レッスン41:得意な展開パターンを作る
“自分から人に話しかけられない”
というお悩みの理由の一つに、
“会話を続かせる自信がないから”
というのがありますよね。
こういう方は、
自分の得意な会話の展開パターンを
用意して日々シミュレーションすれば、
だんだんそれに慣れてきて
解決につなげていけるかと思います。
例えば次の会話は、夕方頃、
職場の後輩に話しかける例です。
「はぁ~、、、お腹すいたね」
「そうですね」
「てか最近テレビ全く見ないから」
「あ~」
「芸能人全然わかんないんだよね」
「あ~そうなんですね」
「うん。横田さん芸能人誰が好きなの?」
「あ、私吉沢亮が好きなんですよね!」
「あっ!知ってる!渋沢栄一の人でしょ?」←ここの反応で盛り上げる
「そうですそうです!」
「かっこいいよね。二重がいいよね」
「二重もいいし~、かわいいし~かっこいい~みたいな(笑)」
今の会話も、
“パターン”
に沿ってやっているだけです。
具体的には、
「はぁ~、、、お腹すいたね」
と、感情を表に出して
布石にし、
「最近テレビ見ないから芸能人わかんない」
と、自分の話をして、
「横田さん芸能人誰が好きなの?」
と主人公を相手に
バトンタッチしているだけです。
そして、質問に対する相手の返答に
大きくリアクションしたり、
傾聴や共感をすることで
相手が気持ちよくなるので、
それが会話の盛り上がりに
繋がっていく感じです。
尚、最後のバトンタッチのときに、
“好きな◯◯”
を聞く感じにすると、
会話が明るくなる可能性が高まります。
レッスン42:布石→自分の話→相手主体 の例
では、もう一つ会話例を見てみましょう。
1.布石を置いて、
2.自分の話をして、
3.主人公を交代する
(「好き」をキーワードにする)
となっているのを確認してください。
■会社帰りに別部署の人とばったり
一緒になってしまったときの例
「いや~、毎日お疲れ様です」
「お疲れ様です(笑)」
「あ、聞いてくださいよ。この前海までドライブに行ったんですけど」
「いいですね!」
「あおり運転されちゃって!」
「え~!大丈夫でした?」
「うん。すっげ~腹立った!…怖かった」
「あはは(笑)」
「されたことあります?あおり運転」
「私はないですね~」
「あ~それはよかった(笑)海とか好き?行ったりします?」
前半の内容としてはあおり運転を
されただけなのですが、
「すげ~腹立った!(笑)」
と感情を表に出すからこそ
会話にノリが生まれていると思います。
※ページ最後の動画参照
そして、こういう場合は、
その盛り上がりのまま相手に話を
振ったり、好きかどうかを聞くことで、
いい雰囲気の雑談になる、
という感じです。
レッスン43:褒める会話・褒めない会話の例
もしあなたが、
“いろいろな人に好かれたい”
ということであれば、
やはり、
“褒める”
というスキルを身につけるのが
最重要課題の一つかなと思います。
もちろん
“いじる”
などもありますが、
人を褒めたり認めることができない人に
いじられたら、どうでしょうか?
たぶんあなたもイラッとしますよね。
なので、まずは人を褒めたり
認めることが出来る人になりましょう!
では、ひとまずよくない例です。
女性の立場に立って聞いてみてください。
「東京に来た理由が、いずれ起業したいなっていうのがあって」
「あ~そうなんだ。え~でも起業って厳しくない?」
「まぁ簡単ではないですね~」
「あと運とかもあると思うんだよね~。東京じゃなきゃダメだったの?」
「まぁ東京の方がいろいろあるかな~って」
「まぁ田舎よりは確かにね~」
「そうですね~・・・。」
なんか話す気がなくなりますよね(笑)
で、実際、
悪気はないけどこういう広げ方を
してしまう男性も多いと思います。
では、改善例を見てみましょう!
