今回は、
“立ち止まり系のボケ”
というのを紹介したいと思います。
このボケ方は僕がYouTubeを
始める前からお伝えしていて、
会話ドリル1000の中でも
結構登場するのですが、
実は使いこなすのがとても難しいので、
説明しようかなと思いました。
↑是非会話音声と画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは6分56秒です。
パターン1.共感に対する立ち止まりボケ
まずは基本的な例ですが、
例えば、ある程度仲のよい女性と
昼間に外を歩いていて、
女「今日天気いいよね~」
と共感的な言葉を言われたとします。
そのときに、
すぐに共感するのではなくて、
男「え?ほんと~?」
と、女性の顔を見て
聞き返します。
そうすると女性は、一瞬
女「え?」
ってなりますよね。
つまり、普通は聞き返さない事なのに
何故聞き返したのか?という事ですね。
そして、その状態を作ってから、
男「ちょっと待ってね」
などと了承を取って空を確認してから、
男「ほんとだ!天気いいね^^」
と笑顔を見せて共感を返す感じです。
ちょっと当事者目線にならないと
イメージが掴みにくいと思うのですが、
ちゃんとできれば
すごく笑いになりやすいです。
ただし、表情や間が少しでも狂うと、
相手に予想外が生まれなかったり
ボケだと認識されず笑いにならないので、
表現力と余裕(慣れや落ち着きなど)が
必要となる感じです。
通してやってみるとこんな感じです。
第三者目線だと
よくわからないと思うので、
しっかりと当事者(女性)の目線で
イメージをしてみてください。
男「あ、おはよ~!」
女「おはよ~。今日天気いいよね~」
男「え、ほんと~?ちょっと待ってね」
女「え?」
男「・・・ほんとだ!天気いいね^^」
女「え、何?なんで?(笑)」
という感じです。
他にも例えば、花粉の話題であれば、
女「花粉やばいですよね~」
男「ね~、一気に飛んできたよね」
女「ですよね~。目めっちゃ痒くないですか?」
男「あ~どうだろ~!ちょっと待ってね」
女「え?(笑)」
男「えっと・・・、ほんとだ、すげ~痒い!」
女「え?(笑)なんですかそれ(笑)」
という感じです。
『ちょっと待ってね』
のあとで、目を軽く触ってみて
痒いかどうかを確認してから、
しっかりと相手の目を見て
笑顔で強く共感するように、
『ほんとだ、すげ~痒い!』
と言う感じです。
そうすると、天気のときと同様に、
『確認しなくてもわかるでしょ!』
とツッコミたい気持に相手をさせるので、
ボケとして成立する、という事です。
パターン2.褒めに対する立ち止まりボケ
例えば新しいメガネをしていって、
女「メガネかっこいいですね!」
と言われたときに、
普通の会話であれば、
『あ、ありがとう!似合ってる?』
という感じになるところですが、
明るいキャラであれば、
『あ・・・そうなんだよね!(笑)』
と返せたりしますよね。
これを更に工夫して、
女「メガネかっこいいですね!」
男「え、ほんと?ちょっと確認していい?」
女「え?」
男「ほんとだ!かっこいいね(笑)」
女「え?(笑)」
みたいにする感じです。
他にも例えば、髪を切ったときに
女「似合ってますね(笑)」
男「え、ほんとに?ちょっと待ってもらってもいい?」
女「え?はい」
男「・・・ほんとだ(笑)似合ってる!」
女「あはは(笑)」
みたいな感じです。
『ちょっと待ってね』
とお願いしてから、近くのガラスとか
スマホで自分の髪型を確認して、笑顔で、
『ほんとだ(笑)』
と言えばOKです。
パターン3.冗談に対する立ち止まりボケ
例えば真夏に外を歩いていて、
男「サウナより暑いよね~」
女「いや!太陽より暑いんじゃない?」
と冗談を被せられたときは、
例えば普通のノリツッコミなら、
『ほんとだよね、太陽より暑いよね!・・・そんなわけないよね(笑)』
と、肯定から否定になりますが、
今回の立ち止まり系のボケの場合は、
