今回は、

“会話の上達はゲームみたいな感じ”

というお話をしたいと思います。

 

↑是非会話音声画像付きの【動画】でご覧ください。
(内容は記事と同じですが、音声必須となります!)
※動画の長さは8分33秒です。 

 

特に、これから会話を学びたい、
あるいは今現在学んでいる方で、

(学ぶ事が多すぎて、上達の道筋も
ハッキリ見えないし、焦ってしまう)

という方がスッキリするような
内容となります。

 

先の様な状況では、すぐに、

(勉強始めたけど結果が出ないし
やっぱ自分はこのままでいいや)

となってしまいがちなので、心当たりの
ある方は是非最後まで見てみてください。

 

さて、ここで言うゲームというのは、

ドラクエとかファイナルファンタジー
といったものになるのですが、

 

まずイメージしてほしいのが、

【ステータス】と【熟練度】

です。

 

ステータスというのは、

・力
・素早さ
・かしこさ
・攻撃力

みたいなやつですね。

 

そして熟練度というのは、

・剣
・弓
・天の魔法
・火の魔法

など、それぞれの【スキル】を
使いこなすレベルみたいなやつです。

 

そして、ここで大事になるのが、

こういうYouTubeや本などで
伝えられているノウハウは、全部

【スキル】

という事となります。

 

つまり、例えば400G払って、

ノリツッコミのスキルの書を買って
読んだとしたら、

熟練度0でスキルを
覚えた状態になるイメージです。

 

そして、
多くの方が陥りがちなのが、

スキルの種類ばっかり覚えて、
ほとんど熟練度0まま成長させない、

というパターンです。

 

例えば、第97回で

視界にあるものから
話題を作る例を紹介しましたが、

 

仮にこのスキルの
熟練度が50とかになったら、

話題に困ることが
かなり減ると思うのですが、

熟練度をあげないからいつまでも
克服できない、という感じです。

 

では、何故熟練度0のまま
終わってしまうのかと言うと、

ゲームの世界で言うなら、

 

実際にスキルを使って戦ったり、
訓練所で訓練をしないと、

熟練度が溜まらないから、
という感じです。

 

同じ様に、会話においても、

実際に使ったり、
練習したりが必要だということです。

 

ちなみにゲームではスキルは
10個20個とかしかないですが、

会話においては、それこそ
悩みのタネにもなるように、

無数に存在している感じです。

 

具体的には、武器・魔法といった
括りと同じ様に、

・共感
・ユーモア
・いじり
・ノンバーバル

などの大きなジャンルの中に、

 

剣や黒魔法の様に、

・ノリツッコミ
・決めつけいじり
・映像化
・テンション合わせ

など、それぞれのスキルが
細かく存在している感じです。

 

そして、例えばノリツッコミを
日常的に使えるようになりたければ、

ゲームと同じ様に

“ノリツッコミのスキル”

そのものを高めていく必要があるわけです。

 

加えて、その方法は必ず、

“アウトプット”

である必要があり、先に述べた通り、

例えば日常の会話でなるべくそれを使って
熟練度を溜めていく感じです。

 

でもそれだけだと熟練度上げの
チャンスがかなり限られてくるので、

トレーニングをやらないと
なかなか厳しいのですが、

その具体的方法として
僕が以前からお伝えしているのが、

 

“数ヶ月単位で、毎日10分ほど
ノリツッコミの具体例を自分で考えて、

それを全部
QA形式にまとめていき、

Qを見て無意識にAが出てくるまで
声出し練習を重ねる” というものです。

 

具体的な例としては、例えば

女「(一人500円だけど)
  ○○さんだけ5万円ね(笑)」

というのをQにしたとしたら、
これを見ただけで、

 

男「まじで?すぐATMで降ろして
  くるね・・・高い!高い!」

みたいなAを、

“頭を使わずに言えるようになるまで
何度も何度も反復する”

というのを何フレーズもやる感じです。

 

ただ、となると、
ここで困ってくるのが今回の本題である、

“スキルの種類が膨大にあるので
熟練度上げが全然追いつかない”

という問題ですね。

 

これは全くその通りなのですが、
その問いへの返答としては、

“全部上げる必要はないから大丈夫”

となります。

 

例えば剣が使えたら槍は使えなくても
なんとかなるように、

すべてを上達させる必要は全くない、
という事になります。

 

実際に、あなたの周りにいる
会話が得意な人も、必ず、

“得意なスキル”

というものがあり、ほぼそれだけを
使って会話をしているはずです。

 

だからあなたも、

自分が使いたいスキルを重点的に
高めていけばいいだけの話です。

 

ただ、人には向き不向きがあり、

例えば戦士は魔法が苦手だし、
魔法使いは武器攻撃が弱いですよね。

 

このように、ゲームで言うところの
職業やジョブが、

僕が普段動画でお伝えしているところの

【キャラ】

というイメージとなります。

 

なので例えば、あなたが
僧侶の様なキャラだとしたら、

オラオラ系のスキルは一旦無視して、

共感傾聴などの癒やし系のスキルから
磨き始めた方が安定して結果が出ますし、

 

それをある程度以上習得してしまえば
他人とも差別化されるので、

“あの人は誰よりも優しくて
癒やされるから、ずっと一緒にいたい”

