こんにちは!
モテネットMAEDAです。
今回は、
【ノンバーバルコミュニケーションまとめ】
という事で、
まだご存知ではない方が
一通り全~部学べるように、
基礎から細かく丁寧に
お伝えしていきたいなと思います。
↑是非会話音声と画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは22分09秒です。
ノンバーバルコミュニケーション概要
では早速ですが、
コミュニケーションは、
『バーバルコミュニケーション』
と
『ノンバーバルコミュニケーション』
の2つに分けられます。
そして、バーバル(verbal)には、
“言葉による、口頭の、口先だけの”
といった意味があります。
よって、
バーバルコミュニケーションというのは、
【言葉や文章によるコミュニケーション】
の事であり、
一方ノンバーバルコミュニケーションは、
・表情
・リアクション
・テンション
などの、
【非言語のコミュニケーション】
の事となります。
以降これらを、
“バーバル”
“ノンバーバル”
と略してお伝えしていきますが、
このノンバーバルを学ぶ
大きなメリットが2つあります。
1つめは、改善することで簡単に
相手に好印象を与えられることです。
何故なら、人が人と直接対面したときに
相手に持つ印象は、
交わす言葉そのものよりも態度の方に
大きく左右されるからです。
そして2つめのメリットは、
バーバルに比べると
すぐに成果を得られるという事です。
理由は、
好印象を相手に与える態度は
一つ一つが独立した運動なので、
単調な運動の反復さえしておけば
着実にそれぞれを習得できるし、
その種類も少ないので、
バーバルの改善の様に引き出しを
大量に増やす必要もないからです。
では、相手が持つ印象が、態度によって
どれくらい変わるかについてですが、
例えば女性が、
『超むかつく~(笑)』
という言葉をあなたに笑顔で言った場合、
言葉(バーバル)と態度(ノンバーバル)に矛盾が生じていますよね。
このときに、おそらくあなたは、
『超むかつく』
という言葉の意味そのものよりも、
相手の態度で相手の感情を
判断すると思います。
つまりこの場合は、本当にむかついて
いるわけではないということを、
ノンバーバルから判断している、
ということです。
他にも例えば、
『そうですね』
のような共感の言葉を、
興味なさそうに無表情で
女性が言ったとしたら、
その共感には真実味がないと
感じるかと思います。
この様に、言葉に対して、
態度や感情が矛盾しているようなときに、
人がどの様に受け止めるのかについて
実験され導き出されたのが、
【メラビアンの法則】
というものです。
具体的には、
●視覚情報(Visual):
笑顔、仕草、ジェスチャー等 55%
●聴覚情報(Vocal):
口調、声のトーン、会話のテンポ等 38%
●言語情報(Verval):
内容、文字、文章 7%
この割合で、受け手は相手の
メッセージを受けとめるというものです。
つまり、矛盾した態度における
『むかつく』
という言葉そのものの影響は
7%しかない、という感じです。
これをもう少し細かく言うと、
矛盾した状況ですら
態度の方を参考にするので、
どちらにしろ態度の方が相手に
影響を及ぼすということです。
つまり、どれだけバーバルが良くても、
ちょっと無愛想だったり、
反応が薄いなどの問題があるだけで、
相手に好印象を持たれにくくなります。
逆に、言葉が少し苦手でも、
笑顔や相槌やテンション合わせが
しっかり出来ていれば、
それだけで好印象を持たれやすい、
という感じです。
注意点としては、先の7%というのは、
“言葉と感情が
矛盾したメッセージを受け取ったとき”
に限った実験結果なので、
『ノンバーバルをマスターすれば
会話の93%はクリアしたも同然』
という理屈にはなりませんし、
『言葉は7%だけでいい』とか、
『ノンバーバルさえできていれば
言語力は必要ない』
という解釈は正しくありません。
何故なら、例えば話題提供や切り返し、
あるいは自己開示など、
バーバルが重要となる
コミュニケーションも多々あるし、
そもそも言葉が出ないと会話のキャッチ
ボールそのものが出来ないからです。
なのでイメージとしては、
