こんにちは!モテネットMAEDAです。

 

今日は、

「(会話を勉強しているけどコンプレックスがなくならない。むしろ強くなってるかも)」

という方に向けて、原因と対処法をお伝えします。

 

この説明をするために、

まずは少し、承認欲求について話をさせていただきます。

 

皆さんが

「(会話が上手になりたい)」

と思う理由は何でしょうか?

 

おそらく、

 

”女性にモテたいから”

”会話に入れないのが辛いから”

 

など、いろいろあると思いますが、

その根底にあるのは、

 

【認めてほしい】

 

という欲だと思います。

つまりこれが、承認欲求というやつですね。

 

極端な話、この世に自分以外の人間がいなければ

会話を勉強しようとは思わないし、

服装や体型にも無頓着になるのが当然だと思います。

 

承認欲求があるからこそ、

「(会話が上手くなりたいな~)」

と思うわけです。

 
 

承認欲求の必要性と弊害

 

認めてもらった先に望むものは、

人それぞれです。例えば、

 

・上司に認められて昇進したい

・女性に認められて好きになってもらいたい

・知人に認められて仲間に入れてもらいたい

 

などですね。

 

これらがあるから、人は努力し、成長できます。

なので、承認欲求は必要なものです。

 

しかし、承認欲求が適正範囲を超えると、

それがどうしても自己顕示という行動に表れてしまい、

様々な弊害が出てきます。

 

具体的には、

”見栄や自慢が多いので小者に思われる”

”口先だけで中身はスカスカな男だとバレる”

”構ってちゃんだから面倒だと避けられる”

などです。

 

そして、この弊害は、

【理想や欲求の現実とのギャップ】

が大きいほど顕著に現れ、極端な場合は病的に、あるいは本当に病気になります。

 

尚、現実というのは、例えば ”実力” の事でもあるし、

”相手の立場に立てないために自分だけが優れていると勘違いしている状況における周りの反応”

だったりします。

 
 

承認欲求の適正範囲を超えていないでしょうか?

 

さて、
 

男「俺◯◯なんだけど、すごくない?」

 

と、いつも承認欲求をあらわにする男性は

適正範囲を超えているのが分かりやすいと思います。

 

では、次の場合はどうでしょうか?

 

【実際は全然出来ないのに、出来る人だと思われたい】

 

能動的ではなく、回避的というか防衛的というか、

誤魔化したり、自分を偽ったり、という感じです。

 

知ったかぶりとはちょっと違って、

例えば、仕事が全然出来ないのに出来る自分を演じるとか、

会話が出来ないのに出来る自分を演じる、という感じです。

 

なかなか気づきにくいかもしれませんが、

実はこれも、強くなりすぎると、

承認欲求の適正範囲を超える事になります。

 

つまり、”理想や欲求の現実とのギャップ”という視点から見ると、

「普通に出来る人」が「俺はすごく出来る」と自慢せずにいられないのと同様に、

「全然出来ない人」が「俺は普通に出来る」と必要以上に誤魔化そうとするのも、

範囲を超えてしまっているわけです。

 

前者の場合、嫌われるのが想像できると思いますが、

後者の場合、嫌われはしないもののやっぱり弊害が出ます。

 

もしかしたら、

女「(がんばってる感が可愛い(笑))」

と思う稀有な女性もいるかも知れませんが、大抵は、

 

女「(無理してて痛い感じ)」

女「(苦手なのを表に出せない小さい人)」

と思われる羽目になります。

 

何故なら、そういう誤魔化しは、不自然さから

早かれ遅かれ必ずバレてしまうからです。

 
 

勉強によりコンプレックスが深みにハマる?

