モテネットMAEDA(前田)です。
いつもご視聴ありがとうございます。
↑是非会話音声と画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは18分06秒です。
はじめに
今回でこの
『大人の男性向けコミュニケーション講座』
も、第217回となりますので、
この辺で一旦、シーズン1終了、
みたいにしたいと思っております。
当chをエンターテイメントとして
お楽しみくださっていた方には
申し訳ないのですが、
これからしばらくの間、
“会話に強いコンプレックスがある方”
“本気で会話力を高めたいと思っている方”
に向けての内容をメインに
UPしていきたいと思います。
というのも、メルマガアンケートでは
会話が苦手という方が大半である一方で、
講座の後半になるにつれどうしても
応用的で難しい内容が多くなってしまい、
会話が苦手な方の参考にはあまり
ならないかなと思っていたからです。
なので、もっと基礎の部分を
みっちり提供することで、
今悩んでいる方を優先的に、
もっと着実に、現状を改善して
いただきたいと思っています。
ぶっちゃけ会話なんて、
基礎が人よりちゃんとできていれば
ひとまず日常生活では困らないし、
日常生活で困らないレベルというのは、
普通の恋愛に普通に手が届くレベルです。
もちろん、だからといって簡単という
わけではないのですが、この、
“基礎の重要性”
という観点からお伝えしたい
事が一つあります。それは、
僕のこれまでの講座を含め
世の中の会話ノウハウという情報は、
“基礎が全然定着しない形”
でしか提供されていない事が
ほとんどである、という事です。
例えば、この講座の第1回で、
“既成事実共感を布石にする”
というノウハウをお伝えしました。
じゃあ、その動画を見た人の中で、
既成事実共感を布石にする実例を
例えば自ら100個以上用意して、
それを完璧に練習も暗記もした、
という人はどれくらいいるでしょうか?
たぶん、
“ほぼ0%”
に近いですよね。
でも、面倒でもこういう事を
ちゃんとやるからこそ、
“既成事実共感を布石にする”
というノウハウが、しっかりと
自分のものになっていくわけですよね。
では他に、例えば第3回で紹介した、
『自己開示布石からの相手主体』
を、ちゃんと使いこなせるまで徹底的に
練習した人はどれくらいいるでしょうか?
やっぱり、同じくいなさそうですよね
・・・と考えていくと、
ほとんどの方が次から次へと新しい
ノウハウを学んでいって、
その結果、いつまでも基礎が定着しない、
という感じになっていそうですよね。
ただ、だからといって、
じゃあ第100回くらいまで
既成事実共感の動画だけをUPしろよ、
となると、誰もチャンネルを
見てくれないですよね(笑)
そういうのがあるので、情報発信者は、
どうしても様々な情報を
発信せざるを得なくなり、
その結果、視聴者さんも広く浅く
学ぶ事になってしまう、というわけです。
もちろん、いろいろな動画を
見ていただくことは、
1.全体像を把握する
2.視野を広げたり視点を増やす
の2つの目的において必要なのですが、
そうこうしているうちに
結局動画を見るだけで満足しちゃう、
あるいは、基礎ができていないのに
それをすっ飛ばしてテクニックを学ぶ、
などの状況に陥りがちだという事です。
以上を踏まえて、
これから会話を学びたい方、
あるいは今がんばっている方に、
今一度ざっくりと学習方法について
お伝えさせていただきたいと思います。
学習方法の(再)確認
最初に僕が全力でお伝えしたいのが、
『会話の学習はなかなか大変だよ』
という事です。
さっきの、基礎さえできれば
どうこう…というのは置いといて、
“おそらく世の中の多くの人が
認識しているよりもずっと大変”
みたいな感じです。
例えるなら、おそらくあなたも、
“英会話や楽器、難しい資格、スポーツ”
の中のどれか1つくらいは
挫折した経験があると思いますが、
会話も、これらを習得するのと
同じレベルで学習に取り組まないと
普通は全然改善しません。
実際にあなた自身、
会話の本や動画で学んでみても、
人と会話をする機会をどれだけ作っても、
あるいはちょっと練習してみても、
そのくらいじゃ何も変わらない、
というのを経験して
きたのではないでしょうか?
この様に、そんなに甘くないのが
会話の学習です。ただそんな中で、
“会話力の向上しやすさ”
について見てみると、
実は大きな個人差があります。
例えるなら、ごく一部の方は、
インプット学習だけでも
結果に結び付けられたりもする、
という感じです。
じゃあ何が個人差を生んでいるのか?