【バーバル×ノンバーバル=コミュ力】
みたいな感じです。
そして、特に会話が苦手な方が
バーバルのスキルを高めたい場合、
過去動画でもお伝えしている通り、
英会話を学ぶくらい気合を入れないと
なかなか改善には至りません。
それに対しノンバーバルは、
1つ1つの動作を運動と反射の記憶で
体に覚えさせるだけでよいので、
単純な反復練習をするだけで
すぐに改善できる、という感じです。
つまり、先程の
【バーバル × ノンバーバル = コミュ力】
の掛け算からもわかるように、
手早くコミュ力を高められる、
という事になります。
尚、反復練習と言いましたが、
実際には、バーバルスキルを
高めるためのフレーズトレーニングを、
理想のノンバーバルを意識しながら
日々声出し練習することで、
一石二鳥で自然に身につけていくのが
一番効率が良いです。
ただそのためは、
まずは理想のノンバーバルが
どういうものかを知る必要があるので、
ノンバーバルの3大要素の、
1.笑顔
2.相槌
3.テンション合わせ
について、
今から細かく解説していきます。
3大要素その1.笑顔
まずは
【笑顔・笑い】
ですが、今更言われなくても・・・
と思ったかもしれませんね^^;
でも、例えばあなたの職場の人に、
『うちの会社で、笑顔が素敵だなと
思う人を3人教えて下さい』
と聞いたときに、そこに自分が
入っている自信はあるでしょうか?
もし、自信ないな~
ということであれば、
この機会にご自身の笑顔を
再確認していただければと思います。
というわけで、
少し退屈かもしれませんが、
まずはあなたの挨拶がどうなって
いるかを振り返ってみましょう。
いくつかシチュエーションを出すので、
できれば声に出して読んでみて、
ちゃんと笑顔でできているか、
また、笑顔で言うことに
抵抗がないかを確認してみてください。
職場の目上の人に対する、
『おはようございます^^』
職場の部下や後輩に対する
『おはよう^^』
電話での挨拶(笑顔が声に出るので)
『お世話になっております^^』
パーティーや合コンでの
『初めまして^^』
いきなりお隣さんに会った時の
『こんにちは~^^』
ありがとうと言われた時の
『いえいえ~、どういたしまして^^』
抵抗なく、
いつも笑顔で出来ているという
確信や自信はあったでしょうか?
おそらくこうやって振り返ると、
(出来ていないかも・・・)
という男性が結構多いのでは
ないかなと思います。
なので、
もしご自身がそうである場合は是非
この後の内容をご参考頂きたいのですが、
まず、常にがんばってニコニコして
いましょう、というわけではありません。
では何が理想かと言うと、
“必要なときに必要なレベルの笑顔を、
抵抗なく勝手に出来ている状態”
となります。
この状態を作るために
フレーズの反復練習が有効なのですが、
笑顔にも良し悪しがあるので、
次はどんな笑顔が良いのかを、
シミュレーションしてみましょう。
例えば、いきなりスミマセンが、
女性の谷間をしっかり想像して
笑顔になってみてください(笑)
なんとなく鼻の下が伸びた感じの
笑顔になっていますよね!
では、次は、
かわいい赤ちゃんに話しかける感じで
笑顔になってみてください。
さっきと力が入る部分が
全然違いますよね!
谷間や美人や儲け話などに対する笑顔は
自分の欲望から生まれるのに対し、
赤ちゃんや小さな動物に対する笑顔は、
そういう下心がない
純粋な感情から生まれたものです。
もちろん後者の純粋な方の笑顔が
相手に良い印象を与えるので、
こちらが無意識で抵抗なく出てくる様に
反復練習していく感じです。
でも、
例えば初対面でいきなりそんな
笑顔をしてたら気持ち悪いですよね^^;
なのでもう一つ試してほしいのですが、
あなたが少し憧れている人とか、
ちょっと尊敬している人と対面して、
少し緊張しながら笑顔になっている
状況を想像してみてください。
それに対し、例えば自分の妹が
スポーツの試合で勝ったとして、
男「おお~、おめでとう~!」
と一緒に喜んでいるときの
笑顔を想像してみてください。
この2つも違いを
感じたと思うのですが、
心理的に何が違うのかと言うと、
“自分が気に入られる為の笑顔か?”
と
“相手を受け入れる為の笑顔か?”
