今回は、

“第三者を褒めてから、褒めの
 矛先を目の前の相手に向ける”

というテクニックと会話例を
紹介したいと思います。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは6分10秒です。 
 
 
 

概要

 

この方法を使うと、
例えば通販の番組で

“欲しいと思わせてから売りこむ”

というのをやっているのと同じ様に、

 

“褒めて欲しいと思わせてから褒める”

という流れを作れるので、

相手が嬉しい気持ちになる可能性を
高めることができます。

 

また、他人を認める
余裕のある男性像を印象づけたり、

“第三者への褒めの内容を
自分自身の印象にも重ねて見てもらえる”

みたいな心理効果で、格を高めることに
繋がるというメリットもあります。

 

さて、前回の動画でも
お伝えしたのですが、

どちらか一方が褒めすぎの状態は、

 

媚や下心が介入する関係になったり、
好意の返報性のバランスが崩れるので、

長く良い関係を築きたいのであれば
好ましいとは言えません。

 

なので、遊びとかではなく
ちゃんと仲良くなりたければ、

1.褒めすぎないように会話をして
2.たまにジャブ的に褒めて
3.相手も褒めてきたら褒め返す

という感じにすると、

 

媚っぽくもならないし、

相手が素直に受け入れられるように
褒める事ができるので、

低リスクで相手をご機嫌に
することができる、という感じです。

 

ただ、

“ジャブ的に褒めても相手が
こちらを褒めてこないとき”

は、これ以上相手を褒められない
感じになっちゃいますよね。

 

これに対し前回の動画では、

“雑な対応に切り替えた方が
 可能性があるかも”

みたいな感じでお伝えしましたが、
これだとちょっと困りますよね(笑)

 

念のためもう少し細かく説明すると、

もしジャブ的に褒めることで
相手も自分を褒めてきたら、

それに乗っかって褒め返すことでちゃんと
褒めの効果を得られるわけですが、

 

相手が自分を褒めてこない場合はもう
こちらから褒める事は出来ないのか?

つまりこれ以上褒めたら媚みたいに
なるから雑な対応をするしかないのか?

 

もっと褒めて点数稼ぎをしたり
相手の心を開かせたいのに、

ジャブが返ってこない相手には
もう褒めという武器を使えないのか?

というところが不足点だったと思います。

 

というわけで、それに
お答えするのが今回の内容である、

“第三者を褒めてから、褒めの
 矛先を目の前の相手に向ける”

という手法となります。これにより
また相手を褒めることができます。

 

ちょっと細かい事を気にしすぎな
説明になってしまいましたが、実際は、

(あ、褒めすぎちゃってるかな~)
と感じたときに、

こういう回避策もあるよ、くらいの内容
なので、特に難しく考えなくて大丈夫です。

 

とりあえず一つ具体例ですが、 
例えば同僚との飲みの席で、

男「B子ちゃんってほんとに気が利くよね~!」

女「だよね~」

男「なんか、こっちから言わなくても、ちゃんと自分で考えて、自分から言ってきてくれるみたいな」

女「あ~すごいわかる~」

 

という会話をしたときに、

女性はどんな心境に
なっていそうでしょうか?

ちょっと男女逆にして
もう一度会話例を見てみましょう。

 

女「B男君ってほんとに気が利くよね~!」

男「そうだよね~」

女「なんか、こっちから言わなくても、ちゃんと自分で考えて、自分から言ってきてくれるみたいな」

男「あ~すごいわかる~」

 

このとき、わりと多くの男性が、

(俺よりもあいつが評価されている?)
(俺はどうなんだろう?)

のように、程度の差はあれど、無意識に
自分とその人を比較していると思います。

 

そんな心境の中で、例えば、

女「まぁ一緒に仕事しやすいのは全然○○君だけどね(笑)」

とか言われると、グッと承認欲求が
満たされるのではないでしょうか?