「東京に来た理由が、いずれ起業したいなっていうのがあって」
「へぇ~、すごいじゃん!」
「でもまだ何もやってなくて 笑」
「いやいや、香川からでしょ?」
「はい」
「すごい距離があるじゃないですか!」
「距離!(笑)」
「だからもうその時点で大きな一歩を踏み出してますよね 笑」
「ま、まぁ、ありがとうございます 笑」
やっぱりこっちの方が
女性は気持ちいいですよね!
では、どうすればこういう褒め方が
できるのでしょうか?
レッスン44:過去と今を比較する褒め方
早速答えをお伝えしますが、
今回使った褒めのパターンは、
“過去と今を比較する”
という方法です。
例えばあなたが新入社員だとして、
一つ仕事をこなしたとします。
そのときに上司に、
「おっいいね。よくできたじゃん!」
とだけ言われるよりも、
「おっいいね。よくできたじゃん!」
「ありがとうございます!」
「だってさ、最初の頃はさ、悪いけどあんま出来てなかったじゃん?(笑)」
「あ、はい(笑)」
「でも出来るようになったじゃん?」
「はい」
「すげ~じゃん!(笑)」
と言われた方が
“褒められた感じ”
がしますよね。これは言い換えれば、
“認められた”
“わかってもらえた”
というのと同じです。
なので、最初の頃お伝えした、
“上手な共感”
“傾聴のコツ”
とちょっと似てますね!
あるいは、よく、
“過程(努力など)を褒めましょう”
なんて言われますが、その方法の一つが
“過去と比較して褒める”
でもあるのかなと思います。
とりあえず理屈はさておき、
“褒める方も褒めどころを見つけやすく、
褒められた方も嬉しい”
という、とても使えるテクニックなので、
是非これは習得する事をオススメします。
レッスン45:褒めどころが難しいときの例
では、褒めどころが難しいことを
褒める例を見てみましょう。
“YouTubeを始めたけど、
まだ10人しか登録者がいない”
という話題での例です。
「どうなった?YouTube」
「あ~、ダメ(笑)」
「登録者数は?」
「今10人(笑)」
「おっ!!すげ~じゃん!」
「なんでよ!(笑)」
「え、だって前一人だったじゃん」
「うん」
「今10人でしょ?」
「うん」
「10倍じゃん!」
「そうだけど~!」
「次10倍になったら、100人じゃん」
「そんな簡単に・・・(笑)」
「見えたね。未来が・・・!!」
ちょっと強引にポジティブに
押し通している感じはありますが、
それでも一緒に食事に行ったら、
こういう男性の方が美味しくご飯を
食べられそうですよね!
基本的に、
雑談や日常的な会話において
人はアドバイスは求めていないので、
是非、こんな感じで相手を
認められる人になっていきましょう!
レッスン46:アドバイスを求められたらチャンス!
例えばあなたに
後輩や部下がいたとしたら、
何か質問を受けたり、
アドバイスを求められる
ことがあると思います。
そんなとき、
ここぞとばかりに得意げになって
教えているようだとモテないので、
先程の褒め方を使って、慕われる男に
なるチャンスに変えていきましょう!
まずは得意げに教える例です。
「すいません、ちょっとここ教えてほしいんですけど~」
「あ~、これはね~、ここを・・・こうやると、OK。」
「ありがとうございます~」
「うん。(キマった・・・!!)」
では、改善例です。
「すいません、ちょっとここ教えてほしいんですけど~」
「あ~、これはね~、あ、ってかここまで自分でやったの?」
「あ、はい」
「すごいじゃん!」
「あ~いえ(笑)」
「・・・もう一歩だったね(笑)」
「あはは、はい(笑)」
「えっとね、これは、こう」
「はい」
「で、こう。やってみ」
「・・・あ~できました~!」
というわけで、
どちらの男性の方が
モテそうでしょうか?
