今回は、質問をしたり、
会話を広げることが苦手な男性向けに、

“時間軸を切り分けて想像する”

という意識と活用方法をお伝えします。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは7分27秒です。

 

具体的にどういうのかというと、
例えば女性が、

『私歴史が好きなんです~』

と言ったとします。

 

このあと、
もし女性が何も喋らない場合、

男性が何か言わないと
話が広がらないですよね。

 

実際の会話例としては、

女「私歴史が好きなんです~」

男「あ、いいですね!歴史好きなんですね!」

女「はい^^」

男「・・・」

という感じになるということです。

 

なので、聞き手が相手に対して
例えば何か質問できればいいのですが、

漠然と何か聞こうとするだけでは
質問の範囲が広すぎて、

逆に何も思い浮かばないことが
あるのではないかなと思います。

 

この現象を少しでも緩和するために、
質問の範囲をあえて

【過去・現在・未来】

という視点に分割し、対象を絞ることで
頭を働かせやすくするという感じです。

 

例えば、先の会話で
過去の視点を使った場合は、

『いつからハマッてるの?』
『好きになったきっかけとかあるの?』

という質問が出てきたり、

 

現在や未来を意識した場合は、

『じゃあ普段はそういうアニメやドラマとかよく見るの?(現在)』

『じゃあ旅行でお城とか行ったらすごい楽しめそうだね(未来)』

などが出てきます。

 

もちろん、ただ時間軸を意識しただけで
質問が出せるようになるわけではないので

“どういう事を質問すればいいのか?”

の基本的な質問パターンは
別途増やしていく必要がありますが、

 

その質問パターンを引き出す
足がかりとして、

【過去・現在・未来】

を頭に思い浮かべる癖を
身につける感じです。

 

更に言えば、
左脳的にではなく右脳的に、

過去のA子さんと、
現在のA子さんと、
未来のA子さんをそれぞれ想像する

という感じとなります。

 

しかも、この3つとも頭の中にパパパッと
素早く巡らせる感じです。それにより、

“漠然と質問を考えると
 何も思い浮かばない場合がある”

のと比べて、なんらかの質問が
思い浮かびやすくなるのですが、

その理由は、足がかりがあることで、
イメージすべき事が明確になるからです。

 

というわけで、言葉で説明すると
だいぶややこしくなってしまうのですが、

実際に癖づいていると
頭が一瞬でやってくれる事なので、

後で述べるトレーニングさえやれば
どんどんできるようになってきます。

 

では、先ほどの会話例を
改善したものを見てみましょう。

 

女「私歴史が好きなんです~」

男「あ、いいですね!歴史好きなんですね!」

女「はい^^」

男「何系が好きなんですか?」

女「えっと、特に戦国時代ですね(笑)」

男「あれだ。真田幸村だ(笑)」

女「あ~、好きですね~!(笑)」

男「あ~なるほど!典型的な、なるほどですね(笑)」

女「典型的な(笑)」

男「ちなみに何がきっかけで好きになったんですか?」←この部分

 

実際はこんな感じになりますが、

パッと思いつく質問やコメントを
重ねながら、

過去・現在・未来をザーっと想像して
質問を思い浮かべていく感じです。

 

その結果、今の会話例では、
【過去】を足がかりとして、

『何がきっかけで好きになったんですか?』

という質問が出てきた感じです。

 

もちろん、

男「あ、いいですね!歴史好きなんですね!」

女「はい^^」

男「・・・」

と、いきなり沈黙してしまった場合でも、

 

癖がちゃんと身についていれば、
ちょっと苦しい例になりますが、

男「あ、いいですね!歴史好きなんですね!」

女「はい^^」

男「・・・」

女「・・・」

男「え、じゃあ歴史の授業とかも好きだった感じですか?」

 

のように質問できたりします。

そして、癖付けと質問の基本パターンを
しっかりトレーニングしておくほど、

全く何も出てこない状況は
回避しやすくなる、という感じです。

 

では、この癖とパターンを
どうやって身につけたらいいかですが、

1.相手の何らかのプロフィールに対し、
2.過去・現在・未来を映像化し、
3.思いついた質問を書き出していく。
4.これを毎日1回2ヶ月ほどやる!