 

もちろん必ずしも、
というわけではないので、

狙ってやるというより普段の会話に当たり
前の様に組み込めばいいだけなのですが、

少なくとも確率で効果を狙えるのは
おわかりいただけたと思います。

 

というわけで、誘い込んで
その反動を利用する感じになるので、

“どんな言葉を言うか”

よりも、会話の流れの方を
今からご参考いただければと思います。

 
 

会話例1.優しい

 

男「(上司の)後田さんってさ、」

女「うん」

男「何であんな優しいんだろね(笑)」

女「あ~、優しいよね~」

男「ちょっとでも何かやったらお疲れ~!とか言ってくれるしさ」

女「うんうん」

男「困ってたらすぐ手伝ってくれるし」

女「ね~、いい上司だよね~(笑)」

男「ほんとだよね~。…っていうかA子ちゃんも優しいけどね(笑)」

女「私は普通だよ(笑)」

男「普通・・・、普通じゃない」

女「いやいや(笑)」

男「だっていっつも笑顔で返事とかしてくれるしさ」

女「え~そう?(笑)」

男「うん。だからA子ちゃんがいるだけで、職場の雰囲気すごいよくなるし」

 

もしピンと来ない場合は、

男女逆にして聞いてみたり、
前半部分を省いて褒めた場合を想像して、

効果を確認してみてください。

 

まず第三者を褒めることで
相手の承認欲求を刺激できるのと、

下心だけで人を褒めているわけじゃない
雰囲気が相手に伝わるので、

おそらく相手も、褒められて素直に
喜べる状態になっているかなと思います。

 

ちなみに、もしかしたら、

取り繕って褒めているような感じに
見えた方もいるかもしれませんが、

その点は表情や言い方でしっかり
真実味を出せばクリアできます。

 
 

会話例2.かわいい

 

次は格下だとちょっと厳しいですが、
例えば格上だったり信頼関係がある中で、

『かわいい』と単発で褒めてリスクを
負う場合と比較をしてみてください。

 

男「広瀬すず可愛いよね~」

女「あ~かわいいよね~(笑)」

男「絵に描いたような綺麗なお顔してるよね」

女「確かに。整ってるよね」

男「ね~」

女「うん~」

男「A子ちゃんもだいぶ整ってるけどね」

女「そんな事ないでしょ(笑)」

男「いやいや、もう絶対かわいい」

女「え~」

男「俺の顔が3点だとしたら、1億点くらい」

女「あはは(笑)」

 

単発で『かわいい』とだけ
伝えると、格が下がったり
下心丸出しになっちゃうので、

ユーモアなどで相殺しながらその日に
口説き落とせるならいいかもしれませんが、

 

そうじゃない場合は
あとあと警戒心を残してしまう、

というリスクを
負うことになります。

 

でも、

『かわいい』

という言葉そのものは言われて
嬉しくないってことはそうそうないので、

 

その褒め言葉を正しく

(うれしい)

と感じさせられるかどうかが
ポイントとなる、という感じです。

 
 

会話例3.がんばりやさん

 

男「B子ちゃんってなんか、めちゃめちゃ頑張ってるよね」

女「あ~頑張ってるよね~」

男「丁寧だし早いし、素敵な笑顔だしね~」

女「うんうん」

男「なんかこの前聞いたら、将来お菓子屋さんをやりたいんだって」

女「あ、そうなんだ!」

男「だから頑張ってるんだって」

女「ふ~ん」

男「まぁ適当人間の俺からしたらA子ちゃんも相当やばいけどね(笑)」

女「わたしはそんな(笑)」

男「だってベテランにはベテランの苦労があるでしょ?」

女「ん~まぁね~(笑)」

男「全部面倒を見つつ文句一つ言わないみたいな」

女「え~でもたまに文句言っちゃう(笑)」

男「おっ!・・・例えば?」

 

というわけで、
とりあえずこんな感じで、

相手の承認欲求を刺激してから
褒めてあげると、

いろいろメリットがあるので
是非試してみてください。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!