ということになりますが、
これが見えてくると、ご自身の状況も
やるべき事も客観視出来るので、
まずはそこから見ていきたいと思います。
会話力向上の難しさと個人差について
まず、
“言語力と会話力の違い”
からお伝えしたいのですが、
例えば
“日本語が話せる”
ということは、
運動能力で言えば歩く・走る・飛ぶ
などの基礎動作ができることであり、
一方、会話が上手だということは、
バスケや野球が上手だったり、
歌が上手かったりなど、
基礎動作の上に成り立つ
スキルである、ということです。
つまり、スポーツで言えば、
言語力と会話力の関係は、
・運動能力(素質や基礎体力)と、
・運動スキル(練習や経験で身につくもの)
と似ている、みたいなイメージです。
そして、この見方を元にすると、
“日本語が得意からといって必ずしも
会話が上手なわけではない”
という事や、
“日本語の能力が高ければ
会話スキルの習得難易度は下がる”
あるいは逆に、
“日本力が低ければ難易度は高くなる”
というのが見えてきますよね!
というわけでこれが、
会話を学ぶときの上達しやすさを
左右する要因の一つ、
になります。
ただ僕は、これはそこまで大きくは
影響しないと思っています。
イメージ的には、
運動神経が悪くても練習を継続すれば
遅かれ早かれ上達するのと同じ感じです。
じゃあ何が厳しいのかというと、
“成長過程での影響によるスキルの差”
を埋めることです。
例えば英話やスポーツや楽器を、
幼少期から大人になるまで
ず~っとやっていたらどうでしょうか?
これらをそれぞれスキルとして見た場合、
かなり熟練した感じになりますよね。
そしてここで想像してほしいのは、
大人になってからピアノを始めて
その子に追いつくのが、
どれくらい大変か?ということです。
では、会話はどうでしょうか?
幼少期からず~っとユーモアなどを
交えながら会話をしてきた人と、
ただ必要な時に意思疎通してきただけの
人では、どれくらい差がつくでしょうか?
例えば昔、僕が小4の女の子に、
男「あ、髪切ったんだね!すごい似合ってるじゃん!今日の服~(笑)」
と言ったら、
その子はすぐに冗談(いじり)を理解し、
女「そ、そうでしょ~。可愛いでしょ~?フンッ!!!」
と返してきました。
つまりこの小4の時点で彼女は、
“冗談には嘘を正として返す”
という一つのノウハウを
本番で使えるレベルまで習得していた、
という事になります。
こういう例からもわかるように、
会話力というスキルも、
例えばネイティブの英語や関西人の
ツッコミと同じくらいのレベルで、
大人になるまでの環境に影響される、
という事が言えると思います。
つまり具体的には、大人になってから、
『会話が全然続かない』
『何を話していいか全くわからない』
というお悩みを強く持っているような
状況であれば、
例えば日本人が英会話というスキルを
習得するのと同じくらい、
本腰を入れた学習が必要になるよ、
という事になります。
なので、まずここまでの内容を踏まえ、
ご自身の日本語力、そして
ご自身の会話力を別々に見積もって、
どれくらいのハードルがあるのかを
ざっと予想いただければと思います。
インプット学習の必要性
では、次に進みますが、
会話というのは一つの学問として
成立するくらい、
範囲がとても広いです。
例えばさっきの
・既成事実共感
・冗談には乗っかる
などをそれぞれを1ノウハウとカウント
するとすれば、たぶん数百個とあります。
加えて、心理学と同じように、例えば
『これさえやれば会話がはずむ』
『これを言えば人に好かれる』
のような、数学的な正解が
ある学問ではありません。
全て、その時々の状況、
例えば相手との関係や前後の文脈、
言い方や間などのノンバーバル、
など、あらゆる要素によって
発言が相手に及ぼす影響が変化します。
こういうのをまず知っておかないと、
トレーニングをしようとしても
正しく結果を出すことができません。
具体的な弊害としては、
・自分に必要な課題が見えない
・独りよがりな会話をして避けられる
・状況を無視してノウハウを使い失敗する
みたいな事が起こってきます。
加えて、一番厄介なのが、
“ノウハウや会話例やフレーズに対して
適切なイメージや状況を想像できず、
本質的な大事な部分を学び取れない”
というものです。
そして、これらを防ぐために必要なのが、
冒頭で述べた
“いろいろな動画を見る”