という感じです。

 

余談ですが、会話がまったく
上達しないという方は、

おそらく各トレーニングの継続を
全然していないと思うので、

数日単位ではなく数ヶ月単位で続ける
ということをやってみてください。

 

スポーツでも楽器でも何でもそうですが、

自分自身が続けないと
見えてこない部分がたくさんあるので、

飽きても尚続ける、という意気込みで
継続するのが非常に重要となります。

 

それにより、一つのスキルが
無意識的有能、つまり、

“脳を使わなくても勝手にできる状態”

になるので、その積み重ねで
会話力が高まっていく感じとなります。

 

では、簡単にではありますが、

実際に上記トレーニングの方法で
質問を考える例を1個紹介します。

 

例えばあなたが、女性の、

女「猫飼ってるの~」

という発言を全く広げられなかった
苦い思い出があるとします。

 

こういう記憶や、

あるいは直近の会話での失敗などを
題材にすればよいのですが、

特に何もなければ自分で勝手に
想定して答える形でもいいと思います。

 

とりあえずトレーニングの
具体的な方法としては、

まず、過去の彼女の生活などを想像し、

時間軸を意識しながら
猫の要素を加えてみてください。

 

それにより、例えば猫との
出会いの姿が思い浮かんだとしたら、

『いつから飼ってるの?』
『どこで出会ったの?』

みたいな簡単な質問が出てきます。

 

何故ここで質問が出てくるかというと、

映像を具体的に想像するほど、
情報が不足してくるからです。

例えば彼女が街を歩いていて猫とバッタリ
出会った姿が思い浮かんだとしても、

 

それが真実かどうかは
聞いてみなきゃわからないので、

『どこで出会ったの?』

という質問になる、という感じです。

 

もちろん、実際の会話で毎回
こんな複雑な思考はやってられないので、

トレーニングを重ねることで、頭が
一瞬でこれをやってくれるようにする、

ということです。

 

では次に、現在(当時)の彼女を
映像化し、猫の要素を加えてみましょう。

それにより、例えば一緒に生活をしている
姿が思い浮かんだとします。

その映像をより具体化していくほど
情報がどんどん不足していくはずなので、

 

例えば、

『何猫?』
『今何歳くらいなの?』
『家の中で飼ってるの?』

みたいな質問が出てくると思います。

 

では次に未来ですが、現在より後の
出来事を想像してみましょう。

動物なので、死んじゃって悲しい感じの
映像が出てきちゃうかもしれませんが、

 

そこまで未来に行かなくても
1日後とかで全然OKです。

イメージとしては、時間軸を
今より後にずらせばOKな感じです。

 

それにより、例えば、

『明日はお散歩に行きましょう♪』
『もう一匹買おうかな~』

という映像が思い浮かんだとしたら、

 

『ちなみにお散歩とかって行くの?』
『一匹だけ飼ってるの?』

みたいな質問も出てきたりします。

 

あるいは、

『もし』『仮に』『できれば~したい』

などの単語を使うと
未来になりやすいので、

 

例えば、ちょっと難しいですが、

『もしその子が喋れるようになったら
 どんな会話がしたい?』

みたいな質問が出てきたら
すごくいいかなと思います。

 

こんな感じでどんどん質問を
書き出していくのですが、

例えば “バンドやってる” とかだったら
より未来も想像しやすいと思います。

逆に、組み合わせ次第ではなかなか
質問が出てこない場合もあると思います。

 

それでも、映像化をひたすら具体化し
質問を作ろうとがんばっていると、

それ自体がトレーニングになり
映像化の能力が鍛えられると同時に、

過去・現在・未来それぞれを映像化する
癖も身についてくるという感じです。

 

そうすると、
いずれ、頭を使わずとも、

一瞬で上記の工程が
できるようになるので、

実際の会話でもどんどん
質問が出てくるようになる感じです。

 

というわけで、おそらく過去動画で

“映像化”

の重要性を学んだ方は実践でも
それをやっているかと思いますが、

 

もし漠然と映像化していることで、

(いまいち質問がたくさん出てこない)

という感じになっている方は、

 

是非今回の、

【過去・現在・未来】

に分けて想像するという方法を
試してみてください。

 

尚、動画の途中で出てきた

“基本的な質問パターン”

については、具体例をいくつか
知らないと厳しい部分もあるので、

 

とりあえず次回、

“音読をするだけで
質問力が高まる動画”

の【仕事編】というのをUPするので、
是非そちらを参考にしてください。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!