今回は、
“文句を言いいつつ結局肯定する”
というユーモア的なパターンを
紹介したいと思います。
↑是非会話音声と画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは6分04秒です。
概要
例えばこんな感じです。
■会話例(コンビニにて)
女「なんか、チョコレートを食べるとモテるんだって」
男「へ~そうなんだ。なんでなんで?」
女「なんか、脳の疲れが取れて余裕が出たり、あとセロトニンっていうホルモンが出て自信がみなぎってくるみたいな?」
男「あ~…。でもさ、それヤフーニュースとかでよく見かけるしょうもな~い記事のやつでしょ?チョコ買ってこ!」
女「あはは!買うんかい(笑)」
うまく言わないとすごくリスクが
高くなってしまうので、否定の部分は、
例えば笑顔混じりで文句を言う、
みたいな感じで、
ノンバーバルで場の空気をしっかり
コントロールする必要があります。
また、言語的な構造としては
“否定と肯定”
を組み合わせて笑いを取る
フリオチ系のパターンとなります。
ただ、例えば、
男「褒めても何も出ませんよ!お金しか出ませんよ!」
女「あはは(笑)」
みたいなのとは違い、
文句を比較的長く言うことで、
“しっかり否定の空気を作ってから
パッと肯定する”
という感じになるので、
うまくいけば予想外を
大きく出来る反面、
フリとオチがちゃんと繋がらないと
悲惨な結果になってしまいます。
例えばこんな感じです。
女「セロトニンっていうホルモンが出て自信がみなぎってくるみたいな?」
男「あ~。でもさ、それヤフーニュースとかでよく見かけそうっていうか」
女「え~でもお医者さんとかもみんな言ってたよ」
男「あ、じゃあ買ってこ」
女「いや、別に無理して買わなくていいよ」
とかなると最悪ですよね(笑)
なので、アドリブでやる場合は、
特にノンバーバルや相手の性格などに
注意が必要かなという感じです。
一方、SNSなどのコメントで、
『最近こういうくだらない情報多いよな。さて、チョコ買いに行こう』
みたいな感じにすることが出来るので、
うまく使えれば便利かなと思います。
では、その他の例を
会話例で5つ見ていきましょう。
例1.注文をするときに
まずは、特にネタではないけど
リスクもない、
みたいな例を紹介します。
男「ラーメンとチャーハンのセットってさ、」
女「うん」
男「炭水化物に炭水化物だから、超炭水化物だよね」
女「そうだね(笑)」
男「私ラードを唐揚げにして食べま~すみたいな」
女「それはやばい」
男「やっぱこういう野菜系のやつがいいよね~」
女「そうだね~」
(店員を呼んで)
店「お決まりでしょうか?」
女「あ、焼き鯖定食と~、」
男「えっと…、ラーメンとチャーハンのセットで」
女「ん?(笑)」
まずはほぼリスクにならない
ゆるい例を紹介してみましたが、
たぶん動画だとどうしても
ネタ目線で見てしまうので、
おそらくオチがちょっと
期待外れだったかと思います。
でも、
実際に一緒にメニューを見て、
目の前で予想を裏切られた
女性との間では、
笑いの空気になりやすいはずです。
また、それに加えてもう一つ
大事な事をお伝えしたいのですが、
それは、
“ウケを狙おうという意識を消す”
ということです。
通常、ウケを狙っている事が
相手に伝わると、
オチに対して相手が評価や反応を
返さなきゃいけなくなるので、
オチでウケなかった場合は
スベッたという結果になります。
なので、大喜利やお笑いだとウケたか
スベッたか?になってしまうのですが、
会話では、ウケを狙おうという
意識を消すことで、
オチでウケなくても
どんどん流してしまう事ができます。
具体的には例えば、
男「えっと野菜…、ラーメンと
チャーハンのセットで」
というのがウケ狙いの発言じゃなかったら
何の問題もおきないはずです。例えば、
男「えっと野菜…、ラーメンとチャーハンのセットで」
店「かしこまりました~」
女「・・・野菜じゃなかったの?(笑)」
男「今日はそういう気分じゃなかった(笑)」
女「あはは、そうなんだ(笑)」
男「てかこないだ山田くんがさ~」
となるだけで、
全然変な空気になることなく
次の展開に行くことができますよね。
それに対し、ウケを狙うという
目的意識が強い場合は、
ウケなかった場合に自分自身も
ダメージを食らってしまうので、
相手も変な空気を感じてしまい、
このスムーズな移行が妨げられます。
あるいは、場合によっては、
相手に愛想笑いばかりさせて
疲れさせてしまう、
という状況も
生んでしまうかもしれません。
なので、今回の様なウケを
狙っている感じのパターンは、
逆にウケを狙って言うのではなく、
“ただの会話”
という認識でいきましょう!
例2.ディズニーは夢の国
女「ディズニーとかもどんどん値上がりしていくよね~」
男「ほんとだよね~。ディズニーって夢の国って言うけどさ、」
女「うん」
男「まぁ確かに一歩足を踏み入れれば別世界だしさ」
女「うん」
男「キャストさんもみんな素敵だしさ」
女「うん」
男「なんか、ワクワクするような音楽も流れてて、いるだけで楽しいっていうか・・・夢の様な国だよね!?」
女「あはは、なんだよ(笑)」
例3.ピザのデリバリー
女「(宅飲みとかで)どうしよっか~。ピザでも頼んじゃう?高いけど」
男「あ~ピザね~、確かに高いよね~」
女「うん」
男「だってさ、ただの丸い生地にさ、適当にパラパラ具を乗っけてさ、」
女「うん」
男「そのまま焼いて、熱々を持ってきてくれて、」
女「うん」
男「で、手軽に食べれてしかも美味しいっていう単なる最高のパンじゃん?」
女「ん?(笑)」
男「ピザ頼もう(笑)」
女「あはは、うん(笑)」
例4.女性の性格について
友「あいつ性格が俺無理だわ」
男「あ~確かに。ていうかさ、どんなに顔が可愛くておっぱいが大きくてもさ」
友「うん」
男「性格が最悪な女って一気に覚めるよね」
友「あ~わかるわかる」
男「仮にそういうやつがホテルとか誘ってきても絶対行かないよね」
友「うん~、」
男「・・・」
友「・・・」
男「行っちゃうよね。1回だけ(笑)」
例5.ミドリムシのクッキー
逆に、肯定してから
否定するパターンもあるので、
1個だけ見てみましょう。
上司がミドリムシのクッキーを
みんなにお土産に買ってきたとして、
女「ね~。これあげる~(笑)」
友「食べなよ(笑)」
女「え~、だって~(笑)」
男「まぁ確かにさ、ミドリムシって、虫って名前がついてるからイメージはあれだけど」
女「うん」
男「ただの分裂する葉っぱだから全然大丈夫だよ。俺のもあげるわ」
女「あはは(笑)」
こんな感じですが、リアル会話では
相手の返答が来たりもするので、
ちょっとオチのインパクトを
強く持っていくのが難しいので、
やっぱりウケを狙わずにただの会話
みたいな感じにするといいと思います。
ちなみに、例えば、
『こんなの手洗えば
ゴム手袋いらないでしょ。
俺はするけど』
『つまみ食いって犯罪行為だよね。
・・・何個食べる?』
『見た目だけで判断するのとか
絶対よくないよね。
・・・可愛いなこの子』
という感じで日常生活の中で
軽く使う事ができるので、
よかったら覚えてみてください。
では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!