の部分となります。
おそらく前者が、
頬骨が上がったような顔に
なっているのに対し、
後者は眉や耳の上の頭皮が上がったような
感じになっているかなと思います。
この、相手を受け入れる方の
笑顔を実際にしてみると、
視点が自然と相手主体になったり、
相手の承認欲求を満たす側の立場に
立ったような感覚があると思います。
次の項目で述べますが、
この【承認欲求を満たすこと】こそが
人に好かれるキーポイントとなるので、
つまり、こちらの笑顔が自然に出来ると
モテやすくなる、という事になります。
では、次に、
この受け入れる方の笑顔のテンションを
少し落ち着かせてみてください。
イメージとしては頭の皮膚の後ろへの
引っ張りはそこそこ維持しながら、
口元の力を抜く感じですが、
そうすると、余裕がある感じの、
明るい表情が作られたと思います。
これを人と接するときの
デフォルトの表情にしておくことで、
『接しやすそうな人だな~』
という印象を持たれやすくなります。
というわけで一度整理すると、
話を聞いて『あはは』と笑ったり、
自分が明るい話題を出すときなど
自分の楽しい感情を表に出す場合は、
先ほど赤ちゃんを想像した時に作られた
純粋なタイプの笑顔が出てくるようにし、
それ以外の自然体でいるときや
相手が話している最中などは、
相手を受け入れるタイプの余裕のある
明るい表情を保ちつつ会話ができると、
相手の反応がとてもよくなると思います。
とにかくこれを、無意識で
自然に抵抗なく出来るようになるために、
笑顔を意識しながらフレーズ練習を
重ねて体に覚えさせる、という感じです。
3大要素その2.相槌・頷き
こちらも、今まで何度も
聞いたことがあると思いますが、
あなたの周りでこれがしっかり出来ている
男性は、どれくらいいるでしょうか?
少し振り返ってみると、
多くの一般男性が出来ていないと
いう事にお気づき頂けると思いますが、
それくらい、ぼんやりしていると
疎かになりがちな部分でもあります。
では、まず、
何故相槌と頷きが大事なのかですが、
“人は、自分の承認欲求を
満たしてくれる人と一緒にいたいと思う”
というのが根底にあるからです。
恋愛感情を抜きにすると、人は、
“話が面白いだけの人” や、
“優しく親切なだけの人” や、
“知識が豊富でいろいろ教えてくれる人”
よりも、
話を笑顔でしっかり聞いてくれたり、
自分を認めて褒めてくれたり、
自分のテンションに同調してくれる人と
一緒にいる方が居心地がいいので、
例えば食事や飲みの相手を探すときは
そういう人を第一に望むはずです。
これについては、
上司が自身の武勇伝を
聞いてくれる部下を食事に誘ったり、
水商売の女性の接客方法を考えると
おわかりいただけるかなと思います。
逆に言えば、今回のノンバーバルを
ちゃんと身につけられると、
会社の普通の上司とかであれば
簡単に取り入る事ができる様になります。
また、承認欲求という意味では、
芸能人やどこかの社長など、
“一緒にいるだけで自分の価値が
高くなったと感じさせてくれる人”
も当てはまりますが、
もしその人が、会話をしている中で
全然あなたの話を聞いてくれなくて、
尚且その人と知り合いだという事実を
誰にも伝えることが出来ない場合、
その人と一緒にいたいとは
思わなくなるはずです。
以上の事から考えると、
人として好かれるために
最も重要になる要素の一つが、
“コミュニケーションにより
相手の承認欲求を満たすこと”
になるわけですが、
その成果を簡単に得られるのが、
【相槌・頷き】
という事になります。
ただし、最初にお伝えした通り、
ぼんやりしているとすぐに
疎かになってしまう部分でもあるので、
しっかりと癖付ける必要があります。
もう少し詳しく言うと、
ノンバーバルは運動と反射の記憶なので、
スポーツや楽器のように
サボると徐々に鈍ってきてしまいます。
なので、それを考慮した上で、
笑顔と同じ様に実際に何度もやることで
癖づけていってみてください。
では、具体的にどの様に
相槌をすればよいかですが、
ざっとポイントをあげると
次の5つとなります。
1.傾聴する
2.首を縦に動かす
3.胸板を相手に向ける
4.テンションを合わせる
5.必要時に大きく反応する
で、このうち4と5の、
テンションに関わる部分は
次項でお伝えするので、
ひとまず1~3について解説します。
まず1つめですが、
【傾聴】
がとにかく大前提となります。
理由としては、
ちゃんと傾聴をしていると、
自然と、相手が心地よく感じる
相槌を打てるし、
話を聞いている事も
自然と相手に伝わるからです。
逆に傾聴をしていなくて
表面上だけしっかり相槌を打つ場合、
その瞬間は相手は気持ちよく
話せるかもしれませんが、
結局傾聴が出来ていないので、