 

もちろん、会話コンプレックスである限り

誤魔化すのは仕方のないことです。

コンプレックスを隠すのが人間として当たり前ですから。

 

ただ、勉強をする過程で、

ちょっとコンプレックスの質が変化する場合があるので、

それを説明します。

 

まず、テクニックを知識として学ぶほど、理想が高まります。

一方、トレーニングをしないと、

実際の会話力は全然あがりません。

 

この場合、実力と理想のギャップが広がります。

それが続くと、

承認欲求の適正範囲を超えた状態になります。

 

すると、次のような現象が起きてきます。

 

・飲み会などに、毎回必要以上に身構えて参加するようになる

・笑わせようと頑張った結果、自己中な会話になり面倒だと思われた

・序盤の勢いはよかったものの、燃料切れでどんどん空気が冷めていった

・苦手分野になると全く喋れなくなり、その後も低いテンションを引きずりがち

 

僕も上手く説明出来ないのですが、

まさに理想に実力が追いついていない状態と言うんでしょうか・・。

 

頑張るのは悪いことではないのですが、

頑張っても実力が足りていないから空回りするし、

それでも、自分の実力を超えた自分を見せようとせずにいられない、みたいな。

 

なんとなく伝わりますかね?

もし心当たりがあれば自分に問うてほしいのですが、

 

「疲れませんか?^^;」

 

疲れますよね?(笑)

自分を大きく見せようと、いつも無理に頑張ってしまう。

しかも、承認欲求の適正範囲を超えているから結局弊害が出ている。

 

無理に頑張っても、絶対に見破られます。

となると、完全なマイナスギャップです。

 

イケメンがダメな男だと判明したときの幻滅感と、

ブサイクが素敵な男だと判明したときの好感の、

どちらを取るか、という感じです(笑)

 

なので一言、

 

「力抜いちゃえよ」

 

って事になります。

自分を無理に大きく見せても何もいい事はないんです。

 

今の自分をちょっと振り返ってみて、もし無理してたら

「そんなにがんばらなくて大丈夫だよ」

と、自分に言い聞かせてあげてください。

 
 

実力を上げ、理想を下げる

 

まぁそんな事を言っても、

現場に入ると力が入っちゃいますよね(笑)

 

なので、具体的な対策が必要となります。

 

それは、

”【理想や欲求の現実とのギャップ】を縮める”

というものになります。

 

簡単に言えば、

実力を上げ、理想を下げる事が、

承認欲求による弊害をなくす事になります。

 

実力を上げる方法は、

いつも口を酸っぱくお伝えしている通り、

引き出しを増やし、声出し練習をすることです。

 

なので、ここでは理想を下げる事について

お伝えしていきます。

 
 

理想を下げるには、まず【現実を知る】こと

 

理想を下げるには、

【現実を知る】

という事が第一です。

 

1.自分のレベルを正しく認識する

2.他人から見たありのままの自分を知る

3.相手が求めている事を正しく知る

 

では一つずつ見ていきましょう。

 
 

1.自分のレベルを正しく認識する

 

まずは一度、実力を再認識しておきましょう。

 

例えば、会話の学習でテクニックを学んだとします。

そこで何となく覚えたネタや口説き文句、

誘いテクニックなどがあったとして、今すぐ再現出来るでしょうか?

 

もし、出来ないな~ということであれば、

実戦ではもっとできません。

 

でも実際は何故か、

それをやれる前提で実戦に臨んでしまいがちなんですよね。

で、結局やっぱりできないわけです。

 

実戦はそんなに甘くはなく、自信を持って出来ないことを

「(やろう、やろう)」

と意気込んで臨むと失敗してしまいます。

 

それだけでなく、緊張もしてしまうので

存在そのものがぎこちなくなったりもします(笑)

 

なので、自信を持って出来ないことは、

”出来なくて当然。できるチャンスが偶然訪れたらやってみればいい”

という気持ちでいるだけの方がよいです。

 

テクニックだけではなく、

盛り上げようとか、楽しい人だと思ってもらおうとか、

”実際は出来ないのに出来るつもりになっている事すべて”

を、一度リセットしてしまいましょう。

 

また、

自分の実力をしっかり認識した上で、

表に出せるようにしておきましょう。

 

男「(面白い自分でいなきゃ)」

と、無理に振る舞うのではなく、

 

男「(俺は会話が苦手だから、勉強中なんだ)」

と意識し、それを正直に相手に伝えるという事です。

 

そんな姿勢で臨みつつ、勉強しておいた引き出しがポンと発揮されると、

”ブサイクが素敵だったときの好感”

のパターンになれるというわけです。

 
 

2.他人から見たありのままの自分を知る

 

自分を客観的に、

突き詰めて見てみましょう。

 

まずは、

あなたの知り合いから自分はどう思わているか、

想像してみます。

 