ということになります。
つまり繰り返しますが、
1.全体像を把握する
2.視野を広げたり視点を増やす
の2つの目的のためにインプット学習を
しまくる必要がある、ということです。
アウトプット学習の必要性
ただ!ここで問題なのが、
インプット学習だけでは、
“会話力”
は全然伸びないという事です。
インプット学習では、
視野を広げたり、会話に関する
知識を身につけることはできますが、
会話スキルそのものを伸ばすことは
ほとんどできません。
これは、
例えば学校で英語を習っても
全く話せるようにはならない、
というのと同じ様な理屈です。
つまり英会話と同じ様に
会話もリアルタイム系のスキルなので、
“アウトプットトレーニング”
を繰り返しやる事で反射的な対応力を
得る必要があるという事です。
尚、これは情報に晒されている現代に
おける大きな問題だと思うのですが、
もしインプットばかりをやって
知識が十分増えたのにもかかわらず、
アウトプットトレーニングをやらずに
スキルそのものが不足してしまうと、
“理想と実力”
の差が開きすぎて、精神的ダメージを
受けやすくなってしまいます。
どういうことかというと、
理想が高くなることで、例えば
(うまく話さなきゃ…)
(なるべく面白い返しをしなきゃ…)
(みんなと同じ様に話せないと…)
みたいに思いがちになっていくのに、
それができないからより緊張するなどの
悪循環を引き起こす、という感じです。
つまりこの状態が続けば続くほど
会話への抵抗感も大きくなり続けるし、
最悪の場合不安障害を
引き起こす原因にもなるので、
そういった意味でもアウトプット
トレーニングは重要になってきます。
というわけで、
会話が苦手な人の学習方針を
まとめると、
インプット学習でなるべく
全体像を掴み視野を広げながら、
英会話を習得するのと同じレベルで
アウトプットトレーニングを継続する、
ということになります。
どれくらいの学習時間が必要か?
では、学習の時間的な目安についてです。
これは個人差もあるしザックリですが、
インプット学習に50~300時間、
アウトプットトレーニングに
500~3000時間みたいなイメージです。
ちなみに英会話習得の必要時間は
1000~3000時間などと言われていますが、
やっぱり会話もこれくらいの
単位になるのかなという印象です。
なので、特に会話のお悩みが強い方には、
『僕のYouTube動画は全部見るくらい
じゃないと、会話力を高めるのは難しい』
みたいな事をお伝えしています。
つまり、動画を見るだけなら
20時間ちょっとなので、
何百時間というアウトプットに
比べたら準備運動レベルだという事です。
もちろんお好みじゃない動画や
内容が重複するものもあると思いますが、
様々な角度から物事を伝えているので、
それぞれが視点となり、ご自身の考えの
精度を高めるのに役立つはずだからです。
加えて、僕の動画だけだと
どうしても偏りができちゃうので、
なるべく他の人のチャンネルや本とかも
いろいろ見ていただきたい感じです。
では、
インプット学習は動画や本を見たり
読んだりするだけでいいと思うのですが、
アウトプット学習は
具体的に何をやればいいのでしょうか?
その一つが冒頭で述べた
“既成事実共感を布石にする”
などのスキルそのものの習得です。
これが、これまでの講座で
お伝えしてきた
“ピンポイント学習”
というものになります。
ただ先に述べた通り、
会話スキルも数百個とかあるので、
その中から取捨選択して
学んでいく必要があります。
具体的には、例えば
“話題提供のスキル”
とかだと全然広すぎて厳しいので、
“視覚に入った物や景色を布石に
相手に質問をする”
といったような、
とにかく末端のスキルを集中的に
1つ1つ習得していく感じです。
そしてこれは、逆に言えば、
(あれもこれもやらなきゃ)
と思わなくていいという事です。
数百個あるうちのどのスキルを
習得しているかで、その人の
“個性”
が生まれて、
その個性同士の
“相性の良し悪し”
が人付き合いや恋愛に影響する、
みたいな感じなので、
イメージとしては、
魔法使いなら力ではなく魔力を伸ばして
魔法で勝負できる土俵に立つ、
みたいな戦略を取らないと
結果を出せずに終わっちゃう感じです。
もちろん、例えば笑顔とかは
どんなキャラにでも必要ですが、
”コミュ力をどの様に向上させるか?”
