では前回からの続きで、

“『初めまして』からの話題”

の10個のうちの、
8,9,10個目を見ていきましょう。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは12分58秒です。 

 
 

話題8.体の不調と健康、憧れ

 

例えば、肩こりがあることを
ちょっと話しておくと、

あとで揉んでもらう
布石になったりもしますが、

(第90回参照)

 

とりあえず適当に布石を置いて、
その流れで健康に関する話をし、

更にその流れで、相手が憧れる人を
探っておく感じです。

その理由は、憧れの人がわかると
褒める部分のヒントが得られるからです。

 

まずメインフレーズは、

『最近仕事ばっかりだったんだけど、肩こりっていうか、ずっと誰か乗っかってる感じなんだよね(笑)』

で、後半部分で、重みで肩がズルッと
落ちていくジェスチャーをする感じです。

 

ちょっと内容が自分には微妙だと
感じた方は適当に応用
いただければいいのですが、

ひとまずポイントとしては、

 

・笑顔で不調を伝えることで余裕を出す
・仕事を活き活きとやっている感を出す
・『痛い』と伝えるだけでなく、
 映像化しやすい伝え方をする

という感じになります。

 

なので例えばひじだったら、

『仕事でチャーハンばっかり作ってるんだけど、腕の関節が全部フリーザに殴られたみたいなんだよね(笑)』

とか、

 

腰だったら

『仕事に夢中になってるといつの間にか腰がやられちゃうんだよね。だから、ほんとはお姫様抱っことかしてあげたいんだけど、ちょっときついんだよね~、…求めてないか(笑)』

とか、適当に考えてみてください^^;

 

といっても、そもそも布石として
サラッと言えばいいだけですし、

肩こりだとカラオケで揉んでもらい
やすかったりもするので、

一応オススメとしておきます。

 

『A子はどっか痛いところある?』

というわけで、
自分の痛みの話はあくまで布石なので、

キリのいいところでパッと
相手主体にしちゃいましょう。

 

『じゃあ骨とかすごい綺麗なんだろうね。色も真っ白なんだろうね』

女性に痛いところがない場合の返しです。

もし痛いところがあれば
状態を詳しく聞いてあげましょう。

 

『そこに更に綺麗な肉がついて、綺麗なA子が出来上がってると思うんだけど、綺麗になるために頑張ってる事とかあるの?』

骨が真っ白という布石から
繋げていった場合のフレーズですが、

 

仮に女性も肩こりが酷いとしたら、

『骨とかまっすぐ綺麗にしたいよね。ところで綺麗になるために頑張ってる事とかあるの?』

等と適当に繋げればいいと思います。

 

『すげ~じゃん!効果出てるじゃん。完全に出てるよね!』

これは頑張ってる部分の話を
聞いたときの返しです。

 

『じゃあ、この人みたいになりたいってのある?別に見た目だけじゃなくて存在~みたいな』

もしここでとある女優さんが出てきたら、

“その人が持ってる魅力”

を本人と重ねて褒めてあげればOKです。

 

例えば綾瀬はるかだったら、

“優しくて癒し系でおっとりな天然”

というイメージだと思うので、

 

『A子っていわゆる癒し系タイプだよね。
 笑った感じががおっとりしてるし
 いるだけで癒されるタイプだよね 笑』

みたいな褒めや、

もしくは肌が綺麗~みたいなのが
おそらくは効きやすい、
という感じになります。

 

ただ、これをその場でやると、

ちょっと流れで褒めた
みたいな感じになっちゃうので、

忘れた頃にポツリと
言ってあげるとよいです。

 

■会話例

男「最近仕事ばっかりだったんだけど、肩こりっていうか、ずっと誰か乗っかってる感じなんだよね(笑)」

女「あ~、それ辛いよね~」

男「えいっ!てやりたい(笑)」

女「(笑)」

男「A子はどっか痛いところある?」

女「全然ない(笑)」

男「うわ~、じゃあ骨とかすごい綺麗なんだろうね」

女「綺麗なんだ(笑)」

男「うん。ちゃんと左右が整ってて、色も真っ白なんだと思う(笑)」

女「あはは(笑)」

男「そこに更に綺麗な肉がついて、綺麗なA子が出来上がってると思うんだけど、」

女「いやいや、汚いから(笑)」

男「あ、汚い肉だったんだ?」

女「あはは(笑)そうそう(笑)」

男「うそうそ(笑)え、髪の毛の他にも、綺麗になるために頑張ってる事とかあるの?」

女「え~、まぁ綺麗じゃないけど~、一応~、」

(中略)

男「すげ~じゃん!効果出てるじゃん(笑)」

女「いやいや(笑)」

男「完全に出てるよね!」

女「ほんと~?」

男「ほんとほんと。俺と、ここにいる全員が保証する」

女「どうやって(笑)」

男「それはまぁ…お金をばらまいて…」

女「それ嬉しくない(笑)」

(中略)

男「え、じゃあ、この人みたいになりたいってのある?別に見た目だけじゃなくて存在~みたいな」

女「あ~…綾瀬はるかとか~?」

 
 

話題9.自分の悩みを話す

 

相手の悩みを話させるために
まずは自分の悩みを話す…、

というのは聞いたことが
あると思いますが、それをやりましょう。

 

ただ、いきなり深い悩みを話すと
相手を困らせるかもしれないし、

今回は汎用的な例しか提供できないので、

 

ひとまず、

“自分の弱みを人に見せられるタイプの
 男性だと女性に認識させる”

という部分までを
クリアしておきましょう。

 

つまり、余裕や自信のない男性は、

例えば背伸びや知ったかぶりで
格下認定されがちですが、

そういうタイプではないという事を
ふんわりと認識させる感じです。

 

では、メインフレーズですが、

『てか聞いてよ。最近悩んでることがあって。ご飯をたくさん食べると、太るんだよね』

となります。

 

当たり前系の冗談を使って
悩みの話題の布石にしているだけですが、

太るという悩みに無縁そうな方は、

『てか聞いてよ。俺悩んでることがあって。毎年初詣でイケメンにしてくださいってお願いしてるんだけど、ならないんだよね』

とかでもいいと思います。

 

で、

『悩んでることがあって』

のところで、

“悩んでる表情”

を見せられるとよいです。

 

理由としては、

悩みを人に言える人だ
という人物像が印象づくし、

喜怒哀楽のあるコミュニケーション
をした方が仲良くなれるからです。

 

『ちょっと俺の顔見てもらっていい?タイプ?』

ちょっと理屈は難しいのですが、

いろんな要素が詰まった一言なので
半分冗談な感じで言ってみてください。

 

『やっぱ顔に関する悩みは尽きないよね(笑)』

自分の顔に悩まない人はほぼいないので、

女性もいろいろ話してくる可能性が高い
一言になるかなと思います。

 

『じゃあ100%嘘でいいから、タイプだよって言ってもらっていい?』

わがままやいじり合いや認知的不協和で
恋愛感情の芽が育っていきますが、

それらを狙える一言となります。

 

『じゃあ1000%嘘でいいから(笑)お願い、お願い。あ。…傷ついちゃおっかな~』

これは、女性がNoと言ってきたときの
自己フォロー用の返しとなります。

Noに対して動じてしまうと負けなので、
完全に余裕のある感じで言いましょう。

 

『でもほんとはもっと真面目に悩んでることがあって。気が合わない人とのコミュニケーションがうまく行かないんだよね~』

ここまでは自分主体のターンだったので、
このフレーズから相手主体にいきます。

誰にでも当てはまる悩みなので
発展しやすい話題になるかなと思います。

 

『人を嫌いになったことある?』

好きな○○よりも嫌いな○○の方が
感情が強く盛り上がりやすいのですが、

本音を話してもらうには信頼が必要なので
このタイミングで、という感じです。

 

では会話例ですが、
何度かお伝えしていますが、

すべてのサブフレーズを入れるために
女性の返答が最小限となってしまっていて、

全然盛り上がってない感じですが
その点はご了承をお願いします。

 

