせたり、

 

経験の多い女性が相手の場合は、

『うわ~駆け引きかよめんどくせ~。小さい男だな』

みたいに思われて終了です。

 

では、どういう人が良い
プラスギャップを与えられるかというと、

“保身や見返りを求めないからこそ
普段は媚を売るような親切はしないけど、
見返りを求めない優しさは
しっかりと与える事ができる人”

という感じです。

 

ちょっと極端な例ですが、
漫画とかで、

男に絡まれている女性をヤンキーが
助けて、女性がそのヤンキーに惚れる…

みたいなのがイメージしやすいかも
しれません。

 

ただそれは現実的ではないので、もし
普通に過ごしながらモテたいのであれば、

“いつも笑顔だし女性を褒めたりはする
けど、見返りを求めて無駄に甘やかしたり
優しくしたりはしない”

という感じが、人として好かれながらも
ギャップを生む理想の形になると思います。

 

つまり、例えば普段は

『自分でやれよ(笑)』

みたいに突き放したりもするけど、

いざというときは見返り関係なく親切に
するので、それが心に響くという事です。

 

もちろん、根っからの優しい人や
人として信頼されればいいという場合は
無理にそうなる必要はありませんが、

“モテ” という観点から見ると、

確率的には振り幅が大きい方が
うまくいきやすいのかなと思います。

 

一方、それに比べて、
プラスギャップを狙って

“わざと”

女性に冷たくする行為は、

 

そもそも動機が自分の為だし、

冷静に見て男として
ちょっと小さい行動ですよね。

なので、こういうのに頼っていると
本当のモテる男にはなれません。

 

以上のことから、

『普段優しくない人に優しくされると
 ドキッとする』

という心理を活かしたい場合は、

 

意図的に冷たくするのではなく、

見返りを求めたり保身をしない
男性としての強さを鍛えていくことで、

プラスギャップが自然に働く状況を
作っていくことをオススメします。

 

ちなみに途中で、

(でも、好きな女性に優しくするときは
 結局見返りを求めてるんじゃないの?)

みたいに思わなかったでしょうか?

 

つまり、好きじゃない女性に
優しくするときは、

ほぼ完全に見返りを求めない状況が
作られるかもしれませんが、

 

好きな女性を口説きたくて
どこかのタイミングで優しくするときは、

結局見返りを求めちゃってるよね、
ということです。

 

これは確かにその通りなので、
どういう考え方をするかというと、

【自分のため】と【相手のため】

の2つの動機の、比率をなるべく
【相手のため】の方に振れるように、

努力により自分の自信や承認欲求を
満たしていく、という感じです。

 

例えば自己啓発系の心理学書を
読んだことがある方は、どこかで、

『与える人になりなさい』

みたいなのを
見たことがあると思いますが、

 

真にそれができるようになるためには、

“自分が満たされている状態”

が必要だと言われていますよね。

つまり、優しさも
これと同じだという感じです。

 

余談ですが、モテがモテを呼ぶという
いわゆる【モテスパイラル】というのは、

“この人は人気者だ”

という社会的証明からだけではなく、

 

すでにモテているという自信があったり
承認欲求が満たされているからこそ、

”相手に与える側に立てる“
(その余裕がある)

という部分も大きく関係しています。

 

なので、

このサイクルに入れるように
まずは地道に努力する、

というイメージを
持っていただければと思います。

 

以上、というわけで、

モテないいい人とモテる悪い人の違いを
5つお伝えしましたが、

悪い男がモテると言われる理由は
他にもたくさんあるかと思います。

 

例えば、一緒にやんちゃをするなどで、

【怖いもの見たさ】や
【背徳感】

みたいな欲求を満たしながら
感情をミラーリングして仲良くなるとか、

 

ちょっとわがままな男性でも
例えば夢を追いかけているとかで、

“支えてあげたい”

という女性的な欲求を
刺激するからモテるとか、

 

あとは少年ジャンプに出てきそうな、

悪いキャラだけど
男としての信念(強さ)を持ちつつ、

いざというときに見返りのない優しさを
発揮できるタイプです。

 

ただ、こちらは現実世界で真似すると
友達とかもいなくなっちゃうと思うので、

参考にする程度でいいと思います。

 

そして、何度もお伝えしている通り
誤解してはいけないのが、

“悪いからモテる”

というわけではないということです。

 

なので、もしあなたが今、
いい人だけどモテない男性なのであれば、

やるべきは悪い男になる事ではなく、

【努力や行動で自信をつける事】

です。

 

今回の動画内容からも分かる通り、
モテを作る要素は全部繋がっているので、

楽をしてモテようと思わずに、
やるべきことを頑張ってみてください!

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました。