今回は、前回紹介した

【共感褒め】

の具体例の1回目として、

“キャバ嬢編”

をお伝えしたいと思います。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは13分32秒です。

 
 

概要

 

何故、口説くハードルが高い
キャバ嬢を1回めにしたかと言うと、

共感褒めを練習するにあたり、

多くの気付きが得られるかなと
思ったからです。

 

なので、

ここでは題材として
キャバクラを取り扱うだけであり、

これで口説けるとかではないので
すみませんがご了承をお願いします。

 

ただ、

もしかしたら今回の動画の一言が
そのきっかけになるかもしれないので、

それも踏まえて具体例を
ご参考いただければと思います。

 
 

例1.仕事のストレス

 

では早速始めていきますが、

一応、共感褒めの流れだけ
ザッと確認しておきましょう。

 

まず概要としては、

“相手が褒めてほしくて、なおかつ、
誰にも褒めてもらえていない部分を
掘り起こして、共感しながら褒める”

であり、

 

ステップとしては、

1.共感どころを掘り当てる
2.気持ちを代弁する
3.褒める

でしたね。

 

では、

“仕事のストレス”

について、
まず会話例から見てみましょう。

 

男「ゆでたまごって食べたことある?」

女「そりゃあるでしょ(笑)」

男「あれ殻剥くとさ、たまごツルツルの出てくるじゃん?」

女「うん」

男「その表面のツルツルよりも肌綺麗だよね(笑)」

女「あはは(笑)」

男「だってキャバクラのキャストさんって、すっげ~ストレス溜まるでしょ?」

女「あ~、うん、まぁね~^^;」

男「なのにツルツル」

女「がんばってケアしてる(笑)」

男「うわ~、やっぱそうなんだ。自分が商品みたいなところあるもんね」

女「それボーイにも言われた!」

(中略)

男「いや~、でもほんとストレスとの戦いがすごそうだよね」

女「まぁいろいろあるからね~^^;」

男「だってお酒は飲むし、武勇伝が得意なおじさんもいるだろうし、セクハラとかもあるわけじゃん」

女「あ~もう、うん(笑)」

男「それでも笑顔でいるって相当大変だと思うんだよね」

女「でもお客さんが見てないところですっごい真顔になってる(笑)」

男「あはは、そうなんだ。筋肉緩めなきゃ持たないもんね(笑)」

女「そうそうそう(笑)」

男「筋肉痛になっちゃうよね(笑)」

女「あはは、うん。ピクピクしちゃう(笑)」

男「ピクピク?」

女「うん、ピクピク」

男「ちょっといい響きだよね」

女「あはは(笑)」

(中略)

男「でもほんとにさ、普通の人は30分も耐えられないことを、毎日、しかも4~5時間とかやってるわけだからね」

女「それがお仕事だからね~^^;」

男「おっ!意識が高い(笑)」

 

ちょっと男性がクドい気もしますが、

実際はもっと女性が話したり
間があったりして自然な感じになります。

 

とりあえず共感褒めの
流れとしてはこんな感じとなるので、

先ほどのステップに照らし合わせて
確認をしてみましょう。

 

まず、

1.共感どころを掘り当てる

ですが、

 

男「だってキャバクラのキャストさんって、すっげ~ストレス溜まるでしょ?」

の部分となります。

 

こういう発言をちょろっと出して、

相手の表情を見ながら
深掘りするかを判断したり、

あるいは相手から話してくる流れを
作っていく感じです。

 

では次に、

2.気持ちを代弁する

ですが、ここは例えば、

 

・お酒を飲む
・武勇伝のおじさん
・セクハラ
・笑顔でいなきゃいけない
・普通の人だったら30分持たない
・毎日4~5時間

 

などの要素を言語化することで、

(そうそう!)

と思わせられればOKです。

これにより、
共感がより強固になる感じです。

 

そして、

3.褒める

ですが、

 

こちらは例文では

『すごい』
『意識が高い』

みたいに言っていますが、
その程度で大丈夫という感じです。

 

つまり、

“褒め言葉”

よりも

“過程や背景をわかってあげる”

という事の方が大事だということです。

 

ただ、共感というベースが
すでに出来上がっているので、

例えば最後に、

 

男「6文字で褒めるとしたら、」

女「うん」

男「すごく偉い」

女「(笑)」

男「意識高い」

女「(笑)」

男「がんばりやさん」

女「字余りじゃん(笑)」

 

みたいなのを付け加えれば、

こういう褒めを単品でやるのに比べて
インパクトを残しやすい、

つまり相手の心に嬉しい感情が
残りやすいという事になります。

 
 

例2.ご飯だけで同伴しない

 

こちらはさっきのストレスに対して、

完全にキャバ嬢という仕事独自の
共感ポイントになるので、

知らないと言えない例となります。

 

具体的にどういうことかというと、
キャバ嬢は営業で、

『ご飯食べに行こ^^』

みたいなLINEを送ってきたりします。

 

これは、営業で誘っている場合は

“同伴”

が目的や前提という事になりますが、

“本当にご飯だけ”

という認識で捉える男性が結構います。

 