■会話例

男「てか聞いてよ」

女「何~?」

男「最近悩んでることがあって」

女「うん」

男「ご飯をたくさん食べると、太るんだよね」

女「あはは、そりゃそうだよね(笑)」

男「ちょっと俺の顔見てもらっていい?」

女「え?・・・うん」

男「タイプ?」

女「ちょ、何その質問(笑)」

男「やっぱ顔に関する悩みは尽きないよね(笑)」

女「まぁそれは誰だってそうだよ」

男「じゃあ100%嘘でいいから、タイプだよって言ってもらっていい?」

女「え~やだ(笑)」

男「じゃあ1000%嘘でいいから(笑)お願い、お願い」

女「だめ(笑)」

男「あ。…傷ついちゃおっかな~」

女「あはは、どうぞ(笑)」

男「でもほんとはもっと真面目に悩んでることがあって」

女「うん」

男「気が合わない人とのコミュニケーションがうまく行かないんだよね~」

女「あ~なるほど~。え、例えば?」

男「例えば友達と飲みに行って~」

(中略)

男「え、人を嫌いになったことある?」

女「そりゃあるよ(笑)」

男「どんな人だったの?」

 

で、念のためもう一度
お伝えしておきますが、

本番では途中で全然違う方向に
話が進むことがほとんどだと思うので、

この通りにやることが目的ではないので
その点ご了承をお願いします。

 
 

話題10.悩みを聞いて好意を伝える

 

最後は、相手の悩みを聞いた上で

“君の人間性が好きだ”
“自分も同じタイプの人だ”

みたいな話ができるといいと思います。

 

これをしっかり言葉にすると、

安心感と将来性を相手が意識するので
関係が発展しやすくなります。

 

メインフレーズは

『っていうかA子って何でもできそうな感じがするんだけど、逆にできないことってあるの?(笑)』

となります。

 

ネガティブ系の事を話せる空気を
作るためにベクトルをちょっと操作して、

悩みを聞く布石にする感じです。

 

『ほんと?何個くらい?』

これは、女性が

女「(出来ないこと)あるよ(笑)」

と反射的に答えたときの返しです。

 

もし

女「(出来ないこと)ない(笑)」

と返ってきたら、

 

『うわ~、やっぱ天才だったんだ。

俺小学生くらいのころからずっとね、この世のどこかに女神様って絶対いると思ってたんだけど、いたわここに(笑)

ちなみに女神様にも悩みとかってあるの?

みたいに返しましょう(笑)

 

『じゃあ質問ね。A子の最近のお悩みベスト3』

例えば、『最近悩みとかあるの?』
と普通に聞くと、

女「ん~、まぁ、そうだね~」

と何となくの返答になりがちですが、

 

『ベスト3』をメインにすることで、

女「(え~なんだろう)」

みたいな状況にさせやすく、

相手は悩みをしっかりと考えるので
少し本音を聞き出しやすくなる感じです。

 

『考える時間を30秒あげるね。・・・3、2、1』

30秒と言いながら、

ちょっと待ってからカウントダウンを
始めることでいじる感じです。

 

『じゃあ1位だけでいいや。男?』

先のクエスチョンに対する
クローズドクエスチョンのフォローです。

 

『いや~でもあれだわ。A子の人間性が好きだわ』

たぶんあなたもこれを言われると

“自分自身を全部認められた”

という感じがすると思います。本心で
言っているのが伝わる様に言いましょう。

 

『こんな子は今までいなかったかも』

この言葉は特別感だけでなく、その裏に

“だからこれからもよい関係でいたい”

という時間軸的なメッセージも
含まれているので、響きやすいと思います。

 

『なんだろう。なんか同じタイプな感じがしたんだよね~』

あなたも、

女「私達同じタイプの人間だよね~」

と言葉に出して言われたときを
想像して欲しいのですが、

 

そもそもほとんどの人とは
共通点が何個かはあるので、

(あ~、そうなのかな…)

と、思うことが多く、相手側が格上なら
嬉しい気持ちになるかと思います。

 

だからちょっと占い師的な
ずるさもあるのですが、

それプラスこれまでの会話も全部重ねて、

“この人は私と似た者
同士だから特別な人なんだ”

という認識を芽生えさせるのが目的です。

 