は、道は一つではないという事です。
尚、ピンポイント学習の
具体的な方法は、
本編の中で何度もやり方を
伝えていますので、
ここでは割愛させていただきます。
さて、アウトプット学習では他にも、
・引き出しや語彙力の強化
・ノンバーバルスキルの強化
・各意識の刷り込み
・色々なシチュエーションへの対応力
などたくさんの項目を
強化する必要がありますが、
それらを一気に鍛えられる学習方法として
“QA学習”
というものを紹介しています。
詳しくは各動画をご参考いただきたいの
ですが、ザッとお伝えすると、
ご自身でモノにしたい
会話フレーズや意識などを、
全てQA形式で1個所にまとめる事で、
アウトプットトレーニングを
短時間で大量に何度もこなす、
というのが目的となります。
もし自作のQA集を作るのがご面倒で
あれば会話ドリル1000も販売しています。
ピンポイント学習が、
“特定のシチュエーションにおける
特定の対応方法を確実に習得する”
というスキル習得が主な目的なのに対し、
QA学習は、
“広い範囲で尚且つ量をこなすことで、
水面下にできる限り経験値を蓄えたり、
頭をどんどん柔らかくしていく”
という体力強化的な目的があります。
この2つを並行して行うことで
お互いが影響し合い、
効率的に学習が進む感じです。
時間配分のサンプルとしては、
・ピンポイント4項目を各5分で20分
・QAトレーニングを100分
・インプット学習を30分
合計2時間半毎日学習したら、90日後
くらいに変化が見え始めてくる感じです。
もうちょっと時間を減らして、
・ピンポイント2項目で10分
・QAを30分
・インプットを20分
くらいだと、変化を感じ始めるまで
半年以上とかかかっちゃう感じです。
また、すでにYouTubeの内容は
ほぼ把握していて、その上で、
仮に一日3時間ほど2~3ヶ月間くらい
がむしゃらにQAを出来るのであれば、
ピンポイントなしで強引に
目に見えた変化を起こす事は一応可能です。
尚、
ピンポイント学習の5分というのは
主に自分の頭で考える時間であり、
思いついたフレーズはQAにして、
QA学習の時間に復習する感じです。
もしピンポイント学習と
そのQAしかやらないでいると、
語彙などの素材が不足して学習自体が
なかなか進まなかったり、
脳が凝ったりして視界が狭まっていく、
みたいなデメリットがあります。
なので、
例えばインプットなどで得た
せっかくの情報も全部QA化しちゃって、
広い範囲の内容も並行して反復して
おいた方が効率がいい、という事です。
逆にピンポイント学習を一切やらずに
QA学習しかやらない場合は、
成功体験を得るのが遅くなるという
圧倒的なデメリットがあります。
というわけで、アウトプット学習では
QAとピンポイント両方をやりましょう!
ちなみにですが、
ここでは会話力のことばかり
お伝えしていますが、
会話はそもそも情報や感情の共有
みたいなのが主な目的ですよね。
なので、いろいろな体験をして
生の声で話せる話題を増やしたり、
いろいろな本や動画に触れることで
自分の意見をたくさん持ったりと、
学習以外で根本的に大事な事があるので
その点はバランスよくお考えください。
今後の動画について
さて、ここまで全~部を踏まえて、
(僕は何を提供すればいいんだろう…)
と考えたので、その結果をお伝えします。
1つめは、
“インプット学習の復習を
効率よくできるコンテンツ”
これはQAでは復習できない部分を
再認識し、視野を維持する為のものです。
2つめは、
“ピンポイント学習用のコンテンツ”
です。
なので次回の動画から、
これらをUPしていきます。
どういうのかをちょっと紹介すると、
インプットのコンテンツは、
これまでのノウハウを
ダーーーとまとめて、
すきま時間に繰り返し聞けるように
音声を吹き込み直したものとなります。
動画とポッドキャスト
兼用のコンテンツなので、
できれば一度動画で細かい部分を
ご確認いただいたあとで、
ジムや通勤時などに音声で復習という
感じでご活用いただければと思います。
そして、
しばらくはそれをメインにUPして
いくと思いますが、その合間に、
ピンポイント学習用のコンテンツを
出せればと考えています。
内容としては、例えば冒頭でお伝えした、
“既成事実共感の習得”
“自己開示布石からの相手主体”
“映像からの質問トレーニング”
のように、
末端のスキルを、
1つ1つしっかりと習得することを
目的にしたものです。
こういうのを、時間をかけて、
順次提供していく予定です。
おそらく多くの方が面倒で
手を付けなかった部分だと思うし、
あるいはやろうと思っても、
うまく具体例が作れなかったりして
お困りだった部分だと思います。
なので、まだ先にはなりますが、
これらを利用して1つ1つ
基礎を習得していってください。
ただ申し訳ないのですが、
こちらに関しては、
今後YouTubeにUPする内容だけでは
不足な方向けに、
有料のコンテンツもご用意する、
という形に
させていただきたく思います。
全部YouTubeにしちゃうと、
チャンネル運営が
できなくなっちゃうので、
すみませんが
ご理解のほどお願いします。
ただ、会話ドリル1000がちょっと
高いので、ご購入者様には、
これらの5~10個くらいは
無料で提供する予定ですので、
このピンポイント学習とドリルを
並行してがんばってみてください。
尚、今回お伝えしたことは
今のところまだ全部予定なので、
もし何かご要望があれば
お気軽にコメントください。
では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!