こんにちは!
モテネットMAEDAです。

 

今回は、

【対義結合】

について学んでいきましょう!

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは6分2秒です。

 
 

概要

 

対義結合というのは、例えば、

『嬉しい悲鳴』とか、
『ゆっくり急いで』とか、
『Mr.Children』

 

のように、

“相反する2つの言葉を
結びつけて人の目や興味を引く”

という表現方法となります。

 

ちょっと難しいのですが、

【撞着語法(どうちゃくごほう)】

というのが、どうやら
学問的には正式な言い方っぽいです。

 

wikiから一部
引用させていただきますが、

一目瞭然の対義結合としては、

 

・急がば回れ
・負けるが勝ち
・黒い白熊
・良い悪人
・小さな巨人
・生ける屍

 

みたいなのがあり、
ひねった対義結合としては、

 

・明るいオタク
・美人女優
・優しい悪魔
・誠実な政治家
・冷たい情熱

といったものがあるとのことです。

 

後者は、例えば『誠実な政治家』なら、

政治家というのは誠実ではない、
というイメージを前提にしているので、

例えば『白い黒糖』

のような文字だけでわかる対義結合よりも
少し高度になるのかなと思います。

 

さて、この様な目を引く表現を
会話の中でタイミングよく使えると、

おっ!って思われますよね。

 

人は、なるほどと思わせてくれた人を

“格下だと認識しない”

みたいな部分がありますので、つまりは
格上にも見られやすくなる事になります。

 

で、格上になると褒めやいじりが
正しく効果を発揮してくれるので、

恋愛の成功率にも少し関わってくる、
という感じです。

 

尚、【格】の概念については、

過去動画を
ご参照いただければと思います。

 

というわけですが、

対義結合もユーモアと同じ様に
パターンで考えていくと作りやすいので、

その方法と具体例を
たくさん紹介していきたいと思います。

 
 

パターン1.程度を表す形容詞から考える

 

まずは、程度を直接的に表す
形容詞から考えていきましょう。

 

例えば、

大きい・小さい
強い・弱い
重い・軽い
長い・短い

など、対になっている言葉が簡単です。

 

そして、例えば『大きい』を使って
対義結合を作りたい場合ですが、

“『小さい◯◯』と言わなくても
小さい事が前提の単語である◯◯”

を持ってくるのが一つの方法です。

 

具体的に、

“小声”

なんてのを持ってきた場合は、

『大きな小声』

という感じになります。

 

これを、どんな場面で使えるかな~と
想像を巡らせていくと、

例えば隣の人のヒソヒソ話が
こっちに丸聞こえの状況で、

 

男「すっごい大きい小声になってるよ」

と、ツッコミとして使えそうだという事に
気づけたりするかなと思います。

 

そこで、

Q.ヒソヒソ話が漏れている
A.すっごい大きい小声になってるよ

を繰り返し練習して引き出しを増やす、
という感じですね。

 

これを何個も何個もやることで、
実際のフレーズに加え、

対義結合を自然に考えるというスキル
が身についてくる、という事になります。

 

尚、QAトレーニングの方法や
重要性については、

過去動画をご参照ください。

 

では、他の例も見てみましょう。

 

■例1.大きい小さい

誰かが重大発表~、あるいは
ビッグニュース~なんて言って、

全く重大じゃなかったときに、

男「すげ~ちっちゃいビッグニュースだったよね(笑)」

女「ね~(笑)」

 

■例2.強い弱い

いつも大きい声で弱音を吐いている
だらしない人の事を、

男「本当に力強く弱音を吐きますよね」

上「ほんとだよね(笑)」

 

■例3.強い弱い

丈夫な事を売りにしている商品が
すぐに壊れたようなときに、

『すごい貧弱な丈夫さだよね』

 

■例4.重い軽い その1

チャラい男性が一途アピールを
しているようなときに、

『びっくりするくらい軽い本気』

 

■例5.重い軽い その2

厳罰に処すとか言いながら
軽かったときに、

『すごく軽い厳罰ですよね』

 

■例6.長い短い

一言だけ、といって
話し始めた話が長いときに、

『めっちゃ長い一言だったね』

 

このへんはまだまだシンプルですが、

ちょっとしたコメントには
十分だと思うので、

是非いろいろと作ってみてくださいね!

 
 

パターン2.前提がある名詞から考える

 

今度は逆に、先程の『小声』のように、

それ自体に『小さい』といった
前提を含む単語を探してみましょう。

 

例えば、食べ物で言えば、

・熱燗
・お冷
・冷やし中華
・厚揚げ
・太巻き
・甘栗
・薄口醤油
・赤飯
・大盛り

とかですが、この前提が
満たされていない状態のときに、

対義結合が使えます。

 

例えば、

『すごいぬるい熱燗だよね』
『温かいお冷だね』
『冷たくない冷やし中華だね』
『ペラペラの厚揚げだね』
『この太巻き細いよね』
『この甘栗甘くないよね』
『だいぶ濃ゆい薄口醤油だね』
『赤飯なのに白いよね』
『すごい小盛りな大盛りだよね』

みたいな感じです。

 

あまり使う機会はなさそうですが、

一応こんなのでも毎日繰り返し
覚えたりしていると、

 

単語1つ1つの見え方が変わったり、

脳に、対義結合をするという
選択肢が出来るので、

アドリブ力の増強に繋がると思います。

 

尚、冒頭で登場した

・白熊
・悪人
・巨人

もこれに当てはまりますね。

 

なので、例えば、

『黒い白熊が姿を現した』とか、
『彼は非常に善良な悪人だった』とか、
『見るからに小柄な巨人である』

みたいに表現することができます。

 
 

パターン3.心や体の状態から考える

 

例えば、

・ドキドキした
・驚いた
・面白かった
・気の毒だった
・寒くてやばい

 

などの状況がありますが、

これと逆の事と合わせることで、
ちょっと皮肉っぽくできます。

 

■例1.ドキドキした

完全にスベッた怪談話を聞いたあとで

『心拍数は全く変わらなかったけど、すごいドキドキした』

 

■例2.驚いた

誰かにいたずらされたけど
全然驚かなかったときのフォローで、

『あんまビックリしなかったけど、めっちゃ驚いた』

 

■例3.面白かった

誰かが寒い冗談を言ったときに、

『つまんなくて面白かったよ』

 

■例4.気の毒だった

皆が嫌いな性格の悪い上司がミスをして
社長にすごく怒られていたときに、

『気持ちいいほど気の毒だったね』

 

■例5.体が寒い

外で脈アリの女性と二人で
凍えているようなときに、

『めちゃめちゃ寒いけど、A子ちゃんがいるから心は温かい、とか言えないくらい寒い』

 

というわけで前編は以上となりますが、
他にも例えば、

『耳につけないイヤホン』

みたいに広告に出てきそうなのだったり、

『女の子がいないキャバクラや!』

とツッコミに使えそうなのもあります。

 

後編ではこのあたりも紹介したいと
思いますので、

また次回ご覧いただければ幸いです。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!