既成事実共感とは、

「そうですね🙂」

のような、Yesの返事をなるべく確実に
もらうための共感の言葉となります。

 

具体的には、事実であること、例えば、

“ 天気がいい、暑い、
連休前だ、花が咲いている、犬がいる ”

などを使って、

『~ですね』『~だね!』

と相手に共感を求める感じです。

 

このやりとりをすることで、

お互いがちょっと
友好的な心理状態になるので、

緊張した空気を
ほぐす効果があります。

 

そして何より、

本題へのクッションにもなる
というのがポイントです。

 

なので、この既成事実共感を

“どんな場面でも瞬時に出来る”

という状態まで
トレーニングしまくれば、

 

例えば、

(話題が見つからない)
(沈黙が怖い)
(なんて話しかければいいかわからない)

などのお悩みの改善に
大きく役立ってくれる感じです。

 

といういうわけでこの動画では、

具体的な会話例文を
見ながら、

その練習方法などを
お伝えしていきたいと思います。

 

ちなみに、既成事実共感だけを
完璧にしたとしても、

その次の展開ができないと、

スムーズな会話も
できませんよね!

 

ただ、一つ一つの土台を固めて
いかないと会話力は改善しにくいので、

今は既成事実共感というスキルを
合格ラインまで習得する事を目的に、

学習に取り組んでいきましょう!

 
 

~シチュエーション1:アプリ~

 

まず最初は、

マッチングアプリで初対面の女性と
待ち合わせた直後のシーンです。

 

■会話例

「どうも初めまして~!」
「初めまして~」
「今日ありがとね!」
「いえ~こちらこそです~」
「(   ?   )」

 

で、この( ? )の部分を
いろいろたくさん考えていきます。

例えば一番簡単そうなのであれば、

『暑いですね』

というのも既成事実共感ですよね。

 

なので、これはこれで
練習用素材の一つとなります。

ただ、もしかしたら今、

(アプリでいきなり『暑いですね』は変)

と感じたかもしれませんね。

 

ではどうなるでしょうか?

ちょっとやってみるので、表情や雰囲気を
イメージしながら聞いてみてください。

「どうも初めまして~!」
「初めまして~」
「今日ありがとね!」
「いえ~こちらこそです~」
「いや~、暑いですね!」
「そうですね」
「うちわであおいであげましょうか?」
「え?あ、はい(笑)」
「ほんとに?(パタパタパタ)」
「手ですよねそれ(笑)」

 

というわけで、ノンバーバルを
ちゃんとやれれば大丈夫ですよね!

確かに初対面だと、
単純な質問から会話を始めた方が
簡単だと思うのですが、

今やっているのはトレーニングです。

 

つまり、今回習得したいのは、
初対面での会話ではなく、

『暑いですよね』

などの既成事実共感そのものなので、

 

そのために、

“練習用素材として
様々な既成事実共感を書き出して、
イメトレや声出しで反復練習する”

ということです。そして、それにより、

 

まずは既成事実を見つける力
を鍛えていく感じです(後述)。

で、先程もお伝えしましたが、

その後の会話の展開例は
また別途学べばOKです。

 

ちなみに他の既成事実共感としては、

『いや~、すっかり春ですね』
『10分早かったですね』
『雨降っちゃいましたね』
『なんか、いい匂いしますよね』

などがあると思います。

 
 

~シチュエーション2:合コン~

 

3:3の合コンであなた一人が
時間前に店について待っていたときに、

女の子も一人だけ先に来たとします。

 

■会話例

「こんばんは!あれっ?一人ですか?」
「あ、はい、直接来ちゃったんで(笑)」
「そうだったんだ。じゃあ…どうぞ(笑)」
「はい(笑)」←女性が着席したとする
「(   ?   )」

 

というわけで、実際にイメージすると、

何から話せばいいかわからず
ドキドキしちゃいますよね!

こんなときも、既成事実共感が
会話の取っ掛かりになってくれます。

 

具体例の一つとしては

『早く着いちゃいましたね(笑)』

というのもお互いが
認識している事実ですよね。

 

会話例としては、

女「はい(笑)」←女性が着席したとする
男「…早く着いちゃいましたね(笑)」
女「そうですね(笑)」
男「仕事帰りですか?」
女「あ、はい」
男「あ~じゃあお疲れですね!
  お腹ペコペコ?」
女「あ、ちょっとお腹すいてます(笑)」

みたいな感じで、食べ物などの
話題にも移っていけると思います。

 

では、他にはどんな既成事実共感が
ありそうでしょうか?