今の例は過去と比較したわけでは
ないですが、
時系列に着目するという点では
共通していますので、
この感覚を是非習得してください。
レッスン47:オーバーリアクション+コソッと聞く
例えば初対面の目上の人に対して、
年齢や結婚などプライベートなことは
直球では聞きにくいですよね。
このように、
“ちょっと聞きにくいこと”
を、抵抗なく質問する方法を
紹介します。
まず、基本となるのが、
“オーバーリアクションのあとにコソッと聞く”
という流れです。
会話例を見てみましょう。
「未だにカラオケオールとかやっちゃうからね(笑)」
「まじですか!!え、朝まで飲むんですか?」
「うん、ベロベロ(笑)」
「うわ~~~!す~ごいですね(笑)」
「いやいや(笑)」
「え、え、え、ちなみに今おいくつなんですか?」←表情と声のトーンで差を作る!
「あ~今ね、43(笑)」
「え!43!?お若いですね!」
「いくつだと思った?(笑)」
この様なテクニックを
身につけておくと、
“その時々の関係以上の話題を話せる”
というメリットがあります。
そして、これにより、
早く仲良くなるので、
(この人は相性が合う)
という印象を相手に
与えやすくなります。
また、
例えば狙っている女性とかだと、
早く表面的な会話を抜け出して
恋愛話などに移行したりもできます。
レッスン48:自然に恋愛話を始める例
では、
気になる他部署の女の子と、
サッと恋愛話に突入する例を
見てみましょう!
「横田さんってさ、いっつもニコニコしてるイメージですよね」
「え~そうですか?(笑)」
「うん。酔ってるんですか?」
「酔ってないです~!(笑)」
「ちなみにいつ入ったんですか?ここ」
「あ~もう5年前とかですね」
「えっ!!そんなに長くいたんだ!」
「そうですね(笑)」
「うわぁ~。・・・いい男いた?」
「・・・いないです(笑)」
「あ。言っとくね、みんなに」
「やめてください~!(笑)」
いじりが2箇所あるので
またの機会に解説しますが、
今もう一つ見ていただきたいのが、
“オーバーリアクションでタメ語になれる”
という点です。
つまり、オーバーリアクションを
うまく利用できると、
聞きにくいことを聞けたり
自然にタメ語になれたりと、
距離を縮めるのに役立ちそうですよね!
このオーバーリアクションは、
“相手が自分の事を話したときに、
表情で大きめに感情を出しながら反応する”
と、うまく機能しやすいので、
是非試してみてください。
レッスン49:オーバーリアクションと笑いは同じ効果がある
オーバーリアクションと
似たような効果があるのが
“笑い”
です。つまり笑いの直後も、深い質問を
したりタメ語にするチャンスとなります。
次の会話例は、廊下ですれ違った
歳下の女の子と年齢の話をする例です。
「お疲れさまで~す」
「お疲れさまで~す。もう肩が痛くて」
「大丈夫ですか?」
「うん。俺もう36だからね~」
「え!若くないですか?」
「いやいや、そんなあの~、」
「?」
「18に見えるとか、全然そんなことないですから(笑)」
「あはは、言ってないですね(笑)」
「言ってないよね!(笑)」
「はい(笑)」
「一回り以上違う?」
「いや、そんなには(笑)」
「ほんと?二十歳ちょっとかと思ってた」
「そんなわけないですよね(笑)」
「あ、そうだったんだ(笑)覚えとくね(笑)」
「え~(笑)」
「じゃ(笑)」
会話の流れとしては、
今まで何度も登場した、
1.布石を置く
2.自分の話をする
3.相手に振る
となっています。
また、年齢どうこうよりも、
“プライベートな会話をした関係が作られた”
という部分が大事なので、
その点をご参考いただければと思います。
レッスン50:恋愛話を始めるコツ
恋愛話は、性別関係なく
仲良くなれる話題ではありますが、
特に異性と話す場合、
始め方が難しかったりしますよね!
なのでその部分を見ていきましょう。
全体的なコツとしては、
“唐突感をなくす”
という感じになります。
まずは一つ具体例です。
いつものパターンでいってみましょう!