時間が経つほど相手の期待を
裏切る事になってしまうし、
コミュニケーションに長けている人は
それをすぐに見抜いてしまいます。
逆に、傾聴さえ出来ていれば
仮に相槌が疎かになっていても、
最終的には相手の承認欲求に
応える形になるし、信頼も得られるので、
小手先の相槌をがんばるくらいであれば
傾聴に力を注いだ方がいいと思います。
ただ、とは言うものの、
それだとやっぱり仲良くなるまでに
余分に時間を取られてしまうし、
その瞬間瞬間に相手を心地よく
出来ないのでもったいないですよね^^;
なので、相槌のシミュレーション
トレーニングを重ねることで、
笑顔と一緒に無意識で出来る状態に
してしまうことをおすすめします。
尚、傾聴については、
相手の言葉を左脳ではなく
右脳で処理していくとよいのですが、
これについてはお手数ですが、
初期の頃のつたない動画を一通り
ご参照いただければと思います。
では2つめの
【首を縦に動かす】
ですが、要するに頷きの事です。
ここで少しイメージしてほしいのですが、
あなたが何かを話している時に、
首を縦にしっかり動かして
頷きながら聞いてくれる人がいたら、
それだけですごく好感を
持つと思いますが、いかがでしょうか?
では今度は、
あなた自身が頷くときに、
首を縦にしっかり
動かしているかを
振り返ってみてください。
もし、ほとんどやっていない
という事であれば、
これを癖づけることでも
かなり印象が良くなるはずなので、
こちらも是非毎日練習してみてください。
具体的には、
フレーズ学習と一緒にやるか、
ただ単純に頷く練習だけでも大丈夫です。
ただし、お辞儀やピースサインが
無意識で出来るのと同様に、
運動と反射の記憶として
確実に定着させる必要があります。
そのためには、最初は毎日毎日
繰り返すことが必要不可欠なので、
それを踏まえて練習をしてみてください。
では、3つめの、
【胸板を相手に向ける】
についてです。
例えば職場での会話を
イメージしてほしいのですが、
あなたが誰かに伝えたいことがあって
話しかけたときに、
その人が体を自分に向けてくれたら
どの様に感じるでしょうか?
おそらくこのときも
その相手に好印象を持ちますよね。
なので、
これも笑顔や相槌と一緒に
反復練習をすればOKです。
ただし、例えばプライベートの会話で、
相手がちょっと話しただけで
ガッ!と胸板を向けると、
その人にすごくガッついている感じがして
ちょっと良くないですよね^^;
そこで、もう一つ大事になるのが、
3大要素3つめの
“テンション合わせ”
となります。
3大要素その3.テンション合わせ
まず最初に、これまで述べてきた、
・笑顔 ・笑い ・相槌
・頷き ・胸板
などのノンバーバルには、
【許容範囲】というのがあります。
例えば、初対面でいきなり
満面の笑みの男性は普通に怖いですし、
話すたびに毎回
胸板を向けて全力で頷いても、
不自然で逆効果になってしまいます。
また、オーバーリアクションが大事
という一文のみを鵜呑みにして、
相手や場のテンションを無視して
それを頑張ってしまうと、
女「(あの人声が大きくて怖いの)」
などと影で言われてしまったりします。
なので、許容範囲内で、
なるべく好印象を与えられるレベルで
ノンバーバルが出来ると良いのですが、
その大元となる非常に重要な概念が
このテンション合わせとなります。
イメージとしては、
テンション合わせがしっかり
出来ていると、
許容範囲を超えるというミスも
することがなくなる、という感じです。
では具体的にどのようにすれば
良いのかと言うと、一言で言えば、
【ミラーリング】
となります。
ただ、ミラーリングと言うと、例えば、
相手が飲み物を飲んだら
自分も飲み物を飲むなど、
“さりげなく”動作を真似るという解釈を
している方もいらっしゃると思いますが、
それをやっても相手の心には
全く響かないし、
逆にこれを意識的にやった場合、
真似してきて気持ち悪いなどと
格下レッテルを貼られる懸念があります。
もし動作のミラーリングの動機が、
“緊張している相手を安心させたいから”
等であればよいのですが、
”相手をコントロールしたい”
という下心からこっそりミラーリングを
している感じだと、
全然相手を尊重していないし、なんか
ねっとりしていて気持ち悪いですよね。
それに対し、テンション、そして
感情のミラーリングに関しては、
笑顔や相槌や共感と同じ様に
ちゃんと相手を尊重しているので、
一発で相手からの印象を良くします。
一つ具体例ですが、
例えばあなたが、
職場でチョコボールを開けたら
“金のエンゼル”
が出たとします。
すると、仮に欲しくなかったとしても、
すごくレアなのでおそらく
テンションがガッ!とあがりますよね!