せっかくなので目を閉じて
しっかり状況をイメージして、

10秒くらい考えてみてください。

 

答えの例としては、

『いい感じのお店ですよね』
『この椅子座り心地いいですよね』
『ドキドキしますよね、合コンは』
『ちょっと汗かいてますね』

などがあります。

 

ちなみに今10秒考えて
いただいたのですが、

実際のトレーニングでは、

Q.フカフカの椅子をイメージしましょう!

のように、イメージする部分をQとし、

 

A.この椅子座り心地いいですよね。
  酔ったら寝ちゃいそう(笑)

などの答えを思い出したり、

イメトレや再現することを
何度も反復していけばOKです。

 

つまり他の例であれば、

Q.お店の雰囲気をイメージしましょう
Q.お互いの気持ちをイメージしましょう
Q.女性の状態をイメージしましょう

という感じになるのですが、

 

こういう形のQにすることで、

【着眼点】

をどんどん増やす事ができます。

 

そして、
この着眼点を増やすことで、

既成事実共感のスキルも
高まっていく、という感じです。

 

もう少し詳しく言うと、

例えば気が利く人は、
相手をとりまく様々な状況に着眼できて
いるからこそ行動できるのと同様に、

いろいろな事実に着眼出来るからこそ
既成事実共感が出来る、という事です。

 

なので、もし今まであなたが、
女性を前にしたときに余裕がなくなって

天気も椅子も周りの状況も
見えていなかったとしても、

このQAの反復で、それらに自然と
目が行くようになれる!という事です。

 
 

~シチュエーション3:夜の街~

 

スナックやガールズバーで
初対面の子と乾杯をした直後、

一体何を話せばいいのでしょうか?

 

■会話例

「じゃあ乾杯しよっか」
「あ、嬉しい~ありがとうございます!」
「…。はい、お疲れ~」
「いただきま~す。お疲れさまで~す」
「(  ?  )」

 

ここは、そういうお店なので相手から
話してくれるのが普通だと思いますが、

今はシチュエーションを利用した
単なるトレーニングなので、

ご自身で考えてみましょう!

 

答えの例としては、

『ネイルしてるね』
『お店盛り上がってるね』
『てかムクドリ大量にいるよね(駅前に)』
『今朝大っきい地震あったよね』

など、いろいろあります。

 

これらも、答えの例を本番でそのまま
会話に使うわけではなく、

“どこに着眼できるか?”

のバリエーションを増やすために
練習を重ねていく感じです。

 

では会話例を見てみましょう。

「じゃあ乾杯しよっか」
「あ、嬉しい~ありがとうございます!」
「はい、お疲れ~」←ドリンクができて
「いただきま~す。お疲れさまで~す」
「なんか…
 風船がいっぱいだね」
「そうそうそう。可愛いでしょ!」
「いいね。メルヘンチックで🙂」
「うん(笑)」
「…針とか持ってる?😳」
「何で!何するの(笑)」

 

ちなみに今回の場合も、例えば

『お店長いの?』

などと、

単純に質問から入ったりする方が
簡単かもしれません。

 

ただ、繰り返しになりますが、

そちらに関しては別途学習の場を
提供していきますので、

今回は既成事実共感の習得に絞って
取り組んでいってみてください。

 
 

~シチュエーション4:従兄弟と再会~

 

冠婚葬祭などで、幼少期以来まともに
話したことのない従兄弟と、

食事の席で一緒になったとします。
さて!どんな風に話しかけましょうか?

 

■会話例

「あの~、…お疲れ様です(笑)」
「あ、お疲れ様です(笑)」
「(笑)」
「(笑)」
「やっぱ結婚式っていいですよね」
「そうですね(笑)」
「あ、じゃあ乾杯で(笑)」
「あ~どうもです(笑)」
「僕もペアーズで相手を
 探してるんですけど~、」
「あはは、そうなんですか(笑)」
「100戦全敗ですね(笑)」
「ほんとに?(笑)」

 

他にも例えば、

『子供の頃以来ですよね』
『おばちゃんいい人でしたよね』
『これ美味しいですよね』
『お子さん可愛いっすね』

などいろいろあります。

 

ちなみにここですみませんが、会話時の

“テンション”

について、非常に大事な
概念があるのでお伝えさせてください。

 

具体的には、

“テンションは、高さよりも波が大事”

というものです。絵で見た方が
わかりやすいので、見てみましょう。

 