「あ~、お腹すいた」
「もうすぐお昼ですから」
「最近手料理が恋しくなっちゃって」
「あ~」
「かれこれ半年くらい彼女もいないしね」
「え~そうなんですね(笑)」
「うん。寂しい(笑)」
「あはは」
「・・・うまく行ってる?」
「あ~私は・・・(笑)」
このあと女性がどこまで
話してくれるかは、
あなた自身がオシャレに気を使っていたり
普段から共感が出来ていたりなどで、
どれくらい関係性が作られているかで
変わってくると思います。
つまりこれまでのレッスン一つ一つの
基礎的な要素を高める必要があり、
それはすごく大変なことですが、
土台がないと何もうまくいかないので、
根気よく学習を重ねていってください。
レッスン51:恋愛話を始める小ネタの会話例
せっかく異性と飲む機会を得たのに、
全然男女の雰囲気にならなくて虚しい、
みたいな経験は
ないでしょうか?
そんな中で、例えば唐突に、
「ちなみに横田さんって彼氏とかいるの?」
などと強引に持っていくのも
ちょっと気が引けますよね。
というわけで、ひとまず次の
会話例を見てみてください。
「あ、ちなみにこれ知ってます?」
「はい」
「男の人が飲み物を飲むたびに、ちょっとずつ目当ての子のグラスに近づけて置くんだって」
「え~、はい(笑)」
「で、その子が、グラスを避けるようにすると、脈ナシっていう(笑)」
「そんなのあるんですね(笑)」
「てか普通に怖いよね!グラスが迫ってきたら(笑)」
「はい(笑)」
この先の展開がどうなるかは
わかりませんが、
ただの小ネタとして話しているので
唐突感はないですよね!
つまり、こういう小ネタを
いくつか事前に覚えておけば、
恋愛話をするクッションとして
使えるということです。
いつか別動画でまとめたいと思いますが
是非ご自身でも探してみてください。
レッスン52:別の話題を経由して恋愛話に持っていく会話例
自然に恋愛話をするためのコツは
“唐突感をなくす”
と前回、
お伝えしましたが、
例えば、
「ていうかA子ちゃんめっちゃナンパされそうだよね(笑)」
と言うと、話の脈絡によっては
唐突感が出てしまいますよね。
では、一つ会話例です。
「ポテチとか?」
「たまに(笑)」
「チョコ」
「たまに(笑)」
「じゃがりこは?」
「あ~じゃがり・・・」
「てかじゃがりこナンパって知ってる?」
「え、何ですかそれ」
「お姉さんお姉さん落としましたよ~」
「え」
「じゃがりこ。落としましたよ」
「(笑)」
「されたことない?(笑)」
というわけで要するに、
一発でナンパの話題にしようとして
唐突感が出てしまうのを避けるために、
一旦おやつの話題に持っていってから
ナンパの話題につなげる、
みたいな感じです。
もちろんこれも一例なので、必要な方は
他のパターンも作ってみてください。
レッスン53:格がある男性・ない男性の例
もしあなたが、
ちゃんとオシャレをしたり
仕事で成功をしているなどで、
相手からナメられていない状況であれば、
次の様な入り方でも大丈夫です。
「ちなみにA子ちゃんさ、」
「はい」
「何食べたら、そんなに綺麗になるの?」
「え(笑)そ、そうですか?」
「違う違う、質問してるだけ(笑)」
「あはは(笑)」
ちなみにナメられていると、
「普段何食べたら、そんなに綺麗になるんですか?」
「あ、えっと、まぁ、どうですかね(笑)」
「あはは・・・」
「・・・」
みたいになっちゃいます。
特にコミュニケーションを
学び始めの方は、
テクニックだけですぐに結果を
出そうとしてしまいがちですが、
ナメられない要素、つまり格の高さ
なくして男女の関係はうまく作られません。
そしてこれ(格)は、知識だけでは
まったく表面化されないものなので、
オシャレや練習や様々な経験などで
総合的に高めていくように頑張りましょう。
レッスン54:軽い失敗談や弱みを見せる例
あなたの周りにも、
(なんか近寄りにくい・・・)
という人は
いないでしょうか?
