例えばあなたが職場で、

男「山田さんってどんな人なの?ちょっとやばいらしいじゃん」

と聞いたときに、

女「ん~。パソコンで言えば、Windows95で止まってる感じ?」

と言われると、
ちょっとユーモアを感じますよね!

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは7分35秒です。

 

あるいは、あなたが若い世代であれば、

女「スマホで言えば、もう買い替えどき?(笑)」

とか言われると、たぶん
『あはは』と返事をすると思います。

 

というわけで今回は、
このようなユーモアの作り方と、

その他の例を
いろいろ見ていきましょう! 

 

概要

 

まずフレーズの型としては

『○○で言えば××』

という感じになるのですが、

 

これを、

人の性格や性質、あるいは
行動や見た目などに使うことで、

先程のようなコメントにできます。

 

加えて、○○と××それぞれに
何をもってくるかで、

例えば褒めや冗談やツッコミなど
何にでも使える感じなので、

とにかく利用用途が広いというのが
練習するメリットかなと思います。

 

具体的には、

『(あの子は明るいから)お花で言ったらひまわりみたいな子』

と言えば褒め言葉になるし、

 

『(あいつはしつこいから)食べ物で言ったら腐った納豆みたいなやつ』

と言えばちょっと陰口っぽい
冗談になるし、

 

お酒を飲んだらいつも泣く女の子に対し、

『天気予報で言うたら
 降水確率100%だよね(笑)』

と言うとツッコミっぽくなる、
という具合です。

 

で、例えば、

『食べ物で言ったら、フルーツタルトみたいに華やかな雰囲気だよね(笑)』

というクサい冗談の褒めが
仮にあるとします。

 

これを言いかえれば、

『もし君が食べ物だったら、フルーツタルトだよね』

と、『もし』を使うこともできるし、

 

あるいは○○(食べ物)の部分は言わず、

『A子ちゃんはフルーツタルトのように美しい子だ』

『A子ちゃんはフルーツタルトだ』

と、普通の直喩隠喩の形にもできます。

 

つまり、

○○と××の2つの要素があり、
それらを適切に用いて、

その時々に応じた形で比喩表現する、
みたいなイメージとなります。

 

例えば男友達が、

友「A子ちゃんって食べ物で言ったら、フルーツタルトみたいだよね。なんかキラキラしてるし、華やかな感じだし」

と言った場合は、

 

○○(食べ物)と
××(フルーツタルト)

の2つを使ってA子ちゃんの見た目を
比喩表現した、ということです。

 

そしてそれに対し、例えば関西の人が、

男「お前もし食べ物やったら納豆やな。クサい事言うし女にネチャネチャしとるし(笑)」

みたいにツッコミを入れたとしたら、

 

友達の性格を、

○○(食べ物)と
××(納豆)

を使って比喩表現し、冗談への乗っかりと
同じ様に言葉を被せた、という感じです。

 

ちなみに、もう少しややこしい例と
なりますが、実用性はさておき、

『A子ちゃんってもう存在がデザート
 みたいだよね。デザートと言っても、
 みたらし団子とかじゃなくて、
 銀座の高級フルーツタルトみたいな』

のような一文があるとします。

 

これは、

〇〇(食べ物)
××(デザート)

※食べ物で言えばデザート

を使った比喩のあとで、

 

○○(デザート)
××(銀座の高級フルーツタルト)

※デザートで言えば銀座の・・・

と更に次の比喩を
重ねた形になっています。

 

というわけで、

説明は細かく
なっちゃいましたが、

もちろん実際の会話中にこんな事を
考えながら話すわけではありません。

 

例えるなら、
ここまで説明した内容は、

スポーツで言えばフォームを
お伝えしただけなので、

実際に出来るようになるには
練習をしまくる必要があります。

 

具体的には、
いつもお伝えしている通り、

今回のパターンを使った
比喩表現を毎日毎日考えて、

出てきた答えを全部覚えまくっていく、
ということをやればOKです。

 

ただ、考えても考えても何も出てこない
という方もいらっしゃると思うので、

もしあなたがそうであれば、

以下のことを何ヶ月も
継続してみてください。

 

1.一日5分、とりあえずは考える
2.動画をたくさん見て、いろいろな
  会話例を参考にする(素材を増やす)
3.気に入ったフレーズを見つけたら
  ノートなどにまとめて暗記しまくる

これにより、徐々に自分の力で
言葉を作れるようになってきます。

 

では、今回の比喩表現を使った
フレーズを今から20個お伝えするので、

とりあえず引き出しとして覚えたり、
参考素材にするなどとお役立てください。

 

ちなみに笑いを狙った
フレーズがメインというわけではなくて、

ちょっとした一言コメントの
参考例という感じになっているので、

あくまで比喩表現の具体例として
ご覧いただくようお願いします。

 
 

具体例20個

 

プレゼンが上手くいった部下を
全力で褒めてあげたいときに、

『映画で言ったら、もう絶対
 アカデミー賞受賞してる!』

 

