例えば、台風かと思うくらい
ものすごい雨が降っている日に、

女「すごい雨ですね!」

と言われたらどの様に答えるでしょうか。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは6分44秒です。

 
 

概要

 

こんなとき、会話が苦手な方は、

女「すごい雨ですね!」

男「ね~、すごいですよね!^^;」

女「・・・」

男「・・・」

と、相手に同調するだけで
終わってしまったりすると思います。

 

そしてこの瞬間は、多くの場合、

“何か言いたいけど、
何を言えばいいかがまるでわからない”

という状態だと思いますが、

 

もし、

“『すごい』という言葉が登場したら
どれくらいすごいかを考える”

という【癖】が身についていれば、

 

例えば、

『靴とか大丈夫ですか?』

みたいな発言が出てきたりします。

 

これは何故かと言うと、

(靴がびしょびしょになるくらいすごい)

というのが頭にパッと思い浮かび、
それが発言の元になるということです。

 

あるいは、その人が持つ
引き出しやひらめき次第になりますが、

思いついた比喩比較を
そのまま言う事もできます。

 

例えば、

『ちょっとテンション上がっちゃうくらいすごいですよね(笑)』

『傘がずぶ濡れになるくらいすごいですよね(笑)』

『シャンプーできそうなくらいすごいですよね(笑)』

という感じです。

 

一方で、これらのコメントが全く思い
つかなかったとしても、先の癖があれば、

“コメントをしたいけど、どれくらい
すごいかの表現がちょっと思いつかない”

という状態になります。

 

つまり、

“何を言えばいいかがまるでわからない”

という状態から、

“表現が思いつかない”

という状態になれるという事です。

 

この2つを比べると、

前者は進むべき方向すらわからなくて
頭が真っ白な状態なのに対し、

後者は思考の方向が定まっているので、
圧倒的に後者の方がよい状態ですよね。

 

というわけで、
今回お伝えしたい内容は、

“『すごい』という言葉が登場したら
どれくらいすごいかを考えましょう”

というものになります。

 

もちろんこれだけで会話が
どうなるわけじゃないのですが、

こういう小さな小さなコツをたくさん
習得することで会話力が高まるので、

今回もその一つとして
よかったら練習してみてください。

 

尚、

会話は情報のキャッチボールだけでは
なかなか盛り上がらないのに対し、

同じ感情を同じ強さでキャッチボール
できると盛り上がる性質があります。

 

そして、

特にこの『すごい』という言葉は
感情を伴って使われる事が多いので、

これに対する深堀りの術を知っておくと
色んな場面で有効なのでおすすめです。

 

では、実際にどういう練習を
すればよいのかというと、

今回のパターンを使った例を
ご自身でたくさん考えて、

QA形式にして毎日毎日思い出す、
というのをやるだけでOKです。

 

というわけで、

もうすこし解説を加えつつ、
QAの例を3つ紹介していきます。

 
 

例1.あの人すごい好き

 

例えば職場の女性が
別部署のB男君のことを、

女「B男君かっこいいよね~。すごい好き~(笑)」

と言ってきた状況を想像してください。

 

そんなときに、

男「かっこいいよね(笑)」

だけで終わると話が続かないので、
どれくらいすごいかを考えてみましょう。

 

例えば、

『視界に入るだけでテンションが上がるくらいすごく好き』

というのが思いついたとしたら、

 

Q.あの人すごい好き(どれくらい?)

A.視界に入るだけでテンション上がっちゃう感じ?

みたいなのを作って、

 

Qだけを見て
シチュエーションを思い浮かべてから、

Aのセリフが無意識で出てくるまで
シミュレーションを繰り返す、

という感じです。

 

尚、実際の会話は

女「B男君かっこいいよね~。すごい好き~(笑)」

男「あ~、B男君かっこいいよね(笑)」

女「うん(笑)」

男「え、視界に入るだけで、テンション上がっちゃう感じ?(笑)」

女「あはは、上がる上がる(笑)」

という感じになります。

 

そして、仮にこういうQAを
10個作って覚えたとすると、

10通りの表現が引き出しとして
身につくわけですが、

まだまだアドリブはできません。

 