でももしその人が、
例えばお酒の席とかで
自分の弱みや失敗談を話したら、
一気に親しみの気持ちが
出てきますよね!
例えば前回の、
「あおり運転めっちゃ腹立った!・・・怖かった」
というのも
わかりやすいかなと思います。
というわけで一つ会話例です。
「僕料理覚えようと思って」
「お~いいですね」
「今日お弁当なんです。見て」
「へぇ~!・・・ちょっと焦げてる?」
「ちょっと焦げた」
些細な日常会話でありながら、
グッと好感度が上がったと思います。
つまりこういう些細な出来事は
人に話さないともったいないので、
日頃から書き留めておくことを
オススメします。
レッスン55:失敗談をしつつ恋愛話を始める会話例
では、もう少し長めの
失敗談を話す例を見てみましょう。
唐突感なく恋愛話に入る流れにも
なっているので、ご参考ください。
「この前ね、夜寂しかったから、」
「はい(笑)」
「一人で相席バーに行ってみたんですよ」
「え~勇気ある」
「ちょっとドキドキしたんですけど」
「うん(笑)」
「で、相席した人がトマトジュースと野菜の何かと、ラーメンみたいなの食べて、」
「はい」
「『私もう終電なんで』…って帰っていったんですよ」
「え~、それアレですよね~」
「アレだよね(笑)」
「うん(笑)」
「10時くらいかな…確か」
「あはは、早い(笑)」
「早いよね(怒)・・・辛かった(笑)」
「あはは(笑)」
「え、行ったことある?相席なんとか~みたいなところ」
「あ~去年1回~、」
自分の話をして相手に振る、
といういつもの流れですが、
今回はストーリー仕立てでしたね!
こういうときのコツは、
前回のあおり運転のときと同じように、
“感情を出す”
となります。具体的には、
「寂しかったから~」
「ドキドキした」
「早いよね!(表情で)」
「辛かった」
がそれにあたります。
レッスン56:会話の組み立てスキルによる違い
さて、どんどん難しく
なってきましたが、
ここからは復習を兼ねた内容を
お伝えしたりもするので、
ノウハウを色々な角度から見ることで
どんどん体に刷り込んで行きましょう!
では、ここまでのまとめとして
一つ会話例です。
“6人の飲み会で、4人でなんだか
盛り上がってきちゃっている
ので、残りの1人に話しかける”
というのをやってみましょう。
まずはNG例です。
「最近うまく行ってる?・・・恋愛とか」
「あ~、ん~まぁ特に(笑)」
「そうなんだ。ちなみに休みの日って普段何やってるの?」
「え~どうだろう。わかんない(笑)」
「あ、そうなんだ(笑)・・・・・。」
悲しいですね(笑)
もうちょっと女性も話してほしいところ
ですが、あるあるだったりすると思います。
では、改善例を見てみましょう。
「てかさ、」
「うん」
「最近俺、恋愛のYouTubeばっかり見てるんだけど、」
「そうなんだ(笑)」
「そう、今後の人生のために」
「なるほど」
「うん、あ、てか見たりする?」
「たまに見るかも(笑)」
「お!まじで!見るんだ(笑)」
「たまにだけどね(笑)」
「モテる方法?」
「モテる方法っていうよりは~、こんなタイプの人に注意みたいな?」
「あ、待って!知りたいそれ(笑)」
というわけで、NG例と比べると、
これまでに出てきた要素の
組み立て方が違う感じですよね。
つまりこれが出来ないということは、
組み立ての練習が必要だということです。
ただ、パーツがないと
組み立てそのものが出来ないので、
日頃からどんどん
パーツを増やす必要があります。
そして、それらを組み立てる練習を
やりまくれば、会話は上達します。
具体的には、日々の
QAトレーニングでパーツを増やし、
イメトレやシミュレーションで