■会話例

男「っていうかA子って何でもできそうな感じがするんだけど、逆にできないことってあるの?(笑)」

女「あるに決まってんじゃん(笑)」

男「ほんと?何個くらい?」

女「え~、いっぱい」

男「またまた~。じゃあ質問ね」

女「うん」

男「A子の最近のお悩みベスト3」

女「え~」

男「考える時間を30秒あげるね」

女「わかった」

男「・・・3、2、1」

女「早くない?(笑)」

男「まだ?(笑)」

女「え~」

男「・・・・・・(寝たふり)」

女「寝てる(笑)」

男「違う。首の運動(笑)」

女「いびきかいてた(笑)」

男「これ鼻の運動(笑)」

女「嘘つけ(笑)」

男「じゃあ1位だけでいいや。男?(笑)」

女「え~まぁそれもあるけど」

男「うんうん」

女「えっとね~、」

(中略)

男「いや~でもあれだわ」

女「ん?」

男「A子の人間性が好き」

女「え~」

男「こんな子は今までいなかったかも」

女「嘘~、例えばどんなとこ?」

男「なんだろう。なんか同じタイプな感じがしたんだよね~」

 
 

超重要事項:引き出しは潜在意識下に増やして使う

 

・・・というわけで10個全部
お伝えしましたが、いかがでしょうか?

僕の予想では、

 

(自分には無理 or 合わない)
(こんな理屈通りに行くわけない)
(現実はそんなに甘くない)

みたいに感じてしまった方が
相当いらっしゃると思います??

 

で、確かに、こんなスムーズに
事も会話も運ぶわけではありません。

でも仮に、
今回の10個の話題だけでなく、

300個くらい完璧に話題と展開を
覚えたらどうなるでしょうか?

 

そうなると、かなりアドリブも利いて、
確実に結果に表れそうですよね!

で、実際そうなると思うのですが、

つまり、今回の集中講座だけで
すべてがうまくいくわけではないので、

 

“潜在意識の
引き出し強化の足しにしつつ、
初めましての会話にちょっと役立てる”

くらいに認識いただければと思います。

 

ちなみに何故潜在意識なのかというと、
実際の会話で、

(あれを言おう、これをやろう)

などの顕在意識ができることなんて
たぶん1~2%もないので、

 

結局はほぼすべて潜在意識、

つまり無意識で使えるスキルや
勝手に思い浮かぶ言葉でしか会話は
できないので、

トレーニングでただひたすらそれらを
増やすしかない、ということですね。

 

また、覚えたフレーズを
そのまま言うという事はあまりなくて、

一度潜在意識に取り込んだものを
自分の言葉で表に出す、という感じです。

 

なので例えば、

小説をたくさん読んで会話力が
高まった人がいたとしても、

 

その人は小説で使われている
言葉をそのまま使って
会話をしているわけではなくて、

状況に沿うように自分の言葉に変換し、
自然な間や抑揚をつけながら
会話をしているという事です。

 

そして、その人の引き出しには

“自分では絶対に使わない言葉”

もたくさんあるはずですが、

自分の言葉に変換する素材としては
量的に必要不可欠なものとなっています。

 

どうしても多くの人が、

“自分が使える言葉”

だけを

“そのまま使う目的”

で学ぼうとしてしまうのですが、

 

それだと引き出しの量が全然足りないし、
不自然な言葉の使い方をしてしまうので、

“いろいろな言葉を大量に取り込んで
自分の言葉を作る素材にする”

というイメージで
学習を進めていただければと思います。

 

目安としては、個人差もあるし
あくまでイメージですが、

とあるシーンとフレーズを30個くらい
完璧に覚えたとしたら、

2時間の会話でようやく1~2個、
勝手に頭に出てくるような感じです。

 

でも、10倍の300個覚えたとしたら、
勝手に出てくるのが10~20個ではなく、

形を変えて30~40個と
思いつくようになってくる感じです。

そして更に引き出しが増えるにつれ、
安定したアドリブ力になっていく感じです。

 

では次回、暗記用動画をUPします。

ざっと内容を解説してから反復用の
mp3をダウンロードしていただき、

ループ再生で学べるようにしますので、
よかったら是非ご利用ください。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!