もちろん、

『そんなの知らんがな』

という男性も多いと思いますが、

大事なのは、“キャバ嬢にとっては”
ご飯は同伴前提だということです。

 

なので、ご飯だけで
同伴せずに帰った客に対して、

キャバ嬢はすごくがっかりした気持ちや、
あるいは苛立ちを持ったりします。

 

特に、同伴ノルマや目標があり
ちょっと焦ったりしている中で、

眠い中早起きして身支度して
がんばってご飯に行ったのに…、

という状況であれば、そのギャップに
よるダメージはすごく大きくなります。

 

では、会話例を見てみましょう。

男「俺昔さ、」

女「うん」

男「ご飯に誘われて、食べて、そのあとその子のお店まで見送って」

女「え?(笑)」

男「じゃあね~、帰ったことある^^;」

女「え~!それはきついかも(笑)」

男「ほんとにそんときはわかってなくて。反省してる(笑)」

女「そうだったんだ~(笑)」

男「そういうの結構ある?」

女「ある!やっぱご飯だけって思って来る人いるからね^^;」

男「だよね~。でも同伴してって面と向かって言えなかったりするよね(笑)」

女「そうそうそう(笑)」

男「察してよ!みたいな(笑)」

女「そうなんだよね~!」

男「そういうときどうしてる?」

女「え~、落ち込む」

男「壁殴ったりしないの?」

女「しないよ(笑)」

男「あ、じゃあボーイさんを・・・」

女「そ、そうそう、ボコボコに(笑)」

男「あはは、A子さん面白い(笑)」

女「いえいえ(笑)」

男「え、そのお客さんには、またLINEしたりするの?」

女「そうだね~、まぁご飯は誘わないけど、イベントあるから来て~みたいな」

男「わかるわ~。心当たりある(笑)」

女「あははは(笑)」

男「え~、でもめっちゃ偉いじゃん」

女「なんで~?」

男「偉いっていうか、なんかさ、『あからさまには誘いにくいな~』っていうのは、遠慮の気持ちがちょっとあるわけじゃん?」

女「あ~まぁ、そうかもね^^;」

男「それって相手の気持ちもちゃんと考えてるってことだから、そういう人ってすごいいいと思う」

女「え~、そう言ってもらえると嬉しい」

男「ほんと?ちょっとドヤ顔とかしても大丈夫?(笑)」

女「あはは、いいよ(笑)」

 

こちらも、褒めの部分に関しては、

それがキャバ嬢の仕事なので
特別偉いわけではないのですが、

共感の部分がしっかりできていれば
相手はちゃんと嬉しい気分になります。

 
 

例3.見返りを求められる

 

何かをおねだりをされたときに、

『~してくれたらいいよ(笑)』

みたいに言ってしまう男性が多いので、
それも共感ポイントとなります。

 

例えばシャンパンとかは
安くないので、おねだりされたら

『じゃあ今度デートしようよ』

とか男性が思ってしまうのは
仕方がないと思いますが、

 

キャバ嬢にとっては

『(だったらいいです)』

ってなるだけです(笑)

なのでこのあたりを共感しつつ、
褒めどころを探してみましょう。

 

ちなみに、キャバクラにはどうしても
お金の問題が絡んでくると思いますが、

心はお金では買えないので、

お金の力に頼って口説こうとしていると
絶対にうまく行きません。

 

なので、繰り返しますが、例えば
シャンパンを入れたり延長をしたとして、

その見返りとしてデートやアフターに
誘っている感じだと、

ほとんどうまくいかないかと思います。

 

ただ、だからといってお金を使わない
スタイルもなかなか厳しいです。特に、

“自分のメリットしか考えていない男性”

になってしまうと、
口説けるのは程遠くなると思います。

 

例えば出勤前にご飯だけで帰るとか、
閉店直前に行ってアフターに誘うとか、

ドリンク代をなるべくケチるなど、
こういうのをしていると好かれません。

 

つまり、当たり前に必要となる
お金を払えない経済力であれば、

キャバクラでいい思いをしようとしても
難しいのではないかな、という感じです。

 

何故なら、キャバクラの経営は、
良質なサービスを提供するために、

キャストやボーイさんの給料だけでなく
内装や酒代や送迎などもろもろあり、

運営にめちゃめちゃお金がかかるので、

 

それを含めた料金を払えないと
いろいろ難しいという事です。

そういう面が全然頭になくて、

例えばドリンク1000円という表面的な
額だけを見てケチっているようだと、

 

裏側の事情を知っている
お店やキャスト目線からすれば、

どうしてもケチに見えちゃう、
ということです。

尚、これは僕の経験上の話ですが、

 

キャバ嬢が自分の事を
気に入ってくれている場合、

例えばシャンパンなど
高額なものは全然ねだられず、

むしろお金の心配をしてくれる
のが普通かな、という感じです。

 

なので、シャンパンとかをよく
ねだられるということは、もしかしたら、

“シャンパンでも入れてくれないときつい”

みたいに思われているかもしれません。

 