と思ってくれる女性が
必ず現れてくる、という感じです。

 

あるいは、飲み会とかで聞き手に
回る方が自分に向いているのであれば、

まずは聞く技術を集中して磨いた方が、
自分の価値を早く高められる感じです。

 

それを無視して、

“すべての状況に対応出来るようにする”

というのを最初から目指すのは、
勇者みたいに広く適正がない限り無理、

というイメージとなります。

 

にもかかわらず、

(あれもこれもやらなきゃ)

と思ってしまうからうまくいかず、

そのうち途中で投げ出したくなって
しまう感じなのかなと思います。

 

というわけで、まずは自分に必要な
スキルをしっかり選んで、

それを確実に成長させていく、
というやり方を検討してみてください。

 

そして、満足できるまで学んだら、
ジョブチェンジをして、

別のスキルを学び始めれば
いいんじゃないかなと思います。

 

尚、もし、どのスキルを選べば
いいかわからない、ということであれば、

どんなスキルがあるか?
あるいは自分の武器は何か?

というのが見えていない段階なので、

 

僕のYouTubeを含め
たくさんの動画を参考にして、

それを見極められるようになるところから
始める必要があるかなと思います。

 

では次は、
ステータスについてですが、

とりあえずイメージとしては、
次のような感じです。

 

着目していただきたいのは、

“色んな要素が
絡まりあって決まってくる”

という部分となります。

 

攻撃力:武器の熟練度の合計で決まる
防御力:魔法の熟練度の合計で決まる
強さ:筋トレで上がる(攻撃力に影響)
魔力:服や髪型で上がる(防御力に影響)

かしこさ:インプット量で上がる
すばやさ:アウトプット量で上がる
攻撃回数:引き出しや語彙の量で上がる
回避率:戦闘回数で上がる
経験値:敵を倒す・スキル成功で上がる

 

あくまでイメージなだけで、
特に意味はありません^^;

ただ、インプットで上がる
かしこさばかりが上がっていて、

他の部分が全然足りていない、
という方が多のかなという感じですね。

 

ちなみに、恋愛に関して言えば、

自分のレベルが低いうちは
強い敵には勝てないので、

最初はゴブリンとかからやっつけて
経験値を稼がなきゃダメな感じです。

 

あと、もしゴールドがあったら、
まずは武器防具を買うと思いますが、

これと同じで
ファッションをちゃんとやれば、

敵と有利に戦える、
という感じとなります。

 

他には、例えばかしこさ
(インプット)が足りないと、

いじってはダメな状況で
いじってしまったり、

 

アウトプットで語彙力が高まったり
脳の回路がだんだん強化されると、

すばやさや攻撃回数があがって
その場を制することができる、

という感じです。つまり、
バランスが大事だということですね!

 

ちなみに僕の教材の
会話ドリル1000の場合は、

スキル単位で見た場合は
どうしても広く浅くなるので、

ピンポイント学習と比べると、
一気に効果を発揮するわけではありません。

 

ただし、様々な熟練度を
ジワジワッと上げる効果があるのと、

語彙や引き出しを広く増やしていくので、

ステータスが全体的に
強化されていくイメージです。

 

そうなると、得意なスキルとの
連携技みたいなのが生まれてきたり、

ステータスがバランス良く高まり
柔軟に対応出来る機会が増えるので、

ピンポイント学習と同時進行で
やることをおすすめしています。

 

例えば先程の、

視界に入るものから
話題を作るスキルを高めたくても、

 

基礎ステータスが低いと
いくら考えても例が出てこないため、

トレーニングそのものが
進まないですよね。

そういう状況にならないように、
ドリルの様な学習も必要だという感じです。

 

ただ、別にドリルを買わなくても、

ご自身で雑多的にQA集を
作り続ければいいだけなので、

まとめる作業をコツコツとやりつつ
練習に取り組めば十分だと思います。

 

でもそれが億劫だという方も
いらっしゃると思うので、

そういう場合はご検討ください^^;

 

というわけで、

先に述べた通りピンポイント学習は
すごく大事なのですが、

 

広く浅くの学習も同時にやることで
連携技みたいなのが生まれてきたり、

ステータスがバランス良く高まり
柔軟に対応出来る機会が増えるので、

この2つを同時進行で
やることをおすすめしています。

 

以上、ざっとまとめると、

1.まずは適正に合うスキルを選ぶ
2.ピンポイント学習で熟練度を上げる
3.広く浅い学習でステータスを上げる

というのが結論となります。

 

ちなみに、広く浅くと言っても、

1つ1つのフレーズそのものは
口をついて出てくるくらい反復して、

しっかり潜在意識下の引き出しに
落とし込む必要があるので、

その点は誤解のないようにお願いします。

 

あと、適正に合うスキルを選ぶと
言っても、

例えば話題提供などの必須スキルが
まだない感じであれば、

まずはそれら必須スキルの中から選んで
徹底して上げるようにしましょう。

 

というわけで、

今回のゲーム的なイメージをご自身の
会話の学習に当てはめて、

 

やるべき事と、今は諦める部分を
明確にすることで

結果につながりやすくなると思うので、
いろいろ検討してみてください。

 

では、今回は以上となります。
ご視聴ありがとうございました!