組み立てやノンバを練習する、
という感じです。
ちなみさっきの例で、女の子が、
恋愛の動画は見てないと答えたら、
「おっ!てことはあんまり恋愛の悩みはない感じ?」
のように、接続詞を使った展開などを
していけばOKです。
レッスン57:オーバーリアクションをすべきタイミング
オープンクエスチョンに対し
相手が答えてくれた場合は、
相手が話したい内容である
可能性が高いので、
オーバーリアクションをする
絶好のタイミングとなります。
■NG例
「ちなみに週末とかって何やってるんですか?」
「山とかよく登ってます 笑」
「あ、そうなんですね」←感情起伏なし
「はい」
「へぇ~」
「・・・」←話すのを躊躇するかも
■改善例
「ちなみに週末とかって何やってるんですか?」
「山とかよく登ってます 笑」
「あっ、山登ってるんですか」
「はい」←次を話したくなる
「山登りってやつですよね」
「そうですね(笑)」
「略して登山?」
「あはは、はい。結構本格的に登ってます」
「あ~そうなんですね! え、ちなみに本格的っていうのは~、」
右の図の様に、
テンションの高さよりも、
感情の起伏が大事なのですが、
(動画をご参照ください)
この起伏を作る
絶好のタイミングが、
“オープンクエスチョンに相手が答えてくれたとき”
という感じになります。
レッスン58:知らない話題への対処法
もし相手の話に
オーバーリアクションができたとしても、
自分が全然知らない話題だとどうやって
広げていいかわからないですよね。
そんなときは
①しっかり教えてもらう
②感情共感する
という流れでバッチリうまくいきます。
■NG例
「へぇ~!山登るんだ!」←ここはOK
「はい。本格的に登ってます」
「へぇ~いいですねアニメとかは見ないんですか?」←!?
「あ、アニメはそんなには…」
「あ~そうですか~ははは」
「はい~。・・・」
これだとオーバーリアクションの
意味が全然ないですよね(笑)
せっかく相手が話したいことだったのに
すぐに終わらせちゃっているからです。
■改善例
「へぇ~!山登るんだ!」
「はい。本格的に登ってます」
「へぇ~いいですね(ちなみに)本格的にっていうのは、」
「はい」
「服装とかもちゃんとして~みたいな?」
「あ、そこまですごくはないんですけど、一応リュックとか帽子とかは…」
「おお~、そうなんだなんか杖みたいなのもありますよね!」
「トレッキングポールってやつですね」
「あ、あれトレッキングポールっていうんだ!」(続く)
まずはこんな感じで、
“映像化”
をしながら、ちょっと前のめりになって
不明点を教えてもらう感じです。
逆の立場に立って想像してみると、
これがどれくらい効果的なのか
よくわかると思うので、
よかったら想像してみてください。
レッスン59:事実以外の言葉を交わそう
会話が盛り上がるのは、例えば、
「A型です」
「唐揚げが好きです」
「山登りを本格的にやっています」
などと情報を交換したときではなく、
「(血液型が)一緒だわ~最悪(笑)」
「唐揚げないと生きていけないよね」
「山登ったら悩みとか消えそうだよね」
など、
“事実以外の言葉を交わしたとき”
となります。それを踏まえて会話例です。
■事実だけの例
「なので、(本格的じゃなくて)気楽に登ってる感じです」
「へぇ~!結構頻繁に登るんですか?」
「だいたい月1くらいですね」
「お~そうなんですね」
「はい~(次何話そう…)」
この場合、
リアクションはいいと思うのですが、
質問が事実を聞いているだけなので、
もしこのまま終わってしまうと
盛り上がりにかけてしまいます。
なので、教えてもらったあとは、
“感情共感をする”
という方向に
話を持っていってみましょう!