以上を踏まえて会話例です。

女「また来てほしい~」

男「来る来る!でもちょっと仕事があるから、来月どっかで同伴しよっか」

女「え~ほんと!え、でも同伴代かかっちゃうよ?」

男「じゃあやめとく?」

女「・・・やめない(笑)」

男「大体日にち決まったら連絡するね」

女「わかった!」

男「ちなみに誕生日いつ?」

女「8月!」

男「オッケー。シャンパン代1万5千円貯めとく(笑)」

女「あはは、ありがとう。ほとんど1年後だけどね(笑)」

男「えっと、1ヶ月2千円ずつ貯めとく(笑)」

女「あはは(笑)」

男「てかシャンパンとかおねだりしたときさ、」

女「うん」

男「じゃあデート行こうよとか言ってくる人いない?」

女「・・・いる(笑)」

男「え、そういうときどうしてるの?」

女「ん~とりあえず、今度行けたらね、みたいな(笑)」

男「希望は大事だよね(笑)」

女「そうそうそう(笑)」

男「見返り求められると困るよね(笑)」

女「ちょっとね~^^;」

男「じゃあいいです、ってなるよね(笑)」

女「あはは、なる(笑)」

男「最初からそういうの上手く言えた?」

女「あ~そういうの最初はわかんなかったから、いっぱい勉強した!」

男「うわ~、そうなんだ!」

女「うん」

男「え、じゃあやっぱあれだよね~」

女「ん?」

男「見えないところですげ~努力してきたんだね」

女「いや、ん~まぁでも、普通に(笑)」

男「ほんと尊敬するし、勉強になるし、」

女「うん」

男「楽しいし、ありがとう(笑)」

女「あははは(笑)」

 

というわけで3つ紹介しましたが、

共感ポイントについては
ちょっと検索すれば山ほど出てくるので、

キャバクラに通う人は
絶対に見ておいた方がいいと思います。

 

ちなみに、今回の例は
全部仕事の愚痴みたいになっていますが、

常にこういう話をするという
わけではないので、ご注意ください。

 

もし口説きたいということであれば、

仕事の話ばかりだと
プライベートな雰囲気にならないし、

 

こういう褒めであろうと

無理やり押し付ける感じになると
媚や自己満みたいになったりするので、

 

例えば将来のこととか、
ゲームやアニメなどの趣味とか、

性格のこととか、
旅行や健康や芸能関係など、

キャバ嬢としてではなく
個人として一通り会話をしてから、

 

ときにはゲームやカラオケを
一緒に楽しんだり、

恋愛話とか、あるいは
カミングアウト的な話とかもして、

承認欲求もしっかり満たしながら、
完全に個人として仲良くなる感じです。

 

つまり、口説き方は
一般の女性と同じなので、

普通の女性を普通に口説けるだけの
総合力と余裕と自信がないと、

男性をたくさん見てきているキャバ嬢を
口説くことは到底無理ですし、

 

基礎が出来ていない状態で、

“キャバ嬢はこうやって口説く”

というテクニック的なものを試しても
全く結果は得られないと思います。

 

あとは、繰り返しますが、

キャバ嬢はキャバ嬢である前に
一人の女性なので、

当然ながら性格や相性というのがあるし、
口説き方も一通りではありません。

 

なので、陽キャでオラオラ系の男性に
勢いで口説かれる人もいれば、

包容力やユーモアなどを兼ね備えた
大人の男性に口説かれる人もいるし、

仕事の意識が高くて全く落ちない
タイプの人もいます。

 

これは言い方を変えれば、

”自分のキャラでは口説けない女性もいる”

ということにもなります。

 

例えば、
どんなに一流のナンパ師でも、

『全員に好かれることは絶対に無理』

ということを言っていますよね。

 

それに、今回の共感褒めであっても、

すべてのキャバ嬢の
心を動かせるわけではないし、

席では仕事の愚痴は控えたいという
キャストももちろんいます。

 

このあたりの “個性” を考慮せずに、

“キャバ嬢を口説くには…”

とひとくくりにして身構えていたり、

『キャバ嬢の落とし方』みたいな、
よく見かける二元論にとらわれていたり、

 

“陽キャみたいにならなきゃダメかな”
“オラオラ系が口説けるらしいけど…”

と、自分のキャラに引け目を感じて
自信を持てていなくて、

『俺は◯◯だからなぁ』という感じだと、
まだまだうまくいかないと思います。

 

要するに、

“自分自身のキャラの長所を認識し、
それを武器に勝負する自信”

が持てるまで自分磨きをして、相性の合う
相手を口説いていくのが成功のコツです。

 

というか、そもそもそれ以前に、

(口説こう)

という意識が強いと逆にキャバ嬢も
仕事モードになってうまくいかないので、

 

(お店で楽しく飲めればそれでいい)

くらいの気持ちで遊びに行った方が
うまくいくし、口説けなかったとしても、

後々友達として飲みに行けたりするので
新たな展開を期待できたりもします。

 

というわけで、
ちょっと余談が多かったですが、

とりあえず今回の動画に関しては、

単に共感褒めの参考に
していただければと思います。

 

そして、
もし本気でキャバ嬢を口説きたければ、

まずは一般の女性を普通に口説けるまで
自分磨きをしてみてください。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!