単純なことですが

ほとんどやったことないって方もいるんじゃないでしょうか。

これまでの色々なシーンを思い起こしてやってみてくださいね。

 

映像を自分目線ではなく、

相手目線で思い起こして、再生してみてください。

 

次に、”自分と完全に同じ人間の他人” がいたら、

あなた自身はその人をどう思うか、

目を閉じてリアルにイメージしてみます。

 

目をそむけたくなる光景が出てくるかもしれませんね。

直した方が良さそうな部分が見えたら、直しましょう。

 

あとは、

飲み会の会話を録音するとかやってみるとよいです。

そこに記録されたものが現実です。

 

最初は自己嫌悪に陥るかもしれませんが、裏で

【実力を上げる】

という努力を怠らずに続けることで、その後は小さな成功体験が重なっていき、

落ち込んだ気持ちを挽回できます。

 
 

3.相手が求めている事を正しく知る

 

相手はあなたに何を求めているでしょうか?

会話に関してちょっと考えてみましょう。

 

普段ネタを提供しておいてなんですが、ぶっちゃけ

”面白い冗談で笑わせて欲しいから一緒に飲みたい”

という人ってどれくらいいるでしょうか?(笑)

 

たぶん、

「ゼロ」

ではないですかね?僕にだってゼロですよ(笑)

 

男女限らず、会話で相手が求めている事は、

【自分の話を聞いてもらう事】

です。

 

また、みんなでカラオケに行ったとして、

”あなたの歌が聞きたいからカラオケに来た”

という人がどれくらいいるでしょうか?

 

まぁこれは本当にいる場合もあるかもしれませんが、

カラオケですべき事は、

自分の歌の上手さを伝えようと必死になる事ではなく、

みんなで楽しく盛り上がれる雰囲気作りです。

 

初対面の女性が見ているのは、

あなたの前髪ではなく、

全体から出てくる笑顔や誠実さなどの雰囲気です。

 

ちょっと話が逸れましたが、

会話において求められていることは、

つまり聞き上手であることです。

 

女性は、話す事に価値を感じ、大切にし、優先度を高く置いています。

そのため、何の長所もお金もルックスもない人でも、

誰よりも話を聞いてくれるだけで、女性にとっては存在価値があります。

 

なので、

男「(面白い自分でいなきゃ)」

と、これまで理想を高く会話に臨んでいたのなら、

 

男「(聞き役になって女性の感情を引き出そう)」

というスタイルに切り替えた方が良い結果になるだろうし、

あなた自身、楽になれるのではないかと思います。

 
 

目標を低く設定する

 

現実を正しく認識する事が出来たら、

次はそれに見合った具体的な目標を作ってみましょう。

 

例えば、

・今日は◯◯について質問してみよう

・今日は自己開示布石から話題を振ってみよう

・このネタをバッチリ覚えて試して、後は聞き上手に徹しよう

・今日は控えめだけど誠実で笑顔のあるキャラを試してみよう

などです。

 

実力に見合わない漠然とした目標、

例えば、”場を盛り上げよう”といったものはダメです。

必ず、具体的であり、実行可能な目標にします。

 

実力以上の事をやろうとするのは、

理想が高い状態になるのと同じなので、

結果的に弊害を生むことになります。

 

逆に、目標を低く設定すると、

比例して理想も下がるので、

落ち着いて現場に臨むことが出来るというわけです。

 
 

理想を下げるだけではダメ

 

もちろん、理想を下げただけで終わってはダメです。

もうモテなくていい・・・みたいな(笑)

それでは本末転倒ですからね。

 

理想を下げる目的は、あくまで、

承認欲求をコントロールし、

見栄や誤魔化しによる弊害を防ぐためです。

 

理想を適正範囲に収めつつ、

常に水面下で実力を向上させていく事で、

これまでマイナスギャップばかりだったものを

プラスギャップに転じさせていきましょう。

 

具体的には、例えばですが、

今まで ”背伸びしてちょっと不器用な感じ” と見られていたとすれば、

”謙虚だけど実は面白くて味があるキャラ”

といった具体に自分を変化させるという事です。

 

以上です。

 

参考:聞き上手の基本!一瞬で会話を心地よく感じさせる態度のコツを3つ

参考:自慢にならないように女性にアピールする会話テクニックと会話例