そこで、
『金のエンゼル出た~!』
と上司に言ったときの反応を
いろいろ見てみましょう。
■パターン1:自分より低いテンション
男「おお~!金のエンゼル出ました!」
上「お、すごいじゃん(笑)」
■パターン2:自分と同じテンション
男「おお~!金のエンゼル出ました!」
上「え~っ!すごいじゃん!(笑)」
■パターン3:自分より高いテンション
男「おお~!金のエンゼル出ました!」
上「えっ!まじで!?どれどれ!うおおお~~~やったじゃん!(笑)」
■パターン4:テンション無視その1
男「おお~!金のエンゼル出ました!」
上「あ、今仕事中だからさ・・・」
■パターン5:テンション無視その2
男「おお~!金のエンゼル出ました!」
上「あ・・・、おめでとう・・・」
この場合おそらく、
自分よりテンションが高い上司に
一番好感を持ち、
テンション無視をされた場合は
結構気持ちが萎えると思います。
もちろん、仕事中というのは
正論かもしれませんし、
『おめでとう』
はバーバルでは同調していますが、
どちらにしろ、
“テンションを合わせてもらえない”
というノンバーバルの部分が、
マイナスの印象を与える原因に
なっている、ということです。
逆に、テンションがしっかり
ミラーリングされた場合は
その人に好印象を持つわけですが、
先ほどの場合においては、
自分よりテンションが高い反応が
より好印象になりますよね!
つまり、相手にピッタリと
テンションを合わせるよりも、
相手よりも一歩先のテンションを
自分が表に出すことで、
より好感を
持ってもらえるという感じです。
なので、逆に相手が
女「風邪引いちゃって・・・」
とマイナス方向のテンションで
発言をした場合は、
自分は相手よりも
もう一歩低くするイメージで、
男「え・・・、大丈夫?」
と言ってあげると、
より好感を持ってもらえるという事です。
そしてこの様に、
自分が相手より一歩先の
テンションを表に出していくと、
今度は相手が自分のテンションに
引っ張られる形になるので、
自分がその場のテンションを
作っていく感じになります。
ちょっとミラーリングと
矛盾してしまいそうなのですが、
相手のテンションをただ従順に
なぞっていくわけではなくて、
ミラーリングしながら自分がリードする、
という形が一番理想となります。
というわけで、
金のエンゼルの例はちょっと
極端でしたが、
全くの初対面で
相手が緊張している段階から、
このテンション合わせを
ずっとやっていく感じです。
なので例えば、
“明るく元気よく接しましょう!”
というアドバイスがあったとすると、
厳密に言えば、
“相手の気持ちのベクトルがプラスの時に
その瞬間瞬間に
相手が許容できる範囲内のレベルで
明るく元気よく接しましょう!”
