~動画テキスト~

さて、何故あなたは、

コミュニケーションを
改善させたいのか?

 

この問いを突き詰めていくと、
最終的には、

“人に好かれたいから”

という答えに
たどり着くのではないかと思います。

 

(いや、俺は人と関わらずに
一生孤独に生きていきたいんだよ)

という境地に達した人は
改善しようとはしないですよね!

 

なので、第2回で、

“人に好かれればそれでいい”

という、まず土台にするとよい
マインドをお伝えしました。

 

この土台が根付いてくれると、
気楽さや落ち着きが得られるだけでなく、

今後の学びの一つ一つが正しく、

本来の目的を叶えるためのものに
なっていくからです。

 

イメージとしては、
遠回りや空回りが減ることによって、

最終的に最短距離で今のお悩みが
改善されるという感じです。

 

では、もう一つ質問です。
コミュ障さんが、

“人に好かれない”

としたら、その理由は何でしょうか?

 

面白い話をすることが
できないからでしょうか?

あるいは、話題を提供することが
できないからでしょうか?

 

これは両方とも、
絶対的な理由ではなさそうですよね。

何故なら、これらが不足していても
人に好かれる人はいるからです。

 

では、人に好かれない理由は
一体何なのでしょうか?

もちろん、人が傷つく事を言ったり

自分の話ばっかりすると嫌がられるので、

そういう当たり前の事じゃなくて、

コミュ障さんならでは、
という感じで考えてみてください。

 

例えば、

“自分の事を全然話さないから、
コミュニケーションが取りづらい”

という人はどうでしょうか?

これはなんとなく、理由の一つとして
当てはまりそうですよね。

 

あるいは、

“相手の感情に
うまく同調することが出来ない”

というのはどうでしょうか?
感情表現が薄い、みたいな感じですが、

こういうパターンもありますよね。

そして、前者の、
自己開示が全然ない人は、

(この人どういう人かわからない)
と思われます。

 

一方、後者の、
感情表現が全然ない人は、

(この人何考えてるかわからない)
と思われます。

 

共通するのは、
「わからない」という部分ですね。

人はわからないものに対して
警戒やマイナス評価をするので、

このままだと好印象を
持ってもらうことはできません。

なので、まずはこの
第一関門をクリアしていきましょう!

 

先程の自己開示の不足の方が、
“バーバルコミュニケーション”

つまり言語のコミュニケーションの
不足が理由であり、

 

もう一方の感情表現の不足の方が、
“ノンバーバルコミュニケーション”

つまり非言語のコミュニケーションの
不足が理由となっています。

 

これを両方とも
強化していく必要があるのですが、

“バーバルを鍛えながら
自然とノンバーバルを高めていく”

という学習方法を
この講座では取っていくので、

今回はその理論と
一番基本的なQAをお伝えします。

 

さて、ノンバーバルコミュニケーションの
違いで印象がどう変わるかというと、

例えばあなたが相手に対して
笑顔を見せたときに、

相手から同じ様な笑顔を
返してもらえない場合、

たったそれだけで抵抗感を
持つと思います。

でも、同じレベル、もしくは
もう一歩大きく笑顔になってくれたら、

たったそれだけで
すごく好印象ですよね。

それくらい、 ノンバーバルの
影響は大きいという事です。

 

極論的には、

全く言葉が話せなくても、
あるいは言語が通じなくても、

この感情の部分さえ、ノンバーバルで
相手とシンクロすることが出来れば、

何らかの例外を除いて、相手からの
好印象を得ることが出来ます。

 

ただ、問題は、

“わかっていても出来ない”

ということですよね。
あるいは、

“出来ているつもりでも足りていない”

という状態かもしれません。

 

とりあえずどちらにしろ、

もしあなたにこのスキルが
不足しているのであれば、

改善することで手っ取り早く
好印象が得られる、という事です。

 

では、どうやったらそれが
身につくのでしょうか?

これは結論から言ってしまえば
こういうQAをやっていけばOKです。

 

■Q1.

隣の部署の後田さんと廊下で
バッタリ会ったので挨拶しよう

A1.

(笑顔で)
あっ、後田さん。
お疲れ様です!

 

■Q2.