縦軸が
テンションで、

横軸が
時間です。

 

例えば、

こんな感じで
ずっと高い
テンションだと、

相手は疲れて
しまいます。

 

逆に、

このように
ずっと低い
テンションだと、

暗い感じに
なってしまいます。

 

なので
大事なのは、

会話の内容に
合わせて、

テンションに波を
作ることです。

 

そして
この波さえ
作れれば、

基本となるテン
ションの高さは
多少上下しても
大丈夫です。

 

ただ、なるべく、

基本となる
テンションは、

相手のテンション
や場の雰囲気に
合わせる感じです。

 

また、
僕の会話例の
音声は、基本、

この低い
部分で再現して
いますので、

 

実際は
状況に合わせて
もっと高く
なったりします。

なので、その点を
ご考慮ください。

 

そして!これが大事なのですが、
テンションの波は、

“表情だけでも
 十分に作れる”

というのを覚えておいてください。

 

例えば図書館とか静かな
レストランとかでも、

表情を使うことで
十分テンションの波が作れる、

ということになります。

 

むしろこの表情の方が、

声よりもテンションに
影響する感じなので、

トレーニング時には
表情もちゃんと意識してほしいのと、

 

会話例をご参考
いただく時も、

表情までしっかりと
イメージするように
お願いします。

 
 

~シチュエーション5:上司と車~

 

ほとんど話したことのない
他部署の上司と、

仕事の流れで車で二人きりに
なってしまったとします。

 

■会話例

「明日から3連休ですね」
「ね~嬉しいね~」
「嬉しいですね~。
 毎週3連休だったら最高ですよね」
「最高だね~それは」
「あ、でも、」
「うん」
「毎週4連休だったら、
 もっと最高ですよね!」
「あはは(笑)そりゃそうだ」
「・・・後田さんの部署って
 結構忙しいんですか?」

 

他の例としては、

『この辺いっつも混みますよね』
『誰々捕まりましたよね』
『やっぱ女の子って可愛いですよね』

などがありますし、もちろんアプリ同様
『もう夏ですね』などでもOKです。

 

というわけで、
ここまでの様に、

イメージのベースとなる
シチュエーションに対し、

具体例をQA形式でたくさん用意して
反復トレーニングをしてくことで、

 

・使える言葉の引き出しが増える
・着眼力が鍛えられる
・会話に使う脳の筋肉が強化される

などの効果を
得る事ができます。

 

ちなみにほとんどのシチュエーションを

“(ほぼ)初対面”

という形で紹介しましたが、

初対面での既成事実共感を
マスターできれば、

 

普通の友達との会話でも
十分使い物になるし、

会話の途中、つまり話題が切り替わる
ときの布石としても使うことができます。

なのでトレーニングは初対面を想定して
おけば全部カバーできるかと思います。

 

以上、ここまでを、

学習方法の参考にしていただき、
取り組んでみてください!

 

では、ここから少し
宣伝をさせてください。

前回の動画で
お伝えした通り、

 

自分一人ではうまく学習が
進まない、とか

やらなきゃ・・・でも面倒くさい
という方向けに、

ちょっとした教材をご用意しました。

 

内容としては、今回の5つの
シチュエーションに対し、

それぞれ10個の解答例と、
それらを利用した音声付きの会話例、

つまり合計50個のQAと
50個の会話音声のご提供となります。

 

そしてこれらは、

アウトプットトレーニングを
するための動画・PDFと、

すきま時間や昼寝のときに
耳だけでインプットを繰り返せるような
音声ファイルにてご用意しています。

 

また、50個の会話例には、

冗談や他のノウハウも
たくさん含まれていますので、

既成事実共感以外の引き出しやスキルも
いくらか強化できるはずです。

 

そして、気になるお値段ですが、
多くの方に手にとっていただきたいので、

¥3,000

とさせていただきます。

 

おそらく費用対効果という意味では、

これ以上のものは
なかなかないと思うので、

必ず、どなた様も
取り組んでいただければと思います(笑)

 

ちなみに、会話ドリル1000の
ご購入者様には、今回の教材に加え、

今後作成するピンポイント教材の
第5回までを、

追加特典として無料で提供する予定です。

 

というわけで、

(やってみよう!)

という方は、是非
概要欄からチェックしてみてください。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!

 

【既成事実共感(今回の教材単品)はこちらから!】
https://moteo-kaiwa.com/pinpoint01/

【会話ドリル1000(教材)はこちらから!】
https://moteo-kaiwa.com/lp_c/