という感じになってくるので、
誰に対しても自分基準の
元気一辺倒で接していると、
『(この人は接しにくいな)』
と感じさせる場合ももちろん
出てくるので注意しましょう。
以上、ここまで述べてきた
・笑顔
・相槌
・テンション合わせ
の3大要素が出来るようになると
すぐに好印象を持ってもらえますが、
最後に一つ、
相手のテンションをポンと上げる
引き金になるようなノンバーバルを、
お伝えします。
どういうのかと言うと、それが、
“相槌・頷き”
の項目で述べた、
【5.必要時に大きく反応する】
の部分です。
一言で言うと
【オーバーリアクション】
というやつです。
ミラーリングでは一歩先の
テンションでしたが、
オーバーリアクションでは、
三歩も四歩も先のテンションを
相手に返すことになります。
なので、下手に乱発すると、
相手の許容範囲を超えて
マイナスになったりするのですが、
相手の許容範囲がグンと広がる
タイミングがあるので、
そこでこれをやると
マイナスにならないし、
存分にその効果も
発揮するという感じです。
ではそのタイミングが
いつなのかというと、
ざっくり言うと、
“相手が自分の話をしたとき”
となります。
もう少し細かく言うと、相手が、
“深堀りしてOKな自己開示”
をしてきたり、
“興味を持たれても悪い気がしない事”
を答えてくれた状況などで、
尚且、
オーバーリアクションをしても
不自然ではない内容のとき、
という感じです。
例えば居酒屋で飲んでいるときの会話で、
女「毎朝5時に起きてます(笑)」↑
と相手が答えたときは、
朝早いので驚いても不自然ではないので、
女「毎朝5時に起きてます(笑)」↑
男「あ、早いですね(笑)」↑
と普通に返すよりも、
女「毎朝5時に起きてます(笑)」↑
男「え~!5時ですか!?超早くないですか?」↑↑↑↑
とオーバーにリアクションをした方が
相手のテンションが上がるという事です。
一方で、
女「だいたい7時くらいですかね」↑
という場合に
オーバーリアクションをすると、
驚きどころが全くないので
逆に不自然になってしまいますよね。
ただ、だからといって、
せっかくの自己開示に対して、
男「あ~そうなんですね」
と興味なさそうに反応してしまうと、
相手のテンションも下がりますよね。
なので、そうならないように、
こういう場合も一歩先のテンションで
反応するという感じです。
具体的には、
男「え、何時くらいに起きてます?^^」↑
女「だいたい7時くらいですかね^^」↑
男「あ、そうなんですね~」
・・・ではなく、
男「え、何時くらいに起きてます?^^」↑
女「だいたい7時くらいですかね^^」↑
男「あ、そうなんですね~!^^」↑↑
と、気持ち的にでいいので、
一歩先のテンションで
反応すると好印象になります。
尚、ここで1つ、ポイントというか
注意点でもあるのですが、
メラビアンの法則で
55%が【視覚】と言われているように、
対面でのオーバーリアクションは
声の大きさよりも表情の方が大事です。
表情で感情をしっかり
伝えられる様になることで、
例えば落ち着いたトーンの男性でも
テンションの緩急を表せるし、
静かなレストランとかでも
周りに迷惑をかけなくてすみます。
というわけで、
テンション合わせをベースとし、
必要な場面でオーバーリアクションを
入れていく感じになるのですが、
オーバーリアクションを
適切なタイミングで出来た場合、
相手は、自分が言いたいことを
ついつい話そうとしてしまいます。
理由としては
『(この話題を続けていいんだ)』
とか、
『(もっと詳しく言った方がいいかな)』
と思うからであり、また、
自分の話に対してしっかりと
反応してもらった時点で、
承認欲求が満たされて気持ちよくなり、
わかりやすく言えばついつい調子に乗って
もっと話してしまう感じになります。
そうやって、次の自己開示を
引き出していき、
それに対して更に共感と傾聴と
ノンバーバルで聞いていくことで、
相手はどんどん承認欲求が満たされて
テンションも高まる、という感じです。
というわけで長くなりましたが、
基本的には3大要素である、
1.笑顔
2.相槌・頷き
3.テンション合わせ
で接していき、
ピンポイントで
オーバーリアクションができれば、
ノンバーバルはバッチリかなと思います。
おそらく毎日練習すれば
すぐにでも結果が出はじめて、
相手の反応もガラッと変わると思うので、
よかったら取り組んでみてください。
では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!