今度紹介する知人がどんな人かを
前もって上司に伝えておくときに、

『そうですね~。音楽で言えば
 クラシックなイメージですね。
 紅茶と一緒にどうぞ、みたいな』

 

発注した商品があまりにも
お粗末だった事を上司に伝えるときに、

『もし通販のカニだったら、実がスッカスカで味噌汁にするレベルですね』

 

納品されたシステムに
エラーが頻繁に出るようなときに、

サラッと一言、

『家電で言えば不良品ですよね~』

 

一緒に歩いている女の子が
結構な勢いでつまづいたときに、

『もしコケ方選手権だったら優勝だよね(笑)』

 

運転センスが全くない上司の車に
乗ったときの感想を誰かに伝えるときに、

『もう…、壊れたジェットコースターに乗ってるような気分でした。命がけで』

 

入社して数年経つのに
全く成長できない人のことを、

『あの人の成長スピードは三輪車ですよね、乗り物で言ったら』

 

↑と同時に、目の前の上司の
仕事スピードをお世辞で褒めるときに、

『それに比べて後田さんはフェラーリですよね!』

 

合コンに来た女の子がとても
ヤバかったことを上司に話すときに、

『昨日の合コンは…、まるでホラー映画でしたね。まず一人目のおばけが~、』

 

からかい半分のお世辞に対し、
強めの自虐で返したいときに、

『いやいや、僕なんて人間の顔をした
 ゴミですから。地面にへばりついて
 真っ黒になったガムの様な
 存在ですから!』

 

おっとりしていて
いるだけで癒される人のことを、

『動物で言ったら、お風呂に浸かってるカピバラさんみたいな存在ですよね~』

 

職場で『あの人ここで一番長いのよ』と、
昔から働いてるという事実を聞いたときに

『じゃあアニメで言えば、サザエさんくらいレジェンドな感じなんですね』

 

仕事は遅いけど堅実に
がんばる同僚をフォローするときに、

『彼はスポーツで言えばマラソンみたいな
 タイプなんですよね~。
 地道に努力を重ねて、
 前に進んでいくみたいな』

 

承認欲求が強くて自己主張ばかり
しているバイトの先輩のことを、

『たぶん前世が風呂場のカビだったんじゃなかなぁ。しぶといし嫌われ者みたいな?』

 

とにかく笑顔が明るくて
場を盛り上げてくれる女の子の事を、

『天気予報で言ったら晴れ時々晴れって感じだよね!』

 

職場で、一つの事しかできない
不器用な人のことを、

『ギターで言えば、弦が1本しか張ってない感じですね。和音出ませ~んみたいな』

 

実は脱いだら結構だらしない
体をしてる、と冗談で謙遜したいときに、

『いやほんとに。脱いだらマヨネーズの容器みたいな体してますから』

 

いつも飲み会に来るけど、
いまいち面白くない人のことを、

『あの人は飲み物で言うと、気の抜けたビールみたいな感じですよね』

 

一見とっつきにくい女性のことを
フォローするときに、

『あの子は植物で言えばトゲトゲのサボテンみたいだけど、じっと見てると可愛いさに気づける、・・・かもしれない』

 

物腰が柔らかいし、優しいし
居心地がいいと伝えたいときに、

『もしA子ちゃんがティッシュだとしたら、一箱1,000円以上すると思う』

 

というわけで以上となります。

気に入った表現があったら
是非どんどん覚えてみてください。

会話ドリル1000の方も、
よかったらご検討お願いします!

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!

 

で、講座はちょうど今回で
215回めとなるのですが、

大人になってから会話に悩んでいる方は、
ここまで全ての動画をご覧いただいて、

ようやく会話に対しての必要な視野が
得られるくらいなのかなと思っています。

 

もちろん全ての動画があなたにとって
役に立つわけではないし、

講座初期の動画は特にアフレコが未熟で
参考にならない部分もあるのですが、

多角的に見るために視野を広げるという
意味では必ずプラスになるはずです。

 

なので、もしあなたに、本気で
会話を改善したいお気持ちがあれば、

是非第1回から全ての動画を
ご覧いただければと思います。

 

だいたい時間にして25時間くらいで
見れると思うのですが、会話力は、

そこから、500時間1000時間と
アウトプットを重ねることで、

ようやく満足に上達を感じられる、
という具合で身についていくものです。

 

スポーツでも楽器でも、

やっぱりそれくらいやらないと
十分な実力はつかないと思いますが、

会話もそれと同じだということです。

 

日本語を読める・話せるというのは、

例えるなら、歩いたり走ったり
ジャンプしたり声を出したりなど、

体の動かし方を知っているだけの
状態です。

 

それに対し会話力は、

バスケが上手、歌が上手、
外国語をスムーズに話せる、

などと同じ様に、一言で言えば
【スキル】という分類になります。

 

この【スキル】というものは、

大人になってから習得するには
かなり時間を費やす必要があり、

会話力もそれと同じなので
改善には時間がかかるということです。

 

それでも、

僕のYouTube講座でお伝えしていることを
ちゃんとやってさえいただければ、

最短距離で改善できるはずなので、
是非、学んでいただければと思います。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!