■感想を言う例
「なので、(本格的じゃなくて)気楽に登ってる感じです」
「そうなんですね!山登ったら悩みとか吹き飛んじゃいそうですよね」
「あ~やっぱそれすごいあります!」
「うわ~そうなんだ~。(となると)じゃああれだね」
「はい」
「全ての悩める若者に伝えたいよね」
「ん?」
「登ろ。一緒に、って(笑)」
「なんですかそれ(笑)」
ちょっとリアル映像を想像しないと
こそばゆい展開になってしまいましたが、
とりあえずは何かしら自分の意見や
感想を言って共感的な会話にする、
という方向に
持っていってみてください。
レッスン60(最終回):過去・未来・感情の質問を組み込む
基礎会話講座の最終回です。
というわけで、事実交換をしたら
感情交換もやるわけですが、
これを1セットだけではなく
繰り返して会話を展開していきます。
そこで、更に2つポイントがあります。
1つめは、
“映像を動かして質問をする”
です。
つまり、
映像を巻き戻したり早送りしたりして、
“過去や未来の事”
も質問候補に
加える感じです。
そしてポイント2つめは、
コメントや共感だけでなく、
“感情の質問もする”
です。
「~だよね」
みたいなのが、
・共感を誘う
・感情の代弁
であるのに対し、
「そのときどんな気分だった?」
「すごい気持ちいいんだろうね!」
「超辛かったんじゃない?」
みたいなのが感情の質問となります。
これをやることで、
相手がどんどん感情を掘り起こし、
本音を話してもらえて仲良くなれる、
という効果が期待できます。
以上を踏まえ、会話例を見てみましょう。
「登ろ。一緒に、って(笑)」
「なんですかそれ(笑)」
「ちなみに何で山登り始めたの?」
「あ、学生の頃に友達に誘われて」
「お~。登ろ。一緒に、って?」
「あはは、そう、そんな感じ(笑)」
「で、そこで始めて、今も続けてるわけでしょ?」
「うん」
「すげ~じゃん!いい人生だったね!」
「てかまだ終わってないから(笑)」
「終わってないよね(笑)」
「うん(笑)」
「え、頂上についたときってどんな気分?」
「あ~もう、ほんとに気持ちいい!」
「そうだよね、絶対気持ちいいよね」
「うん」
「ショーシャンクの空にっていう映画知ってる?」
「あ、見たことないけど、脱獄するやつだっけ?」
「そうそう、20年くらいかけて脱獄して、最後にGLAYのTERUみたいにこうやって・・・」
「あはは(笑)」
「あんな感じでしょ?山」
「そこね!(笑)一緒かも」
「だよね!(笑)次はどこ登るの?」
こんな感じでループしていけば、
会話が延々と続いていきます。
尚、本当はもっと女性から
どんどん話してくるのが普通ですが、
動画でノウハウをお伝えしている関係上
短くなっているのでご了承ください。
最後に
以上、60回のレッスン、最後まで
ご覧いただきありがとうございました!
他にも、冗談やいじりや切り返しなど、
様々な細かいノウハウはあるのですが、
ひとまずここまでが基礎
(土台・ベース)になるかと思います。
そしてこの基礎を身につけるだけでも、
僕の感覚では上位何%というくらいまで
コミュ力は高まっていると思いますし、
どんな人とも仲良くなれるし、簡単に
恋人もできるようになると思います。
ただそれが難しいんですよね!!
“知識は増えていくけど
コミュ力は全く変わっていかない・・・”
というのが、誰もが長年直面し続けてきた
一番の問題かと思います。
なので、先にもお伝えしましたが、
①パーツを増やし、
②組み立てる練習をする
というアウトプット学習が
どうしても必要になってしまいます…。
…そこで!オススメなのが、
いつも宣伝をさせていただいている
会話ドリル1000という教材と、
その追加コンテンツとして最近
無料で提供をし始めた音声教材です。
例えば、
Q.服が似合う
みたいなQを見ただけで、
A.その服ってA子さんの為にデザインされたんですよね?笑
というフレーズが無意識で出てくるまで
何度も何度も繰り返す、
という練習を1000個できる教材です。
加えて、1000個それぞれに
会話例がついていますので、
QをきっかけにAを覚えるだけでなく、
イメトレやシミュレーションも
できるようになっています。
正直値段は安くはないのですが、
10年20年と学べる教材に
なっていると思いますので、
よろしければ
こちらからご検討ください。