『うそ~、ちょっと確認していい?ほんとだ!太陽より暑い(笑)』
と、否定から肯定の形になる感じです。
他にも例えば、大人数での飲み会で、
上「じゃあ今日は全部○○のおごりで!」
と言われたら、普通は
男「いやそんな金ないっす(笑)」
みたいにすぐ返すところを、
上「じゃあ今日は全部○○のおごりで!」
男「え、そうなんですか(笑)ちょっと考えていいですか?」
上「え(笑)」
男「・・・い、嫌です(笑)嫌です(笑)」
とやれば、さっきよりは
笑いになりそうですよね。
パターン4.質問に対する立ち止まりボケ
例えばあなたがすごく寒くて
両手を擦っていたとして、
女「めっちゃ寒そうですね(笑)」
と言われたときに、
男「え、そうかなぁ?ちょっと待ってもらっていい?」(しっかり相手の目を見ながら)
女「え??はい」
男「・・・ほんとだ、寒そう(笑)」
という感じです。
つまり、
“確認しなくてもわかるでしょ(笑)”
みたいなツッコミの気持ちを起こすので
ボケになる、ということですね。
あるいは、もっと軽く立ち止まる
パターンもあって、例えば飲み屋さんで、
店「こちらオススメとなっているのですが、いかがでしょうか?」
と聞かれたときに、
男「あ~すいません、ちょっと
考えていいですか?もらいます!」
という風に言って、
『(え、全然考えてないじゃん!)』
というツッコミの気持ちを狙う感じです。
この場合は、
『あ~すいません、
ちょっと考えていいですか?』
を、しっかり相手の目を見て伝えて、
相手に
『(じゃあちょっと待つか)』
『(早く決めてね~)』
という気持ちを一瞬持たせてから、
そのまま目を離さずにほんの少しだけ
間をおいてから、パッと笑顔になって
『もらいます!』
と言うと、うまくいくと思います。
笑いを狙うというよりは、
“ちょっとだけいじる”
というイメージとなります。
他には、例えば二人でカラオケに行って
女性が少しMっぽい空気になったときに、
女「これ歌って~」
と言われたような状況で、
男「え~ちょっと考えていい?
歌う、歌う(笑)」
と、相手の目を見ながら
一瞬否定的に立ち止まって、
相手と目を合わせたまま
パッと笑顔に切り替えることで、
ノリツッコミの逆バージョンのように
軽くですが感情を動かせる感じです。
パターン5.ツッコミに対して使う
例えば、
女「それ意味なくない?(笑)」
みたいなツッコミが来たら、
普通は、
『確かに(笑)』
とか言うところを、
男「うそ~、考えていい?・・・意味なかったね(笑)」
という感じで使えます。
これを応用して、
自分からツッコミを誘う方法もあります。
例えば職場の食堂で
カレーを食べている女性に対して、
男「うわっ、チャーハン美味しそう」
女「カレーだから(笑)」
男「ほんと?確認していい?」
女「は?」
男「・・・カレーだね」
女「はい?(笑)」
という感じです。
笑いを狙うというよりは、
緩いボケの入った雑談をする感じです。
それに、もちろん
ウケない場合もありますが、
こういう変なネタを堂々とやって
サッと立ち去ったりすると、
相手から興味を持たれて
後日食事に誘いやすくなったり、
冗談やいじりが通じる人として
接してくれるようになるかと思います。
念の為言い方の確認ですが、
『うそ~、確認していい』
の部分を、
“ちゃんと相手の目を見ながら言う”
のがとにかくポイントとなります。
そして、
そのあとカレーに目を移して確認して、
“カレーだということを認識した事で
自分の表情がパッと笑顔になった”
・・・という一連のボケの演技を
相手に見せる感じとなります。
だからこそ、
目線や表情や間などの
演技力がかなり必要になるのですが、
お伝えしてきた通りどんな場面でも
使えるというメリットがあるので、
もしやってみたいという方は
たくさん練習をしてみてください。
一度身につければ
かなり役に立つかなと思います。
では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!