バイトで、久々にシフトが
同じになった後輩の
A子ちゃんに挨拶してみよう

A2.

(笑顔で)
おっ。A子ちゃん。
久しぶりだね!

 

これは何のQAかと言うと、

“相手の名前を自然に呼べるようにする”

というバーバルのスキルを、繰り返しの
アウトプットで習得するためのものです。

たぶんちょっと、気が乗らない感じの
練習ですよね(笑)

でも、こういうのを甘く見ないで
がんばっていただきたいのですが、

さっきの感情のシンクロと
一体どう関係してくるのでしょうか?

 

まずこの、

“相手の名前を呼ぼう”
というのは、

もういろいろなところで言われている
コミュニケーションスキルですよね。

 

なので、あなたも
ご存知かと思いますが、

知っただけですぐに身につく人は
ほとんどいません。

なので、練習を繰り返して
潜在的に覚えていく必要があります。

 

そしてそのときに、

毎回毎回笑顔を作って
本番さながらに再現することで、

いつの間にか、
自分では気づかないうちに、

自然な笑顔が出来るように
なっていっている、という感じです。

 

それにより、
コミュ障さんにありがちな、

・感情を出すことに自信がない

・感情を表に出すことに
 リミッターがかかっている

という状態を無理なく自然と
クリアしていくことができます。

 

つまり、何らかのノウハウを
習得するためのQAを、

笑顔や感情表現をしながら
繰り返すことで、

本番でも笑顔などが勝手に
出るようになってくる感じです。

 

なのでノンバーバル
コミュニケーションのスキルは、

今後、バーバル(引き出し)を
トレーニングしてく過程で、

同時進行で高めていくものと
お考えいただければと思います。

 

先のQAはすごく退屈な
内容ではあるのですが、

何度も何度も繰り返すことで
土台がどんどん固まっていくので、

まずはこういう基礎を
嫌ってほどやってみてください。

スポーツでも楽器でも
面白くない基礎を何度もやりますよね!

ただ、その基礎を、
精度高く仕上げていきますよね。

それと全く同じです。

 

で、今回は笑顔でしたが、

今後例えば愚痴・冗談・感謝といった
様々なバーバルを練習する中で、

それらに含まれる感情も自然と
表に出せるようになっていきます。

 

とりあえず、まずは、

いい笑顔が抵抗なく出せることが
コミュニケーションの第一歩なので、

今回は、

“名前を呼ぶ”

というスキル習得をしながら、
笑顔の力を高めていきましょう。

 

では改めて、先の例を含めて
QAを5個提供しますので、

カードに書いていってください。

覚えて使う、のではなく、

イメージしたり再現したりなど
練習することに意味があるので、

名前やシチュエーションのアレンジは
してもしなくても結構です。

 

■Q1.

隣の部署の後田さんと廊下で
バッタリ会ったので挨拶しよう

A1.

(笑顔で)
あっ、後田さん。
お疲れ様です!

 

■Q2.

バイトで、久々にシフトが
同じになった後輩の
A子ちゃんに挨拶してみよう

A2.

(笑顔で)
おっ。A子ちゃん。
久しぶりだね!

 

■Q3.

朝ゴミ捨てに行ったら、
隣の山田さんに会ったので
挨拶をしてみよう

A3.

(笑顔で)
あ、山田さん。
おはようございます!

 

■Q4.

居酒屋でB男君と
待ち合わせしたときに
挨拶をしてみよう

A4.

(笑顔で)
おぉB男君。
今日ありがとね!

 

■Q5.

ジムの受付が
お気に入りの横田さんだったので
挨拶してみよう

A5.

(笑顔で)
あ、横田さん!
こんにちは!

 

最初はうまく笑顔が
作れないかもしれませんが、

スポーツや楽器の基礎と同じように、

回数を重ねることで
見えてくる部分が大きいので、

とにかく繰り返す事が大事です。

 

例えば暗い女の子が演劇部に入って
どんどん垢抜けていくように、

練習を繰り返す事で
変化が出てくるので、

まずは毎日毎日
繰り返しまくってみてください。

また、ご質問がある場合は
どんどんコメント欄で聞いてください。

 

では、次回に続きます。
ご視聴ありがとうございました!