今回は、

慣用句を使ったユーモアのパターンを
10個ほど紹介したいと思います。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは5分15秒です。

 
 

概要

 

まずは一つ例を見てみましょう。

 

例えば素晴らしいショーを見て
感動したときなどに、

“鳥肌が立った”

と、慣用句で言うことがありますよね。

 

そんなときの例です。

女「すごかったね~!鳥肌立っちゃった」

男「俺も俺も!め~っちゃ鳥肌立ったよね!」

女「ね~!」

男「鳥肌が立ちすぎて、」

女「うん」

男「鳥になるかと思っちゃった(笑)」

女「あはは、鳥(笑)」

みたいにする感じです。
ひとまずパターンを見てみましょう。

 

まずは、慣用句の部分ですが、

『鳥肌が立った』

のように、しっかり言い切る形の
表現を使用します。

 

つまり、

『喉から手が出るほど欲しい』

みたいな比喩的な感じではなくて、

『骨が折れました!』

と言い切れるものを使うという事です。

 

そうすると、

『だから』『なので』

などの接続詞を使って、

“嘘を正とした発言”

が言いやすくなるので、
そこでボケる感じです。

 

先ほどの例だと、

『鳥になるかと思った』

ですね。

 

あと、慣用句の部分に
強調語を入れると感情が乗っかるので、

相手が自分に注目して
冗談が通じやすくなります。

なので、例えば
『骨が折れた』を使う場合は、

 

『すっごい骨が折れました!』

(だから)

『体がタコみたいになっちゃいました』

みたいな感じとなります。

 

ただ、セリフだけでは
相手に伝わらない場合があり、

そうなると予想外の瞬発力がつかずに
笑いが起きにくくなってしまうので、

 

瞬時に冗談だとわかるように、
なるべく

“ジェスチャー”

を加えた方がよいです。

 

なので、『鳥になる』のときは
パタパタと手を羽ばたかせたり、

『タコになる』のときは、ふざけた感じで
手をグニャグニャ動かす感じです。

 

以上を踏まえて、

あと残り10個
具体例を見ていきましょう!

 
 

例1.足を引っ張る

 

例えば職場で上司から、

『あの人仕事増やすから大変でしょ!』

みたいに言われたときの例です。

 

『いっつも足を引っ張られるんで、』

『すげ~足が痛いんですよね(笑)』

大喜利として見たら
全然面白くないと思いますが、

 

目の前の人に向かって言う場合、
つまり実際の会話ではこれで十分です。

『いっつも足を引っ張られるんで、』

のところで、緊張と緩和でいうところの
緊張の空気をしっかり作ってから、

 

『すげ~足が痛いんですよね』

の部分を、笑顔で、
ジェスチャーを使って言うことで、

緩和の雰囲気と冗談の意図が
しっかり相手に伝わる様にする感じです。

 

これで相手の予想が外れるので、

よほど冗談が通じない人でなければ
笑いになるはずです。

 

この様に、会話ではノンバーバルで
いくらでも面白い雰囲気にできるので、

以降の例も、

その点の想像を補いながら
ご参考いただければと思います。

 
 

例2.目の保養になる

 

例えば飲み会で上司が、

『A子ちゃんは目の保養になるよね!』

と、あなたとA子ちゃんの
二人に向かって言ったとします。

 

そんなときに、

あなたはこのスケベな上司に同調
せざるを得ない感じになると思いますが、

どんな風に言えばよいでしょうか。

 

この場合は、

『ほんとですよね!ほんとにA子さんは目の保養になるんで、』

と言って注目させてから、

 

『今度目が疲れたら見に行きますね』

と、嘘を正とした発言で外して、
笑いにして場を和ませる感じです。

 
 

例3.目が飛び出る

 

この場合は、

『びっくりしすぎて目が飛び出ちゃいました!(だから)病院行ってきます』

という感じでどうでしょうか。

 

例えば、上司である後田さんの
かつらが取れたのを目撃したくらい
ビックリな出来事があったとして、

女「やばかったね!」

男「ね~!びっくりしすぎて目ん玉飛び出ちゃった」

女「あはは(笑)」

男「ちょっと病院行ってくるわ(笑)」

女「あはは、行ってらっしゃい(笑)」

みたいな感じで使えると思います。

 

もちろん、

『病院行ってくるわ』

の部分は、目を押さえながら笑顔で言う
などのノンバーバルが大事です。

 
 

例4~10

 

ではこの後は、
フレーズだけをザッと見ていきましょう。

“どういうシチュエーションで
 どの様に言えば面白くなるか?”

という部分を想像しながら
ご覧いただければと思います。

 

『開いた口が全然塞がらないので、病院行ってきます』

これは目ん玉が飛び出たやつの応用です。

『びっくりしましたね!いや~もう…』

みたいな雰囲気のときや、社内メール
とかで使っても伝わるかなと思います。

 

『首を長~くしてお待ちしてます。キリンになる前に連絡くださいね』

例えば営業さんが契約の連絡を待つ
状況など、いろいろ使えると思います。

首が伸びるジェスチャーなどの
ノンバーバルで伝わるようにしましょう。

 

『今完全に手が空いてるんで、よかったら使いませんか?2本あるんで!』

仕事やイベントの準備とかで
手が空いたときに使ってみましょう。

手を見せながら言えばOKです。

 

『ほんと、手に汗をめっちゃ握りながら聞かせていただいたんで、手が汗臭くなっちゃいました』

例えばセミナーの講演が素晴らしくて
興奮した状態でご挨拶に行くときなどに、

ちょっと笑わせて印象を残せます。

 

『あの人ほんと手の施しようがないので、足で蹴ってみましょっか』

『足で』を強く言うことで、
相手も冗談を理解できるかと思います。

 

応用例として、例えば上司が

『あの人には手も足も出せないよね』

みたいに言ってきたときに、

『じゃあ次は頭突きで行きましょう!』

と返したりできるかなと思います。

 

『すごい息を飲むシーンが多かったよね。
 ゲップがいっぱい出なかった?』

映画の感想とかで使えそうですね。

 

『目からめっちゃめちゃ
 ウロコが出てきました!
 すごい視界が晴れた気がします』

上司のありがたい話を聞き終わった後で
締めくくりに使ってみましょう。

 

『ほんと目を楽しませていただきまして。目が喜んでおります』

ちょっとかしこまった席で
演奏や芸を見させてもらったときに、

芸者さんや目上の方に使ってみましょう。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!