でも50個100個と覚えたとすると、

それぞれのシチュエーションや
表現が絡み合って、

ジワジワとアドリブが
利いてくるようになります。

 

そしていつの間にか、
『すごい』という言葉を聞いた時に、

どれくらいすごいのかを無意識で
考えられるようになってくるし、

 

『めっちゃ◯◯』とか、
『ほんとに◯◯』など、

同じ様な意味の発言を捉えたときも
頭が自然と働くようになってくれる、

という感じです。

 

逆に言えば、
会話が本当に苦手な人は、

これくらい本腰を入れた努力をしないと
なかなか改善には至らないはずなので、

なんとなく知識を吸収するだけでなく
机に向かってがんばってみてください。

 
 

例2.すごい綺麗じゃん

 

職場の女性が
給湯室などの大掃除をして、

男「すごい綺麗になったじゃん!」

と自分が言ったとします。

 

このときの様に、

自分の発言に対しても、どれくらい
すごいかを付け加えられるとよいです。

 

なので簡単なところでは、

『業者さんがやったくらいすごい』

くらいのが思い浮かぶだけで、

 

男「すごい綺麗になったじゃん!」

女「そうでしょ~!」

男「業者さんがやったみたいだよね」

女「がんばったも~ん」

男「転職できるんじゃん?(笑)」

女「しないから!(笑)」

 

みたいな雑談にすることができます。
ここから、QAの一例ですが、

Q.すごい綺麗じゃん(どれくらい?)

A.掃除業者に転職できるんじゃない?

などが作れればいいかなという感じです。

 

ちなみに、このAの部分ですが、
もしすごく会話が苦手であれば、

A.業者さんがやったみたいだね

など、ご自身のレベルに合わせることで
適切にトレーニングできると思います。

 
 

例3.会話がすごく苦手

 

例えば、

男「僕、会話がすごく苦手で・・・」

女「あ、そうなんですか^^;」

男「はい・・・^^;」

女「・・・」

のように、

 

短所やコンプレックスを
自己開示するときに、

ただただマイナスを伝えるだけで
終わってしまうと、

相手と強く共鳴できる場合とかで
ない限り、いい効果が得られません。

 

なのでこういうときも、

男「僕、会話がすごく苦手で(笑)」

女「え、そうなんですか?」

男「どれくらい苦手かって言うと、」

女「はい」

男「…こ~んくらい苦手(笑)」

女「こ~んくらいなんですね(笑)」

 

という感じで明るい雰囲気を作れると、

マイナスの自己開示の効果を
正しく得ることができます。

つまり、接しやすさや安心感などを
感じさせられるという事です。

 

QAとしては、

Q.すごく苦手(どれくらい?)

A.どれくらい苦手かと言うと、こ~んくらい苦手

でOKです。

 

尚、これを練習しておけば、

女「ほんとに苦手で^^;」

男「あ、そうなんだ(笑)どれくらい苦手?」

女「えっと・・・」

男「こんくらい?」

女「ん~(笑)」

男「こ~んくらい?(笑)」

女「あはは、こ~んくらい(笑)」

みたいな会話が出来たりもします。

 
 

その他のQA例

 

では最後に、その他の例の
QAだけ5つ紹介しますので、

ご自身で考える際の
参考にしていただければと思います。

どういうシチュエーションで使えるかは
いろいろ想像してみてください。

 

■久々に会えた友人に対して

Q.すごく嬉しい(どれくらい?)

A.なんかもう、嫌なこと全部忘れられるくらい嬉しい

 

■上司が嫌いという発言に対して

Q.すごい嫌い(どれくらい?)

A.見てるだけで体調悪くなる感じですか?

 

■仕事を手伝ってもらった時に

Q.すごく助かった(どれくらい?)

A.これからも全部お願いしたいくらい助かりました

 

■すごく美味しい時に

Q.すごい美味しい(どれくらい?)

A.この美味しさは、ほっぺが落ちそうですよね、ボタボタボタボタ!って

 

■言葉遣いなどが丁寧な女性に

Q.すごく丁寧(どれくらい?)

A.僕がバイキンマンだとしたら、食パンマンくらい白い感じです

 

この様に、

『どれくらい?』

というのを考えるだけで
結構幅広くコメントにつながるので、

よかったらやってみてくださいね。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!